2023年2月24日
陽ざしが日に日に春らしくなってきました。卒業式の準備が本格化し、送別会なども増えてくる時期です。
ここ数年はコロナ禍により、大人数が集まる会の自粛や簡素化が続いていました。でも、2023年は多くの場で例年に近い形の会が催されることを耳にします。やはり最後のお別れは、お互いの顔を見て言葉をかけ合いたいですよね。
こうした場で挨拶やスピーチを頼まれ、何を話そうかといま悩んでいる方も多いかもしれません。
最近では、ビデオメッセージを求められることも増えています。スポーツチームの卒団式やクラブ・部活動の卒業生を送る会、もしくは退職する人の送別会などに、素人でもプロ並みの凝った動画をつくることができるようになりました。
かけがえのない時間を過ごした大切な人たちに贈る特別なメッセージに、あなたはどんな言葉を選びますか。
「気の利いた言葉を贈らなければ」と焦るほど、思いつかず途方にくれてしまう――そんなあなたにお話ししたいのは、やはり何より伝わるのは感謝の気持ちであるということです。
それは、送る人も送られる人も同じ。上下関係があっても、少しお付き合いに苦労した人でも、誰よりお世話になった方であればもちろん、一番伝わるのは心からの「ありがとう」です。
感謝の「謝」は、謝罪の意味ではありません。「謝」には「言葉を射る」、つまり「言葉を発する」という意味があります。
自分が感じたこと、心を動かされたことをそのまま素直に発するということが、感謝の本来の意味合いです。だからこそ、相手も心を動かされるのです。
心からの感謝を伝えたいと思えば、自然とこれまでのエピソードが思い出されるでしょう。そこにはきっと、笑顔や喜びの瞬間があるのではないでしょうか。
感謝の気持ちとともに、大切な人にぜひ贈っていただきたい絵本をご紹介します。
文屋より発売中の絵本『ちよにやちよに～愛のうた きみがよの旅』は、子どもはもちろん、大人も楽しめる絵本です。
「千代に八千代に」は、千年も、さらに幾千年も、という永遠の時を表す言葉です。
これから過ごす場所は変わっても、お互いいい人生を送りながら、ずっと変わらない関係を続けていきましょう――。そんなメッセージを託したいのなら、この絵本はプレゼントするのにぴったりです。
日本人は古くから、ご縁を大切にする文化を育んできました。
縁起という言葉がありますが、これは仏教の「因縁生起」を省略した言葉です。「因縁生起」とは、ものごとには発端（因）があり、時の経過とともに作用する環境（縁）によって、いまある姿（生起）となるということです。
この世にあるありとあらゆるものは、ご縁によって導かれているということ。だからこそ、いまあるこのご縁を永く大切にしていこうとする日本人の心。それが絵本『ちよにやちよに』のストーリーを通して、大切な人に伝えることができるメッセージです。
日本人であれば誰もが知っている国歌『君が代』の歌詞ですが、その由来や本当の意味はあまり知られていません。
日本には 1100年以上まえに つくられた
まごころを つなぐ 歌が ある
「わがきみは ちよにやちよに さざれいしの
いわおとなりて こけのむすまで」
国歌『君が代』は、もともと「きみがよは」ではなく「わがきみは」で歌い始められた平安時代の和歌でした。ただひとり、愛する人の長寿と幸せを願って詠まれたラブレターだったのです。
この歌が多くの人に愛され、日常的に歌われてきたからこそ、いまも私たちの身近にある歌となりました。絵本『ちよにやちよに』は、時を超えて歌い継がれてきたこの和歌の永い旅を描いています。
きみがよは よろこびの歌
毎日の くらしのなかで ほがらかに うたうと
感謝の こころが あふれてくるよ
お別れの会で絵本を開けば、ともに過ごした日々を思い出し、感謝の気持ちを分かち合うことができるでしょう。
博多の歴女・白駒 妃登美 (しらこま ひとみ）さんの情感にあふれた文に、日本画家・吉澤みかさんの美しさと暖かさに満ちた背景画が添えられたこの絵本は、きっと記憶に残る贈り物になります。
あなたの大切なご縁が、どうかずっと続きますように。
絵本『ちよにやちよに～愛のうたきみがよの旅』は下記からご購入いただけます。
【愛蔵版（ハードカバー）のご購入はこちらから】
文屋サイト https://bunya.shop-pro.jp/?pid=158809146
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【普及版（ソフトカバー）のご購入はこちらから】
文屋サイト https://bunya.shop-pro.jp/?pid=165076068
（※普及版は、別途10冊、100冊セットもございます。）
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【『ちよにやちよに』寄付本プロジェクト】
https://e-denen.net/kifubon-chiyoni/
