2022年2月17日

「末広がり」の将来を語り、それを実行する――オンライン通信講座「塚越寛さんに学ぶ年輪経営の極意」⑧

新型コロナウイルスが蔓延するなか、ここ数週間はオミクロン株による急激な感染拡大が続いています。

今回は、子どもの感染がもっとも深刻です。それでも「コロナが終わったら、あれをしよう、これをしよう」と、コロナ収束後の楽しみを話してくれるのも、子どもたちです。

ビジネスにおいても、不安や心配はつねにあります。でもそんなときこそ、将来の夢を語れるリーダーの存在は大きくなります。

「かんてんぱぱ」で知られる伊那食品工業は、60数年前は破綻寸前の小さな寒天メーカーでした。

ここに「社長代行」として任命された現在の最高顧問である塚越寛さんは、将来の夢を語り続け、いまでは日本中から愛される会社をつくりました。

文屋では、塚越寛さんの「年輪経営」に学ぶオンライン経営セミナーを配信しています。本日は講座テーマのひとつ、「末広がりの経営」について考えてみたいと思います。

まず、1枚の絵をご覧いただきましょう。

葛飾北斎画『福寿草と扇面』

末広がりの富士山が描かれた扇面、そしてまさにいま、2月に開花している春を告げる花・福寿草。めでたい尽くしの一枚です。

葛飾北斎は江戸時代に活躍し、文屋の所在する信州小布施で晩年を過ごした浮世絵師です。浮世絵は、江戸時代の娯楽のひとつでした。

人々の想像力を刺激し、ワクワクさせるような絵画。それは、自分の描く夢に社員たちを引き込むリーダーの語りと、どこか通じるものがあるような気がします。

インタビューをとおして、塚越寛さんは語ります。

末広がりの経営とは、夢をもてるということです。「何年後にはこうしよう」「何年後にはこうなるよな」という夢をつねに語り、それを実行していくと、社員との間に確実な信頼関係が築かれていくわけです。いま、私はどんなことでも有言実行しています。(塚越寛さん)

将来の夢を語り、社員たちとともに実行してきたこと。この有言実行に、塚越寛さんのリーダーシップの真髄があります。

オンラインセミナーでは、塚越寛さんのインタビュー映像を「人とホスピタリティ研究所」の高野登さんが読み解きます。

私の周りにいる「かんてんぱぱ」ファンは、定期的に製品を購入しています。通信販売でも購入できますが、ときには伊那まで車で出かける「何年もファンです」という人ばかり。社員たちが成長し、新しい製品がどんどん出てきて、その製品は世の中に受け入れられる。こういう正しい循環が起きているんです。(高野登さん)

「かんてんぱぱ」シリーズは、伊那食品工業が一般の消費者向けに製造販売している寒天製品群です。簡単に手づくりできるデザートから、毎日の食事で手軽に食物繊維が摂れる加工製品まで、知れば知るほど欲しくなる魅力にあふれたラインナップです。

かつては、和菓子の原料となる乾物でしかなかった寒天。大人から子どもにまで愛される寒天製品をつくることは、当時は夢のような話でした。

塚越寛さんは、十分な資金力がなくとも希望を持っていました。さまざまな工夫を凝らし、社員たちを鼓舞して有言実行したのです。

塚越さんはまず、誰より経営者である自身が熱意を持ちつづけ、社員を先導してきました。通勤中も化学の参考書を読んで研究に没頭し、みずから固形寒天も開発しています。

そして「かんてんぱぱ」という親しみやすいブランド名も、社員に明るく楽しい将来をイメージさせ、みずからその輪に飛び込んでもらうきかっけとなったはずです。

いま、ビジネスの世界には夢や希望が失われています。

塚越寛さんはインタビューのなかで、現在のデフレはいわゆる経済学上の需要・供給の不均衡ではなく、経営者たちの安売り競争の結果だと話します。

それに応え、高野登さんは情報拡散が安売り競争の連鎖を助長させ、さらなる「SNSデフレ」を起こしていると分析します。

夢を語れない、将来に希望を持てなくなった経営者たちがつくるデフレの悪循環。それが現在の経済不況の正体なのかもしれません。

いま、あなたは経営者としてどんな将来を描きますか。

塚越寛さんと「かんてんぱぱ」伊那食品工業のストーリーは、きっとそのことを問い直すきっかけになるでしょう。

【末広がりの年輪経営プロジェクト】
ビジネス・オンラインスクール「塚越寛さんに学ぶ年輪経営の極意」

◎1年間コース:

https://seminars.jp/seminars/6118

◎速習コース:

https://seminars.jp/school/user/schools/55/courses/319/payment_plans/918/specified_members/new

塚越寛さんが「働くすべての人に読んでほしい」と推薦くださる絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』もぜひご覧ください。

文屋サイト https://www.e-denen.net/cms_kifubon
Amazon https://amzn.to/2UYJJBs

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