2022年1月13日

「かんてんぱぱ」伊那食品工業の塚越寛さんが推薦する絵本――『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』

新しい年が明けましたが、新型コロナウイルス蔓延による経済の停滞は続いています。

いま、行くべき道に迷いをもつ経営者のみなさまも多いことでしょう。

コロナ騒動以前から、これまでの価値観では企業が立ち行かなくなっている、と感じられる方もいらっしゃるはずです。

経営において、これから何を目指していけばいいのか――。

「かんてんぱぱ」で知られる伊那食品工業の最高顧問、塚越寛さんは、その道筋のひとつとして「人と社会の幸せ」を掲げています。

塚越寛さんはこのたび、文屋より発売中の絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』[白駒妃登美(しらこま ひとみ)著]をご推薦くださいました。

国歌『君が代』の起源は、平安時代に生きたある人物が愛する人に寄せた和歌のラブレターでした。

多くの人が、『君が代』の「君」とは、天皇陛下のことだと思っていることでしょう。しかし、1100年以上前に詠(よ)まれたこの和歌のなかで、「君」は一番大切な人のことを表現しています。

そのたったひとりの長寿と幸せを願う歌が、国歌『君が代』の本歌でした。その願いは、どれほど続くものであったのでしょうか。

「ちよにやちよに」――千年も、幾千年も。

「さざれいしの いわおとなりて こけのむすまで」――小さな石が、大きな岩に成長し、その上にたくさんの苔が生えるようになるまで、ずっとずっと。

果てしなく続く「愛の歌」として歌い継がれ、ついには国歌となった『君が代』は、他の多くの国歌のように自国の繁栄を歌うものではありません。

大自然のありように学び、すべての人やものごとを利他の愛であたたかく包みこむ地球賛歌なのです。

近年、私たちを取り巻く環境はVUCA(Volatility:変動性、Uncertainty:不確実性、Complexity:複雑性、Ambiguity:曖昧性の頭文字)という言葉に象徴されています。

経営という側面でいえば、「いかに生産性を上げるか」「コストを下げるか」のような軸では、ものごとが判断できなくなってしまったのです。

いま、経営者としていかに生きるか、いかに会社をつくっていくのか。他人が決めた評価軸ではなく、自分自身が強く信じ続けられるものを見つけなければなりません。

絵本『ちよにやちよに』を開いたならば、そこで描かれる世界のなかで、人生と経営の真髄に触れることができるでしょう。

独自の経営理念で伊那食品工業を60年以上にわたって導き、ビジネス界で確固たる評価と実績をもつ塚越寛さんが絵本に寄せてくださったのは、この推薦文です。

「経営の真髄は、社員の幸せの最大化にあります。
本歌に込められた千代に八千代にとの祈りのような「利他の愛」を、
社員ひとりひとりに対して抱くことができたなら、
きっと新しい経営の世界が開けることでしょう。
100年企業、200年企業を目指す貴方にオススメいたします。」


塚越寛さんは、経営において売上や利益の向上は手段であり、「幸せになること」こそが目的であると断言しています。

これこそが、塚越さんが信じ続けてきたものです。そして60年以上にわたってぶれずに伊那食品工業を導き、「かんてんぱぱ」ブランドによって日本中にファンをもつ会社を築き上げました。

昨年12月、絵本『ちよにやちよに』の著者である白駒妃登美さんと対談した塚越寛さんは、絵本で描かれる真心に触れ、ご自身の経営との共通点を見出されました。

年輪のように末広がりに永続する企業を目指す塚越寛さんは、そのことを「苔むす会社でありたい」と表現しています。

国歌『君が代』の一節にもある「こけのむすまで」。経営者のみなさまにとって、「苔むす会社」、100年企業、200年企業とはどのようなものなのか。絵本『ちよにやちよに』をとおして、考えてみませんか。

文屋は昨年12月に、絵本『ちよにやちよに』の【普及版】(定価550円)を発売いたしました。

【普及版】は、既刊本(定価1,650円)の約1/3のお値段でお求めいただけます。10冊以上をご購入くださる場合、冊数の10%分(10冊なら1冊、100冊なら10冊)を上乗せする大盛り特典もございます。

社員全員への配布もおすすめです。新しい年に新たな方向性を見出したいとお考えの経営者のみなさま、ぜひご検討ください。

今年は塚越寛さんと白駒妃登美さんの対談会も予定しています。ぜひお楽しみにお待ちください。


【普及版(ソフトカバー)のご購入はこちらから】
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