2022年1月6日
いよいよ、令和四年がスタートしました。
昨年、コロナ禍により1年遅れで開催された東京オリンピック・パラリンピック。まだ記憶に新しいところですが、早くも来月から冬季オリンピック・パラリンピックが北京で開催されます。
世界規模の大会で日本の選手が優勝したとき、厳かに流される国歌『君が代』。この冬もたくさん聴けるといいですね。
この『君が代』の意味を、子どもたちと一緒に考えられる絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』は、文屋より好評発売中です。
日本の国歌『君が代』は、天皇の御代を称える歌としてつくられたと考えている人が多いと思いますが、じつは違います。
この歌の起源は、はるか1100年以上も前。平安時代に、いまでは名も残らないある人物が、愛する人の長寿と幸せを願って詠(よ)んだ和歌でした。
あなたの幸せが、いつまでもいつまでも続いてほしい、と。
この無償の愛の歌が永く歌い継がれるうち、ただひとりの相手を想う歌から多くの人々の幸せを願う歌となり、やがて私たちの国の歌となったのです。
「きみがよは 愛の歌
澄んだこえで しずかに うたうと こころが ひとつになるよ」
絵本『ちよにやちよに』は、国歌『君が代』の本来の意味を、優しく温かい言葉で大人にも子どもにもわかりやすく伝えています。
地球を照らす太陽のように、世界を優しい光で包み込むことができる日本の「和」の心を、絵本を通して私たちに実感させてくれるのです。
太陽の光は、地球をあまねく照らします。「あまねく」とは、何ひとつ残さず、すべてのものに等しく、という意味。
絵本『ちよにやちよに』のなかで描かれる「きみがよ」のストーリーは、日本人が古来持ち続けてきた、この世のすべての命を慈しむ心を表現しています。
この心はいま、さまざまな不安にうごめく世界を救う力となるのではないでしょうか。
元号「令和」の考案者といわれる国文学者の中西進先生は、絵本『ちよにやちよに』にこのような推薦文を寄せてくださいました。
「君が代は広く人びとが愛誦して来た 長寿の雅歌であり
万葉集からの伝統を継ぐ まさに真珠のごとき愛の歌を
日本人は宝としつづけるのである」
「真珠のごとき愛の歌」をとおして、受け継がれてきた日本人の「和」心。令和のいま、一人ひとりがその意味をしっかりと受け止め、世界に向けて発信すれば、地球規模で未来を変えることができるはずです。
鍵を握っているのは、未来を生きる子どもたちでしょう。『ちよにやちよに』制作チームは、ひとりでも多くの子どもたちにこの絵本を届けるために、2つの方法を実践しています。
ひとつは、寄付本プロジェクト。昨年の7月に絵本『ちよにやちよに』を出版後、半年あまりですでに2,500冊を超える寄付本のご支援をいただきました。
そして現在は、全国の小中学校、高校、そして大学図書館と公共図書館に、この本を贈るためのご寄付を募っています。
もうひとつの方法は、昨年末の普及版の発売です。たくさんの子どもたちへのプレゼントとしておまとめ買いができるよう、既刊本【定価1,650円】の1/3の価格【定価550円】を実現しました。
普及版はソフトカバーのつくりですが、絵本の内容はもちろん、その美しさと品格は既刊本と変わりありません。これから迎える卒業、そして入学のシーズンに、最適なプレゼントとなるでしょう。
入学式や卒業式で、国歌『君が代』を斉唱する学校は少なくありません。ところが残念ながら、教育の現場で「歌わせる」「歌わせられる」といった否定的なイメージを持っている人も多いようです。。
国歌『君が代』が愛の歌であり、世界中の人々の幸せを願う歌だと知ることができたなら、先生も生徒たちも誇りをもって歌えることでしょう。
これから卒業や入学を控えている子どもたちに、未来を拓く勇気が湧いてくるこの絵本をぜひプレゼントとして贈りませんか。
【普及版】は10冊以上をご購入くださる場合、冊数の10%分(10冊なら1冊、100冊なら10冊)を上乗せして、お届けいたします。
母校や近隣の学校などにプレゼントしたい、とお考えの方にはぜひおすすめです。
この冬から春にかけて、絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』のページがひとりでも多くのみなさまの手によって開かれることを、文屋は心から願っています。
【普及版(ソフトカバー)のご購入はこちらから】
文屋サイト https://bunya.shop-pro.jp/?pid=165076068
Amazon https://amzn.to/3Eqfs0j
【既刊本(ハードカバー)のご購入、寄付本プロジェクトのご参加は、こちらから】
文屋サイト https://e-denen.net/kifubon-chiyoni/
Amazon https://amzn.to/2UYJJBs