2021年7月1日
絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』のまもなくの出版に先立ち、文屋は下記のとおり、白駒妃登美さんの出版記念講演会を開催いたします。
【絵本『ちよにやちよに ~愛のうた きみがよの旅』に込めた私たちの祈り】
日時:2021年7月4日(日)10時~11時30分
会場:国際文化会館(東京都港区六本木)
定員:20人
※ZOOMを利用したオンライン参加も可能(定員250人)
司会を務める山本ミッシェールさんは、NHK Worldキャスター・リポーター、バイリンガルMCとして活躍中で、この絵本の英訳者でもあります。
また作画を担当した日本画家の吉澤みかさんも出演し、制作に込めた想いを語ります。
博多の歴女・白駒妃登美さんが「この本を遺すために私は生まれてきた」とまで語る、絵本に込められた祈りとは、いったいどのようなものなのでしょうか。
この講演会は、文屋サイトから絵本の購入予約をされた方、もしくは寄付本プロジェクトにご協力くださった方を無料でご招待するものです。
絵本を購入されるみなさまには、もうひとつ素敵なお知らせがあります。
白駒妃登美さんと山本ミッシェールさんは、それぞれ日本語と英語で、絵本『ちよにやちよに ~愛のうた きみがよの旅』を朗読する動画を撮影いたしました。絵本の巻末に、この朗読動画が見られるQRコードがついています。
子どもたちは保育園や幼稚園、もしくは小学校などで初めて、国歌『君が代(きみがよ)』を学びます。この絵本に触れることで、子どもたちにとって『君が代』の意味は、大きく変わってくるはずです。
朗読動画を活用し、保育園や幼稚園、小学校で絵本を教材として使うこともおすすめします。白駒妃登美さんが日本語で、山本ミッシェールさんが英語で優しく朗読する『君が代』のこころは、原画の画像や音楽とともに、和やかで美しい世界観をつくりあげています。
ぜひ、ご期待ください。
きみがよは ちよにやちよに さざれいしの
いは(わ)ほ(お)となりて こけのむすまで
幼い子どもたちはこの歌に出会うとき、どのような印象をもつのでしょう。
おそらくその意味は、この歌のことを教え伝える親や先生たちから大きく影響を受けるのではないでしょうか。
白駒妃登美さんがこの絵本をつくるきっかけとなったのは、学校教育の場に講演に招かれたときに聴いたこんな声でした。
「今日から君が代を、誇りを持って歌います」と話す子どもたち、そして「『君が代』の意味を、もっと早く知りたかった」と語る大人たちの声です。
白駒さんが語る『君が代』の物語は、まっさらな気持ちで聴く子どもたちのこころを大きく開き、親や先生たちがもっていたこの歌に対する感情を強く揺さぶるものです。
国歌『君が代』の本歌となる和歌は、いまから1100年以上前の平安時代に詠(よ)まれました。
平安時代はいまとは違い、貴族の男女が簡単に会うことができませんでした。そこで「五・七・五・七・七」の和歌を詠み、ラブレターとして想いを伝えあう風習が生まれたのです。
国歌『君が代』のもとの歌も、こうして詠まれたラブレターでした。
たいせつな あなた
あなたの いのちが いつまでも いつまでも
永く つづきますように
あなたが、ずっと しあわせで ありますように
深い愛を語ったラブレターは、きっと贈られた相手のこころをぎゅっと掴んだことでしょう。
この短い歌に込められる深い愛のことばが、平安時代からときをへていま、私たちの国の歌になっているのです。
最初の和歌では「きみがよ」は、「わがきみ」と詠まれていました。愛しく想う相手のことです。誰を「きみ」とするかは、読む人の自由なのです。
子どもたちの「愛しく想うこころ」を大切に育む絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』は、まもなく7月9日の発売です。
ぜひ、保育園や幼稚園、学校などの教育の場でご活用ください。
この絵本を、福島県を中心とする子ども関連施設や、世界各国の駐日外国公館、そして世界中の日本人学校へと贈る寄付本プロジェクトを展開しています。
寄付本プロジェクトの詳細については、こちらからどうぞ。
↓
https://e-denen.net/kifubon-chiyoni/
「頑張らない」英語学習法をすすめる「イングリッシュ・ドクター」西澤ロイさんが、白駒妃登美さんへのインタビュー動画をアップされました。絵本『ちよにやちよに』に込められた想いを語り合うおふたりの対話を、ぜひご覧ください。