2024年5月16日

平和の原点は一人ひとりの心の平穏の中に――プレム・ラワットさんのメッセージを日本中の子どもたちへ

――苦しみを感じるのは、自分のことをよく知らないからです。
多くの人が、自分とは何者かを知りません。
(『Pot with the Hole~穴のあいた桶』プレム・ラワット著(文屋)より)

VUCA(ブーカ)といわれる予測不可能な時代、将来に不安を抱えることで、ますます「今」が生きづらくなっています。「先が見通せたらもっと楽になれるのに」――こうした気持ちで日々を悶々と過ごす人も少なくないでしょう。

V(Volatility:変動性)、U(Uncertainty:不確実性)、C(Complexity:複雑性)、A(Ambiguity:曖昧性)の頭文字を取った造語

日常的に悩みを抱えると、人は周囲の環境にばかり目が向きがちです。しかし往々にして、尽きない不安の原点は自分自身にあります。

すべてはあなたの中にある――。

世界中の人々がその声に耳を傾ける、生まれながらの講演家・プレム・ラワットさんは、地球レベルの不調和も一人ひとりの心のあり方から始まると考えています。

文屋はラワットさんとの出会いから10年となる2024年、最新刊『自分の中の声を聞く ~さわがしいこの世界で平和を見つけるために~(仮題)』の制作を中心に、そのメッセージを国内外に広く伝えるプロジェクトを展開しています。

プレム・ラワットさんが考えるボトムアップ型の平和の実現とは

多くの人は平和を望みます。身の周りで争いが起こらず、穏やかであってほしいと。叶わなければその環境を憂い、早くその争いがなくなることを願うでしょう。

しかしプレム・ラワットさんは「平和は一人ひとりの心の中に、生まれながらにあるもの」と語っています。

すべては自分の心のあり方から始まるということです。

いま自分の心と向き合ったときに見えてくるのは、葛藤なのか、それとも平穏なのか。そのことが社会の中の人間関係に影響し、ひいては世界の国家間の関係性にまでも影響を及ぼします。

私たちが真に平和の望むのであれば、その実現は誰かにゆだねることではありません。自分自身の心と向き合い、そこに平穏を見出すことがすべてのスタートになります。

自分を知ることは、「ありのまま」を受け止めること

混沌とした毎日の中で自分と向き合えば、そこには苦しみや葛藤しか見えないかもしれません。それでもラワットさんは、すべてを「ありのまま」に受け止めることの大切さを伝えています。


プレム・ラワットさんの講演動画“Just as you are” 「ありのままに」(Prem Rawat 公式サイトより【日本語訳付】)


自分自身をありのままに見ることです
自分が抱える問題というレンズや覆いを通してではなく――


自分の内なる声に耳を傾けることが自分にとっての本当の心地よさにつながり、心に平穏をもたらします。

他人のものさしで自分を測ることをやめ、自分のなかで起こっていることをすべて「ありのまま」に受け止めれば、あなた自身が誰よりもあなたの味方になれるからです。

いまあなたに訪れては去っていく呼吸、その一つひとつに深い意識を向ければ、本来のあなたがきっと見えてきます。

あなたが本当の自分を知ることで、おのずと周囲に見える景色を変わって見えてくるでしょう。

プレム・ラワットさんのメッセージを日本中の子どもたちへ――文屋の寄付本プロジェクト

インド北部に生まれ、4歳のときから「心の平和のメッセージ」を聴衆の前で語りはじめたラワットさんは、それから60年以上にわたり世界中に招かれて講演を続けてきました。

ラワットさんが母国から世界へと飛び立ったのは、まだ13歳のころ。そのときヨーロッパやアメリカを経て日本にも訪れたラワットさんは、いまも親日感情を強くもっています。

和を尊び、命を慈しむ日本古来の文化に共感するものがあったのかもしれません。

そして2015年、この日本でラワットさんの初の著書『Pot with the Hole 穴のあいた桶』が文屋から出版されました。

本書はすでに22カ国で翻訳出版され、世界へと発信を続けています。しかしそれだけでなく、文屋がその存在意義を強く認識する大切なプロジェクトの起点ともなりました。

それが「寄付本プロジェクト」です。

きっかけとなったのは、『Pot with the Hole』を読んだある読者の方からいただいた一通のお便りでした。

ラワットさんの素晴らしいメッセージを、日本中、世界中に広げたい。文屋に送金して買った本を、全国でたいへんな想いで暮らしている人たちに、寄付してください」

文屋の想いにここまで共感してくださった読者の方の想いに触れ、文屋は「寄付本プロジェクト」を始めました。そして本書を皮切りにこれまで出版してきた絵本など15,000冊以上の本を、国内外の子どもたちにとどけています。

文屋ではラワットさんの最新刊『自分の中の声を聞く(仮題)』の予約とともに、寄付本プロジェクトも開始しました。もしあなたも共感してくださるならば、ぜひ下記より詳細をご覧ください。

日々のわずらわしさ、騒音から自由になるために、自分自身の内なる声に耳をかたむけ、ありのままの自分を受け入れること。

ラワットさんの最新のメッセージが詰まった書籍『自分の中の声を聞く(仮題)』の出版は今年秋です。あなたに、そして多くの方に本書を届け、ボトムアップの平和が実現できるよう、今後も発信を続けてまいります。

書籍『自分の中の声を聞く ~さわがしいこの世界で平和を見つけるために~(仮題)』
ご予約はこちら↓
https://bunya.shop-pro.jp/?pid=178962887

寄付本プロジェクトはこちら↓

プレム・ラワット×文屋 『自分の中の声を聞く ~ さわがしいこの世界で平和を見つけるために』 寄付本プロジェクト

ラワットさんのこころの平和のメッセージを贈る 一万冊寄付本プロジェクト これから100年の未来を生きる 無限の可能性を秘めた子どもたちへ 贈りませんか? 「『王様とネ…


【出版記念講演会&祝賀ティーパーティー開催決定!】

開催日:2024年(令和6年)10月19日(土)

時間:13時(12時15分受付開始)~16時30分
◎出版記念講演会 13時~14時30分(質疑応答を含め1時間30分間)
◎祝賀ティーパーティー 15時~16時30分(1時間30分間)

会場:京都パルスプラザ 稲盛ホール

詳細&お申し込みはこちら↓
https://e-denen.net/premrawat-kyoto2024/

文屋だより 登録はこちら
PAGE TOP