国宝の燕子花と庭園のカキツバタ
5月中旬、東京は南青山の根津美術館にて、「KORIN展」を鑑賞できました。
http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/past2012_n03.html
同展のメインは、国宝の指定を受ける尾形光琳の「燕子花図屏風」と、メトロポリタン美術館所蔵の「八橋図屏風」との邂逅です。3.11の影響もあって、1年遅れでの開催となったこの展覧会。大勢の来館者に交じって、いろいろな思いをめぐらせました。
根津美術館は、収蔵品や展示内容のすばらしさもさることながら、雄大なスケールの庭園も大きな魅力です。
館の方によると、華の盛りを少しだけ過ぎてしまったとのことでしたが、庭園に咲き誇るカキツバタは、充分に美観を楽しませてくれました。
同展の図録表紙にも、『燕子花図屏風』と『八橋図屏風』が並んで掲げられています。
なお図録のデザインディレクションを、文屋の書籍を何冊か装丁しております奥田が手がけました。
機会がありましたら、お手に取ってご覧ください。