菓匠Shimizuさんにて文屋座の打ち合わせをしました。

5月1日(日)午後、車で高速道を飛ばして1時間半、伊那市の菓匠Shimizuさんへ。
http://www.kasho-shimizu.com/newshop.html
午後4時、新刊のビジネス詩集『考えてみる』の著者・大久保寛司さんと合流して、2階の喫茶室ポンデザールで、シェフパティシエの清水慎一さんと打ち合わせをしました。
テーマは、5月13日(金)午後、東京/お茶の水の明治大学で開く「第1回文屋座セミナー」の打ち合わせと、大久保さんによる清水さんへの講演の個人レッスンでした。
http://www.e-denen.net/index.php/bunyaza
文屋座は、午後の5時間、数十人の参加者といっしょに、大久保さん、清水さん、そして高野登さんが語り合います。
まだお席にゆとりがあります(10数席ですが)。どうぞお申し込みください。
大久保さんのご提案で、急きょ、スペシャルゲストが決まりました。
ドリーム工房のはせがわファミリーのみなさんです。長谷川祐希さんの朗読が楽しみです。
http://www.dream-hasegawa.com/
【写真下】ドリーム工房さんのサイトより。

【写真下】大久保さんから、講演原稿の用意の仕方について特別講義を受ける清水さんです。IBMにお勤めの40代のころから、厳しい修練を積んでこられた大久保さんのお話の魅力と、場づくり=ファシリテーションのお力は、多くのみなさんが知り、認めるところです。
当代一のファシリテーター大久保さんが、「今まで2人目です」という個人レッスンの現場に居合わせる幸運に恵まれました。私以上に、ご指導を受けた清水さんは、幸せ者ですね。
「結論に至る背景を、具体的な事例を挙げて語ること。成功例もだいじだが、失敗や苦心談は、参加者の共感を呼ぶ」
「断定的な主張をすることもあるが、他の人の言葉を紹介しながら、自分の思いをお伝えすることもできる。『・・・かもしれませんね』くらいにとどめておくことで、聞いている人に考えている抱く余地を残すこともある」
「厳しいことと、ユーモラスなことを織り交ぜる。人の心は、ふわっとゆるんで大きくなったときにしか、他人の言葉は入ってこないものです」
「言いたいことのまとまりを作り、順番をあれこれと入れ替えながら決め、個々の言葉を洗練していく。時間内に収まるように、思い切ってあるエピソードは削除することもある。これを繰り返して、一つの講演の原稿を用意する」
「自分の講演の録音を何回も聞いて、次回への課題を検討する。その繰り返しの中から、話すことの修練を続けること」
以上は私の取材メモからの抜粋で、文責は私にあります。メモ全体の1割程度です。


このあと、お店の業務終了後に集まったスタッフのみなさんを前に、大久保さんが、コミュニケーションについて、1時間の特別講義をしてくださいました。
教材は、ご著書の『考えてみる』。
http://www.e-denen.net/index.php/kangaete
「これは、読んで、考える本です」
「著者の私自身が、毎日読んでいます。できていない自分に気づいて、落ち込むこともしばしばです。私自身への戒めのために書いた本です」
「表紙が緑色の布地です。現代版のお経みたいですね」
夕食会が終えたのは11時半でした。大久保さんは、車を運転して岐阜県のご自宅へ。ご帰宅は、たぶん午前2時をまわっていたことでしょう。お疲れ様でした。
清水さん、夕食とお土産、ごちそうさまでした。