「死ぬまでに行ってみたい世界の図書館15」 まちとしょテラソが世界6位に

文屋の最新刊『はなぼん 〜わくわく演出マネジメント』の著者・ 花井裕一郎さんが館長として活躍した、信州小布施の図書館「まちとしょテラソ」。
とてもうれしいニュースが届きました。
「死ぬまでに行ってみたい世界の図書館15」で、まちとしょテラソが世界6位に決まりました。
キーワードは「世界」と「百年」。『はなぼん』出版記念の文屋座、祝祭の時空に遊びました。

2013年1月17日、小布施町立図書館「まちとしょテラソ」の前館長・花井裕一郎さんのご著書『はなぼん わくわく演出マネジメント』
の出版を祝う文屋座を、地元小布施で開催いたしました。
地元小布施や周辺市町村をはじめ、遠くは東京や岡山、博多からもご参加をいただき、総勢100人を超える方々にお見守りをいただいて
賑やかな幕開けとなりました。
会場をご提供くださったのは、花井さんが小布施移住を決意されるにあたり、大きな影響を及ぼしていらっしゃる小布施堂さんです。
約10年前、東京の大手メディアで映像演出家として活躍されていた花井さんは、小布施堂の市村次夫社長や市村良三副社長(当時)をはじめ、同社の方々の生き方、考え方、働き方に魅せられて、全国47都道府県を旅された中で唯一、「ここに住みたい!」と思われた場所、小布施へ、ご一家で越してこられたのです。
一時は小布施堂の文化事業部長を務められた花井さん。市村社長から、まちづくり、文化醸成のあり方を学ばれ、「理想の小布施人」像をその中に見つけた経緯を礎に、今日まで暮らしてこられました。
そんな来し方を振り返りながら、「まちとしょテラソ」立ち上げから運営まで、全力投球された5年間のエピソードを惜しみなく披露してくださった花井さん。
講演会後半は、『わもん 聞けば叶う』のご著者で、小布施親善大使の「聞く匠」、やぶちゃんこと薮原秀樹さんの司会進行により、小布施における花井さんの「師」のお一人、市村次夫社長との対談でさらにお話が広がりました。
写真下)語り合う(左から)市村さん、花井さん、薮原さん

花井さん、市村さんのお話を伺っていて浮かんだキーワードは二つです。「世界」と「百年」。
「世界」は、小布施という場に軸足の一つを置きながら、目線は世界へ、そしてもう一つの軸足も全国・世界へ自在に置いて活動していきたいという思いです。
また「世界」には、井の中の蛙に甘んじることなく、考え方や暮らしぶり、生み出すものごとの品質で世界標準を意識することです。
「百年」とは、ものごとを考えるときに、百年さらには千年という長いものさしを念頭におくことです。当面の成果に心を配りつつも、短期的な視点にとらわれることなく、「杉の苗を植えて育てるような」(二宮尊徳翁)長い視座を、つねに持ち続けることの大切さと決意を感じました。
写真下)小布施堂本店で開いた、第二部のお祝いの会。小布施町副町長の小西勝さんが、お祝いの言葉をくださいました(このあと小西さんは、翌朝の人間ドック、胃カメラに備えて、乾杯前にご帰宅。恐縮です(^▽^))

文屋座第二部は、小布施堂本店で「お祝いの宴」を開催。
花井さんとゆかりの深いゲストの方々が100人近くもご参集くださり、おいしいお料理に舌鼓を打ちながら、祝福と喜びと希望のムードに包まれました。
小布施の最大の資源は人であり、人の魅力は外との交流によってもたらされる。
北斎が130年前の小布施に新たな文化の風を吹き込み、現在の小布施に大きな遺産をのこしてくれたように、今を生きる私たち小布施人は、来訪者の一人ひとりを「いま北斎」と見立て、その交流から文化的な刺激を吸収し、日々の暮らしに生かしていこう。「美日常」を磨いていこう。そんなまちづくりのあり方を提言するのが、「客人(まれびと)みな北斎論」です。
花井裕一郎さんの存在は、まさしく小布施にとって「いま北斎」と言えるでしょう。
小布施の生活文化の未来にたくさんの示唆をくださる、花井さんという「いま北斎」との出会いを、私たち小布施人はいかに受けとめ、何をどう吸収し、日常を磨く力にすることができるのか。花井さんが図書館長として5年の任期を終えられ、次なるステージへ向かおうとされている今、私たちは真剣に考え、行動すべき段階を迎えているのではないでしょうか。
日々をワクワクと楽しく暮らしながら、100年後の小布施人たちに何を遺せるのか。花井さんの、躊躇のない前のめりな生き方が、たくさんのヒントを示してくれているはずです。
一人ひとりが、自身の分際の中で、できることを精一杯やっていきたいと思います。
二つの流れの合わさりが生んだ絵本『こころのはなのさくところ』

二つの流れの合わさりが生んだ絵本『こころのはなのさくところ』
障がい者も輝いて働く「匠カフェ」を題材にした絵本『こころのはなのさくところ』は、昨年11月の発刊以来、おかげさまで静かに読者層を広げております。
思えばこの絵本の誕生は、「偶然という名の必然」の成果でした。大きなお力によって、太い二つの流れが合わさって、もたらされた贈り物のように思います。

写真上)絵本『こころのはなのさくところ』へのご縁結び・・・大久保寛司さん。

写真上)「匠カフェ」そして絵本『こころのはなのさくところ』の産みの親・・・渡邉幸義さん(アイエスエフネットグループのホームページより転載)
大久保寛司さん・高野登さんのご紹介から
一つの流れは、アイエスエフネットグループの代表・渡邉幸義さんとの出会いです。グループの中核企業・株式会社アイエスエフネットは、国内に19、海外に7つの拠点を持ち、グループ全体で2,000人を超える雇用を生んでいます。ちなみに、同社よりも1年早い1999年創業の、わが文屋の従業員は妻とわたしの二人です(^^ゞ
渡邉さんをご紹介くださったのは、文屋の「広報応援部長」の重責をお引き受けくださっている、「人と経営研究所」所長の大久保寛司さんです。大久保さんは2011年に、ビジネス詩集『考えてみる』を文屋から出版してくださいました。また、川越胃腸病院院長の望月智行先生のご著書『いのち輝くホスピタリティ 〜医療は究極のサービス業』では、ホテル・リッツ・カールトンの日本支社長でいらした高野登さん(現・人とホスピタリティ研究所代表)とごいっしょに、望月先生との鼎談を掲載してくださいました。
大久保さんと高野さんは、渡邉さんに文屋をご紹介くださり、2012年7月9日(月)10時に、東京・青山の本社にわたしが初めて訪問いたしました。渡邉社長、専務の加藤寛さん、広報戦略本部の勝村明子さんと4人の面談は60分ほど。その間に、今回の絵本の構想がきまり、動き出しました。発刊まで正味4か月、120日間という、文屋史上まれに見るスピード出版になった背景には、渡邉さんが率いる同グループの「

写真上)2012年7月の東京国際ブックフェア 文屋ブース。

本書を紹介して「障がい者も輝いて働く匠カフェを題材にした絵本」と書きましたが、絵本の本文には、「障がい」という言葉は出てきません。「ちがい」という表現は使われています。差別も仲間割れもいじめもひがみや嫉妬も、すべての大元には、「違いへのほのかな違和感」があります。のじまさんは、「ちがい」という言葉を選んで構想段階の意識を集中させることで、いわゆる健常者の世界にもたくさんあふれている「違い」の端を発する人間関係に光を当て、どんな人間関係に悩む人にも共感をしていただける書物を生み出してくださいました。
本書はのじまさんの初めての絵本です。イタリア・ボローニャの国際絵本コンクールにも出展して挑んでいるのじまさんのこれからが、とても楽しみです。
「コラボ絵本」という出版のあり方を見つける
渡邉さんのアイエスエフネットグループとの絵本づくりをする過程で、新しい出版のあり方と出会いました。「コラボ絵本」です。文屋と文屋が共感する企業や団体・個人・地域が協働で制作する絵本です。「共感する」とは、その活動の理念・大義が「公(おおやけ)」に貢献できると感じることです。その共感を絵本にすることで、子どもや保護者、教育者のみなさんに、広く末永くお伝えすることができます。
同様のコラボ絵本は、同グループとの間で、少なくても1冊は、2013年のうちに出版になります。また、年内に2冊は、ほかの企業・団体との間で出版が実現します。文屋の事業活動の柱として、大切に育てて参ります。
公への貢献がコラボ絵本の本質ですから、共感共鳴する方は、自然に増えていくはずです。2012年12月30日、信濃毎日新聞(長野県の新聞。約45万部)読書欄に、この絵本を紹介する記事を掲載していただきました。文化部次長で記者の長門均さんの、共感と愛情あふれる記事をご覧ください。
http://www.e-denen.net/index.php/kokoro
絵本『こころのはなのさくところ』が、家庭に職場に、幼稚園や保育園、小中学校にも置かれて愛読されることを、願っております。

絵本『こころのはなのさくところ』の作者のじまひさこさんは、絵本の制作過程で、「たくみん・ゆめみん」というキャラクターを創造しました。「たくみん・ゆめみん」は、障がい者雇用をはじめ、いわゆる就労弱者の雇用創造事業を象徴するキャラクターとして、アイエスエフネットグループが活用していく予定です。
「たくみんとゆめみん」はともに、星の国の妖精です。
「たくみん」は北国育ち・内向的性格・恥ずかしがり屋・料理が上手・作るのが大好き・インドア派・アイテム:星(やわらかい)。
「ゆめみん」は南国育ち・明るい性格・おっちょこちょい・歌が上手・食べるのが大好き
アウトドア派・アイテム:ハート(やわらかい)。
文屋では、絵本『こころのはなのさくところ』の出版を記念して、2つのポストカードを作りました。非売品で、文屋からの直送の場合のみ、絵本1冊に1枚、もれなくプレゼントしています。
この絵本を文屋と協働制作してくださったアイエスエフネットグループ代表・渡邉幸義さんの夢は、たくみんの着ぐるみを着て舞台に立つことです。「未来ノート」で何でも叶えてきた方ですから、きっと近いうちに実現されることでしょう。
そのときは、写真をこのブログに掲載しますね。きっとお似合いです。お楽しみに。
障がい者も輝いて働く「匠カフェ」が絵本になりました。

このたび文屋は、絵本『こころのはなのさくところ』を発刊いたしました。障がい者も輝いて働く「匠カフェ」を題材にした初めての絵本です。
この絵本の出版は、渡邉幸義様が代表をお務めのアイエスエフネットグループ様の制作協力をいただいて、文屋との協働で実現いたしました。
本書の舞台は、同グループが運営している「匠カフェ」です。
匠カフェは、障がいを持つ人が接客や調理を行い、主役として輝いて働くことができるカフェとして、2011年3月、福島市に1号店が誕生しました。
2012年7月には安城市(愛知県)に2号店、同年11月には港区青山(東京都)に3号店がオープンしました。
連日たくさんのみなさまにご来店いただいております。
渡邉さんが率いるアイエスエフネットグループは、障がい者雇用の創造を進めるために、国内で100店舗、アジアをはじめ世界で300店舗の匠カフェの運営を目指していらっしゃいます。
上の写真は、福島市の匠カフェで働くみなさんです。「おいしかったよ。また来るね」と言っていただき、お客さまのお役に立っている自分。「働ける」それだけで幸せ、というあふれるような気持ちが、伝わってきます。

上の写真は、愛知県安城市にオープンした2号店「ポンテカフェ」です。すてきな洋館の1階と2階です。地元の特別支援学校の校長先生や保護者、生徒のみなさんの熱い招致運動に、渡邉さんをはじめ同グループのみなさんが共感した成果です。

上の写真は、福島市の匠カフェを、妻と訪れたときの記念です。ウェルカムボードを、みんなで手作りして、歓迎していただきました。
匠カフェのことを広く知っていただき、障がいのある方もない方も、共に支え合って生きる、心豊かな社会が実現するように、との願いを込めまして、この絵本は作られました。
匠カフェについて、くわしくは、本書巻末のメッセージ「『匠カフェ』に込めた想い 誕生、そして未来へ」と、ホームページをご覧ください。
http://www.isfnet-harmony.co.jp/takumi/
本書が広く末永く愛読され、読み継がれてゆくことを願っております。
ホスピタリティの高野登さんが『はなぼん』の花井裕一郎さんに応援メッセージをくださいました。

ホテル「リッツ・カールトン」を経て、人とホスピタリティ研究所代表の高野登さんが、Facebookにて、花井裕一郎さんの新刊『はなぼん 〜わくわく演出マネジメント』にメッセージをお寄せくださいました。
高野さんと花井さんは、数年前からのお知り合いですが、本書の出版を契機に、文屋と文屋座などを舞台に、さらに親交が深まることと思います。
以下、高野さんからのメッセージです。
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『はなぼん 〜わくわく演出マネジメント〜』
小布施の出版社、文屋からは時々面白いタイトルの本が出る。
この本もそのひとつ。著者は花井裕一郎さん。花井さんの本だから『はなぼん』。つまりタイトルにしたくなる程の魅力が彼にはある。
フジテレビ、NHK、TBS、日テレなどで数々のヒット番組を演出して来た都会派敏腕プロデューサーが、長野で一番ちいさな町、小布施に引き寄せられたわけとは。
この本には小布施に惹かれ、「今北斎になる」と覚悟を決めた熱き男(家族)と、土地を愛し、出会いを愛する小布施人との魂の交流が描かれている。
そして、映像制作の世界から、図書館運営に挑戦。小布施の「まちとしょテラソ」の初代館長として、たった二年で日本の図書館の頂点に導いた。
「2012年、ライブラリー・オブ・ザ・イヤー」の受賞である。
花井さん曰く「当年における日本一チャーミングな図書館」だ。
・・・道草や回り道の多い人生を歩んできた。40歳を過ぎたころから、「これも人生かな」と感じはじめた。その道草こそが、実はかけがえのない宝物だったのだ・・・
・・・挫折も衝突も不満も変転も、無駄にはならないと断言できる。心の奥底の声を誠実に聞き、魂の欲求に正直でさえあれば、あらゆる経験は自分だけの財産になる・・・
深く、強く、共鳴する言葉です。
これからは「オブセリズム」で大いに発信し、道草をしてほしい。
花井さ〜ん、楽しみにしてますよ〜!
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高野さん、有り難うございました。これからも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
場を熱く盛り上げる最新刊『はなぼん 〜わくわく演出マネジメント』をどうぞ。

長野県でいちばん小さな町の小さな図書館を、「ライブラリー・オブ・ザ・イヤー2011」のグランプリ受賞へ導いた花井裕一郎前館長。20年にわ たって東京で映像演出家として活動した経験を元に、自ら開発した「わくわく演出マネジメント」で場の力を取り込み、人の力を引き出し、わくわく心が躍るク リエイティブな交流空間を生み出してきました。
図書館運営に限らず、誰もが、組織や企業、コミュニティなど、あらゆる場所で応用することができる「演出マネジメント」21 の秘訣を、多彩な事例とともに初公開!
来年1月17日(木)宵の口から、小布施町の市村次夫邸と小布施堂本店にて、出版をお祝いするお話の会と記念パーティーをあわせた文屋座を開くことが決まりました。ご理解とご支援をくださる市村さんと小布施堂のみなさん、有り難うございます。
募集要項は、まもなく、文屋サイトにて公開いたします。定員80人様まで、残席35になっております。
先日は、お世話になっているイオンリテール労組の田口健治さんと再会。まちとしょテラソにて、花井さんと三人で語り合い、5冊をお求めいただきました(田口さんは写真中央)。
過程、職場、サークル・・・人が集う場を演出する花井さんの「わくわく演出マネジメント」で、みなさんの暮らしと働きを、さらに盛り上げていってください。
お求めは、文屋公式サイトからどうぞ。オリジナルポストカードをプレゼントいたします。
http://www.e-denen.net/
書店さんやAmazonさんからもお求めいただくことができます。
ホワイトクリスマスの信州小布施。薪ストーブの炎です。

久しぶりに、というよりこの冬初めて、本格的な雪が降りました。上の写真は、自宅にある文屋の仕事場の机から窓越しの、お庭の様子です。松(左)もソヨゴ(右)もみんな雪の帽子をかぶって、あったかそうです。
きょうは、ホワイトクリスマスイブを、信州小布施の自宅で迎えました。午後後半にプールへ行く以外、用事がありません。いくつかの編集の仕事を進め、知り合いへの葉書を書いてすごしています。
仲間とわいわい語り合うのは大好きですが、一人で仕事場にずっと居ることのできる、こんな日は、いちばん幸せを感じます。
みなさんが、幸せを感じられるのは、どんなときですか?

上の写真は、シーサーです。居間の庭に面した濡れ縁に、いつも二匹でほほえんでくれています。沖縄生まれのシーサーですので、雪の日はさぞや寒いことでしょう。・・・でも笑ってくれています。いじらしい。
あらためて、シーサーを調べると。「

居間の北の窓に面した棚に、母が買ってきてくれたシクラメンが、白銀の栗畑の景色を眺めるように、鎮座しています。
下は、居間の中央にはデンと構えた薪ストーブです。栗の木の枝が燃えています。クヌギの木も炎を上げています。春から秋の間に、妻と二人で、切ったり割ったりした薪は、納屋にたくさん積んであります。
冬は寒いですが、薪ストーブの生の火を毎日見ることができるので、大好きな季節です。
これが、小布施暮らしの律動(リズム)です。
何がそんなに嬉しいの/2012クリスマスの文屋座in東京

文屋座終了後……
なにやら、うれしそうーーーな、
やぶちゃんと木下さん。
思いがけず、と言うべきか……
流れの必然、と言うべきか……
一同にとって、極上のプレゼントが、
この場でもたらされたのです。

そう遠くない将来に、
きっと詳細をお伝えできると思います。
どうぞ……
お楽しみに……!
3匠、揃い踏み/2012クリスマスの文屋座in東京

クリスマスの文屋座、ラストを飾るのは、「聞く匠」やぶちゃんの司会進行による、「読む匠」清水さんと、「演出の匠」花井さんとのトークセッション。
お二人の本質を引き出すべく、「原点」をキーワードに、やぶちゃんのわもんトークがパワフルに展開していきました。

「流行り廃りの激しい『緯糸(よこいと)の読書』よりも、時代が変わっても不動の価値を放つ『経糸(たていと)の読書』を広めたい」と清水さん。
「僕たちは、リズムを共鳴させるために生きている。これからNPOを立ち上げ、各地へ出向いて、それぞれの場所で出会う人たちとセッションを楽しみたい。リズムを共鳴させていきたい」と花井さん。

トーク終盤、小布施ともご縁の深い、オリエンタルランドの安藤吉克さんが、やぶちゃんからのご指名によりご登壇。
花井さんのご講演の中で「誰もが『プロセス』を生きている」との言葉が心に強く響いた……と、感想をご披露くださいました。
聴講にお集まりくださった方々からも、たくさんのエネルギーやサポートをいただいて、今回もすばらしい出会いと学びと語りあいの場を共有することができました。
やぶちゃん、清水さん、花井さん、そしてスペシャルスピーチをくださった高野さん、安藤さん、各地から馳せ参じてくださったみなさま、ありがとうございました。
キーワードは「原点」/2012クリスマスの文屋座in東京

「私の直感が、どうしてもこの方のお話を聞けと言うのです」
こう前置きして、「聞く匠」やぶちゃんがご指名されたのは、「人とホスピタリティ研究所」代表の高野登さん。
壇上、高野さんが
「日本人の原点を見つめ直すときが来ているように感じます。今、日本人の仕事は『就業規則』にもとづいて行われていますが、本来は『就業規範』によって円滑に進行していたはずです。『クレドカード』も、いわば『就業規範』を示したものでした」
とのお話をくださいました。
このお言葉を受けて、今回のラストを飾るトークセッションに臨むやぶちゃんから、
「高野さんから、トークのテーマをお示しいただきました。『原点』です」。
高野さんからいただいたキーワードをもとに、ホスト=やぶちゃんと、ゲスト=清水さん、花井さんによるトークセッションへと進んでいきました。