みなさん、こんにちは。お元気ですか? 信州小布施の里 おだやかな初秋の空です。 快晴です! 吹きわたる風にはまだ、 夏の香りがしています。 さっそく本日のテーマをお伝えいたします。 【本日のテーマ】 子どもも外国人も読める美しい大人たちの絵本 『ちよにやちよに』そうだったのか!君が代! その4 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ **************** 「君が代アレルギーが治りました」 **************** 文屋が7月に出版した書物 『ちよにやちよに』は、 大勢のみなさまのご賛同と共感、ご支持をいただき、 おかげさまで、 発売からひと月あまりでこのたび、 3,000冊の増刷を決めることができました。 初版との合計は8,000冊です。 年内に30,000部の第一次目標への一里塚です。 ひきつづき、広報普及に努めてまいります。 みなさま、ありがとうございます。 力のある書物には、 その秘めた力に応じて、比例するかのように、 さまざまな反響、たくさんのご感想をいただきます。 神戸市にお住まいの林眞紀さんが、 ご著者の白駒妃登美さんに寄せてくださった 手書きのお便りを、 林さんのご快諾のもと、 ご紹介いたします。 (タイトル) 君が代アレルギーが治りました! (ご感想の本文) 「「このたび『ちよにやちよに』に出会い、 80歳にして、 「君が代アレルギー」から解き放たれました。 戦争中に生まれ、 「戦争を知らない子」(の世代)に入る私でも、 何か「君が代」=戦争とつながっていたのです。 良いご本が出版され、 本当によかったと思っています。 『ちよにやちよに』が日本中の人たち、 世界中の人たちに読まれていくことを 願ってやみません。 私も一生懸命みなさんにすすめています。 先日のパラリンピックの開会式の君が代は 歌った方もよくて、 素直にきくことができ、 うれしくおもっております。(原文のまま)」 林眞紀さん、ありがとうございます。 千年の時空を旅するラブソングを国歌にして 歌い継いでいる・・・ この事実は、ロマンスですね。 君が代という和歌の、 本来の意味と魅力がわかれば、 「アレルギー」はおのずと消えていきますね。 **************** 「千代に八千代に」ってどんな意味? **************** 前号までに、 歌う人の想像力次第で、 「君が代」の「君」は、 他国で暮らす人たちにも・・・人類愛 地球全体にも・・・地球愛 さらには宇宙にまでも・・・宇宙愛 広げることができることを ご紹介いたしました。 もちろん、 「君」を、 恋人や連れ合いや親やきょうだい、子どもたち、 ご近所さん、仕事仲間や取引先と思うこともできます。 一片のラブレターであったこの和歌を、 これほどまでにじゅうなんで、 壮大な可能性を宿らせるラブソングに仕立てた 千年前の先人の編集力に、脱帽です。 きょうは、 「君が代は」につづくフレーズ 「千代に八千代に」について、 ご紹介しましょう。 ご著者の白駒妃登美さんは、 本書のあとがきで、 次のように解説しています。 (引用、ここから) **************** 「君」は、 恋人や親しい人だけでなく、 一族の長老や主人など、 目上の人に対し敬意を込めて呼ぶ時にも 使われます。 そして「代」は、 寿命や命のことであり、 時代を表す場合にも用いられます。 「千代に八千代に」は、 「ずーっと永く、いつまでもいつまでも」 **************** (引用、ここまで) 辞書(デジタル大辞泉)によると、 「千年も、さらにいく千年も。 永久の栄えを祈る言葉」と記されています。 千年も、万年もいつまでもという意味になります。 「代」は「世代」にも通じますので、 「孫子の幾世代も未来まで」という 一人の一生を超えた世代の連なりまで、 イメージすることができます。 きのうよりきょう、 きょうよりあした・・・と だんだんによくなっていく 末広がりの幸せな人生への願いを 読み取ることができます。 白駒さんは同じ文章の中で、 この和歌が古今和歌集の中で、 「「賀歌(がのうた)」といって、 おめでたい時に歌われる 「言祝ぎ(ことほぎ。お祝い)の歌」に分類されます。 おそらく作られた当初からたくさんの人に愛され、 さまざまなお祝いの席で歌われる、 大人気の歌だったのでしょう。」と分析しています。 「君」として思い浮かべるのは、 家族であり、 仲間たちであり、 草木や山や海であり、 宇宙にまで広がります。 それらの末広がりのありようを愛でて、 寿(ことほ)ぐ・・・ この和歌の魅力を感じるのは、 わたしだけではないでしょう。 やすらやで、すずやかで、 おおらかで、たおやかな気分になります。 パワーソングです。 *********** 子どもたちは幼稚園や学校で、 はじめて国歌「君が代」を覚えます。 詠み人知らず(作者不明)のラブレターを、 先人たちが千年以上にわたって 愛唱しつづけてきたこと。 この歌の本来の意味を、 先生方にも子どもたちにも、 伝えていきたいと思います。 文屋ではいま、 絵本『ちよにやちよに』を、 全国・世界の子どもたちに贈る 「寄付本プロジェクト」を実施中です。 おかげさまで、 福島県内の小学校と公共図書館、 全国の児童養護施設、 そして小児医療の病院に贈る 第一次目標の250万円・1,250冊分を 達成いたしました。 応援してくださっているみなさん、 ありがとうございます。 第二次目標は、 世界各国の駐日の外国公館約230館と、 世界中の日本人学校役100校に、 数冊ずつ贈ることです。 金額は250万円、1,250冊です。 みなさまのご理解とご参画をお待ちしております。 ↓ https://www.e-denen.net/cms_kifubon.php **************** ではみなさん、お健やかに、 初秋の佳き日々を楽しみましょう。 どうぞよろしくお願いいたします。 文屋 木下 豊より 【写真説明】https://www.e-denen.net/cms_mailmag.php?_id=874 『ちよにやちよに』の表紙 吉澤みかさんによる渾身の原画の中で、 わたしの好きなベスト3に入る 「地球から宇宙へ。宇宙を包む君が代」の絵 白駒さんがこの絵本に込めた想いを、 わかりやすく語る映像が出来上がりました。 どうぞご覧ください。↓ 以下の「寄付本プロジェクト」のページ中ほどの 「ご挨拶動画」です。 文屋へのご注文もこちらからどうぞ! https://www.e-denen.net/cms_kifubon.php Amazonでもお求めいただくことができます。 https://amzn.to/2UYJJBs 中西進先生は、この御方です: https://www.youtube.com/watch?v=D4h2vaLcCEU ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ★文屋・木下豊について https://www.e-denen.net/cms_about.php