みなさん、こんにちは。お元気ですか? 信州小布施の里も、盛夏です。 先ほど初めて、 アブラゼミの声を聞きました。 オリンピック・パラリンピックが始まりますね。 金メダル、表彰式、国歌演奏・・・ 縁あって、 「君が代」の千年の旅を絵本にしました。 さっそく本日のテーマをお伝えいたします。 【本日のテーマ】 君が代は愛のうた 『ちよにやちよに』 「全国民必読の書にして欲しい」 と平賀敦巳さん。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ **************** 君が代は愛のうた 「全国民必読の書にして欲しい」 **************** 「君が代は愛のうた」 このタイトルで、 文屋の読者樣でマーケターの 平賀敦巳さんが、 すてきな文章をつづって、 公開してくださいました。 昨年12月から半年かけてつくってきた 「子どもも楽しめる大人の絵本」 『ちよにやちよに』。 平賀さんは、 つぎのように書き始めます。 「Amazonから届いた絵本『ちよにやちよに』。 日本の国歌である『君が代』のことを、 もっと真面目に勉強しておくべきだったと 痛感させられる。 全国民必読の書にして欲しい。 木下 豊さん、出版おめでとうございます! そしてありがとうございます! 山本 ミッシェールさん、素晴らしい英訳 ありがとうございます!」 「全国民必読の書にして欲しい」 この一文は、 わたしをふくむ制作チームみんなの願いです。 しかし、 こうして「文章」に表現したことは ありませんでした。 平賀さん、ありがとうございます! ご本人のご快諾をいただきました。 全文を以下に掲載させていただきます。 どうぞお読みください。 (引用、ここから) **************** Amazonに注文しておいた絵本が 昨日、我が家に届いた。 『ちよにやちよに』 そう、『君が代』の本なのだが、 その内容がしっかりと解説され、 おまけに英語の素晴らしい対訳が 付いている。 「令和」の考案者とされる、 国文学者の中西進先生が、 帯に推薦文を寄せてくれている。 引用する。 * * * 君が代は広く人びとが 愛誦(あいしょう)して来た 長寿の雅歌(がか)であり 万葉集からの伝統を継ぐ まさに真珠のごとき愛の歌を 日本人は宝としつづけるのである * * * 「君が代=愛の歌」 そんな話を学校で習った人が どれくらいいるであろうか? 少なくとも私は記憶にない。 そのように教えてくれたのかも しれないが、 全く私の心に響く説明ではなかったのだ、 残念ながら。 他の国歌は、威勢の良いものが 多いのに比べて、日本の国歌は とても地味。 「なんか退屈だよね」 「超地味だよね」 そんな評価しかしていなかった 自分の幼少時代を振り返るのが とても恥ずかしい。 確かに地味かもしれないが、 その内容は刮目(かつもく)に値するのだ。 「君」とは、君主、つまりは 天皇のことだと思っている人が かなり多いと思われる。 私もそうだった。 しかし、実はさにあらず。 夫婦、恋人など、親愛なる者同士に おける相手に対する呼び名なのだ。 これ以上の詳しい内容については、 とにかくこの美しい本を実際に 手に取って、じっくりと味わって いただきたい。 文章は、「博多の歴女」こと 白駒妃登美さん。 絵は、博多を中心に児童向け文学の 表紙絵等で活躍する吉澤みかさん。 英訳は、NHK Worldのキャスターや 大学講師、翻訳家等で活躍する 山本ミッシェールさん。 そして、君が代の歌詞を書にしたためた 部分は、書家の高村遊香さん。 それぞれの分野で活躍する一流の方々が、 力を合わせて創り上げた この絵本。 これをプロジェクトとして推進した 影の参謀が、出版元の文屋で代表を なさっている木下豊さんである。 このプロジェクトにとどまらず、 木下さんは以前より社会のためになる 活動を熱心に進めていらっしゃる。 このnoteでも何度も取り上げさせていただいた 伊那食品工業の塚越さんから 多大なる影響を受けていると伺っている。 私はたまたまご木下さんとのご縁をいただき、 お陰様で塚越さんからの学びも、 木下さんからの学びも、 非常にたくさん学ばせていただいており、 何とも有り難いことだ。 そんな木下さんが、 今回の『ちよにやちよに』出版に際して 企画したものが、 この素晴らしい絵本を 全国の子どもたちに寄付しようという 寄付本(きふぼん)プロジェクト。 子どもたちは、日本の将来を担う宝。 正しい知識を伝え、 母国を誇りに思えるような教育を 受けてほしい。 この絵本が、 間違いなくその一助になるはずである。 私も早速、 わずかではあるが寄付をさせていただいた。 著者たちや木下さんらの思いが、 是非できるだけ多くの人に届いて 欲しいと切に願っている。 文屋さんの特設ページにつづられた 思いの丈を読んでみて欲しい。 真の国際人は、英語が喋れるかどうか で決まるのではない。 所詮(しょせん)英語はツール、 どこまで中身のある話をできるかこそ重要。 そして、 「中身のある」と国際的に評価されるのは、 自国のことを堂々と自信を持って、 何が素晴らしいのか 論理的に説明できるか否かにかかっている。 この本がきっかけになって、 真の国際派日本人がもっともっと 世の中に増えることを期待したい。 **************** (引用、ここまで) 平賀敦巳さん、 たいへんありがとうございます。 文屋の木下への評価は、 そのまま受け止めつつ、 わたしの「ありたい姿」の目標といたします。 平賀さんの文中 「「君が代=愛の歌」 そんな話を学校で習った人が どれくらいいるであろうか?」 読者さまの一部には、 学校の先生から、 この趣旨のことを教えていただけた 幸運な人がいらっしゃるようです。 しかし大半は、 「初耳」「初めて知った」 「すぐに子どもに読んであげたい」 という驚きと感動の声を、 いただいております。 この絵本『ちよにやちよに』の副題は、 「愛のうたきみがよの旅」です。 本の要旨は、次の3点です。 1.この歌の元になる歌は、 いまから1100年以上前につくられた和歌です。 2.その和歌は、 ある人物が心から愛する相手へ、 「いつまでも長く生き続けてほしい」と 詠(よ)んだラブレターでした。 3.この和歌が、この国の人びとに愛され、 千年以上にわたって歌いつがれてきました。 そしてその結果として、 『君が代』は、 世界一永い歴史を持つ、 世界一短い国歌になっています。 *********** 子どもたちは幼稚園や学校で、 はじめて国歌「君が代」を覚えます。 詠み人知らず(作者不明)のラブレターを、 先人たちが千年以上にわたって 愛唱しつづけてきたこと。 この歌の本来の意味を、 先生方にも子どもたちにも、 伝えていきたいと思います。 文屋ではいま、 絵本『ちよにやちよに』を、 全国・世界の子どもたちに贈る 「寄付本プロジェクト」を実施中です。 おかげさまで、 福島県内の小学校と公共図書館、 全国の児童養護施設、 そして小児医療の病院に贈る 第一次目標の250万円・1,250冊分を 達成いたしました。 応援してくださっているみなさん、 ありがとうございます。 第二次目標は、 世界各国の駐日の外国公館約230館と、 世界中の日本人学校役100校に、 数冊ずつ贈ることです。 金額は250万円、1,250冊です。 みなさまのご理解とご参画をお待ちしております。 ↓ https://www.e-denen.net/cms_kifubon.php **************** ではみなさん、お健やかに、 夏の佳き日々を楽しみましょう。 どうぞよろしくお願いいたします。 文屋 木下 豊より 【写真説明】https://www.e-denen.net/cms_mailmag.php?_id=860 7月4日、 『ちよにやちよに』の出版記念講演会を終えて、 (右から)白駒妃登美さん、 翻訳者の山本ミッシェールさん、 作画担当の吉澤みかさん 白駒さんがこの絵本に込めた想いを、 わかりやすく語る映像が出来上がりました。 どうぞご覧ください。↓ 以下の「寄付本プロジェクト」のページ中ほどの 「ご挨拶動画」です。 文屋へのご注文もこちらからどうぞ! https://www.e-denen.net/cms_kifubon.php Amazonでもお求めいただくことができます。 https://amzn.to/2UYJJBs 中西進先生は、この御方です: https://www.youtube.com/watch?v=D4h2vaLcCEU 平田敦巳さんは、 毎日(!)noteでを継続中!・・・すごい! https://note.com/pingdun/n/n4faf98f3d137 ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ★文屋・木下豊について https://www.e-denen.net/cms_about.php