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2020年05月29日

Vol.795 リッツ・カールトンと伊那食品工業。「社員の成長」の意味を高野登さんに学ぶ。その5

みなさん、こんにちは。お元気ですか? ★796号の前に書いて配信したつもりが、 未配信でした。おわびいたします。 きょうも、信州小布施は、 さわやかな五月晴れでした。 5月26日(火)、 長野市内に高野登さんをお迎えして、 オンラインスクール 「塚越寛さんに学ぶ年輪経営の極意」の収録をしました。 初回のこの日は、 全12回講座のうち、 オリエンテーションと1回目と2回目を、 お昼抜きで4時間かけて撮りました。 (高野さん、ありがとうございます!) 講演で一人で話すのと、 二人で対談するのは、 まったく異なるエネルギーを使うことを、 このたび初めて知りました。 対談を終えた後から、 翌日の昼頃まで、 後頭部がボーッとしていました。 脳の筋肉量が、またアップしました。 ご経験豊富の高野さんは、 鍛え方が違います。仰ぎ見る思いです。さすがです。 みなさん、 いつもこのメールマガジンをお受け取りいただき、 ありがとうございます。 ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ 信州小布施 美日常の文屋だより vol.795 和合と感謝 百年本を世界の未来へ。 ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ 【きょうのテーマ】 リッツ・カールトンと伊那食品工業。 「社員の成長」の意味を高野登さんに学ぶ。その5 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ********************** ★リッツ・カールトンと伊那食品工業が、   最も大事にしている「社員の成長」とは?★ ********************** 前号までに、 リッツ・カールトン元日本支社長で、 人とホスピタリティ研究所代表の 高野登さんとわたしの出会い、 高野さんが「こころの背骨」といえる お父様のお教え 「戸隠山(とがくしやま)に恥ずかしいことはするな」 そして、 伊那食品工業とリッツ・カールトンは、 塚越さんとホルスト・シュルツィさん(リッツの創業者)は、 経営で一番大事に考えていることが、 同じ「社員の成長と幸せ」であることを、 ご紹介しました。 さらに、 「社員の成長」と「会社の成長」の関係の とらえ方は? 塚越さんは、 「真の会社の成長とは、 「社員一人ひとりの人間的成長の総和」とおっしゃいます。 いわく、 「会社の永続的な成長をめざすなら、 経営者は社員の人間的成長にこそ 力を注ぐべきだと思います。」 いっぽう、 リッツ・カールトンのシュルツィさんも、 「「世界一になる」という 壮大なビジョン・夢に向かって最も価値あること、 最も重要なことは、 そこで働いている社員一人ひとりの成長です。 成長することで、 この夢の実現に巻き込まれる力が ついてくるからです。」と、高野さんはつづっています。 つまり、 伊那食品工業とリッツ・カールトンは、 塚越さんとシュルツィさんは、 経営で一番大事に考えていることが、 同じ「社員の成長と幸せ」です。 そして、 「社員の成長」と「会社の成長」の関係について、 塚越さんは、 「社員一人ひとりの人間的成長の総和」、 シュルツィさんは、 「一人ひとりの社員が自ら一緒になって トルネードを巻き起こす立場になっていくこと」 と言われます。 **************** では、そもそも、 「社員の成長」「人間的成長」とは、 どんなことを意味するのでしょうか? 塚越さんのご著書『末広がりのいい会社をつくる』から、 三つ、引用いたします。 「教育とは、 人間としてのあるべき姿を教えることです。 人の生き方においても、会社経営でも、 教育の基本は、 「人に迷惑をかけてはならない」ということだと思います。 このことを誰もが貫くようになれば、 よい社会、よい国になるでしょう。 この基本が徹底していればよいのですが、 今の社会ではそれが難しいようです。 せめて当社では社員教育に力を注ぎ、 正しい社会人の育成に努めていこうと思っています。   当社は、 少なくとも周囲の人に迷惑をかけない会社 でありたいと思います。 できるなら世の中の役に立つ会社になりたいと 願っています。」 (「上」の人・「一流」の会社をめざす」より) 「人間的成長の大切な要素に 「人を思いやることができるようになる」 ということがあります。 「思いやり」には、 部下や同僚、上司に対する思いやり、 会社や世の中への思いやり、家族や友人への思いやり、 地球への思いやりなどを含みます。 「思いやり」は 「優しさ」と言い換えることもできます。 「優秀」という言 葉は、 「思いやりに秀でる」 という意味を指していると思います。」 (「真の会社の成長とは 「社員一人ひとりの人間的成長の総和」より) 「掃除の際には、 誰かの指示・命令のもとで動くのではなく、 汚れや傷みのある場所を一人ひとりが 自分で探してきれいにします。 掃除を毎日おこなっていると、 ひどい汚れはだんだんとなくなっていきますから、 より人目につきにくい場所の汚れや 破損、雑草などを発見するようになっていきます。   こうした掃除を繰り返すうちに、 社員たちの気づきの力は磨かれていきます。 掃除を通じて、 人間的に成長することができるのです。 掃除は、5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)の すべてに通じる教育の機会である とも言えるでしょう。」 (「環境整備はもの言わぬ営業マン」より) ・人に迷惑をかけない。  できるなら世の中の役に立つ人に。 ・「思いやりに秀でる」人に。 ・気づく能力のある人に。 塚越さんは、 こうして成長する社員一人ひとりの総和が、 会社の真の成長であると確信されています。 **************** では、リッツ・カールトンでは、 「成長」をどう表現されているのでしょうか? 高野さんのご著書 『リッツ・カールトン 至高のホスピタリティ』 そのまえがきに、 いきなりそのヒントが書かれています。 高野さんは、1974年から20年間、 アメリカのラグジュアリーホテルの現場で、 ホテルマンとして活躍されました。 「リッツ・カールトンは、 それまでの職場と大きく違っていた」といいます。 「仕事をすることの意味は何かということを、 組織的に継続して考えさせる仕組みがあった」。 「人は誰でも、ほんとうに人様のお役に立てたときは 輝いているということです。 「お客さまに喜んでいただけることが 自分にとって生きる力になります」 「世の中のお役に立てたと実感できたとき、 実はその本人が成長しているということです。 自分ができるせいいっぱいのことを考え、 本当に必要としてくれている相手に支える 謙虚な姿勢を持つ。 そのときに、 心の形が整い、現実を受け入れて行動に移す力が わいてくる。 それが心の成長につながっていくのだと思います。」 「では、成長した心の状態とは どのようなものなのでしょうか? それは、「人の心に寄り添い、思いを感じる力」が つくことではないでしょうか? つまり、 ホスピタリティそのものだと言えるのです。」 「相手の立場に立って考える。(中略) 「自分のものさしを捨てる」ということが必要です。 相手のものさしでいるという覚悟を決めることが、 とても大事なポイントになります。」 **************** 塚越寛さんと、 シュルツィさんに学び抜いた高野登さん 「人の成長」の意味は、 やはり共通していました。 ・人に迷惑をかけない。  できるなら世の中の役に立つ人に。 ・相手の立場に立って、  「思いやりに秀でる」人に。 ・気づく能力のある人に。 **************** では、 伊那食品工業とリッツ・カールトンは、 「社員の成長と幸せ」のために、 どんな仕組みをつくっているのでしょう? それを一貫して支えている理念は? 興味は尽きません。 あなたは、 ご自分の成長とご家庭やお仕事、 社員の成長と会社の成長のことを、 どのようにお考えですか? (次号につづきます) **************** 「経営の目的は、社員の幸せな理想郷づくり」の 信念を貫いて62年にわたり、 増収・増益・増員の実績を築いてこられた 塚越寛さんの音声データを、お手元に保管して、 繰り返しご聴講ください。 塚越さんの 「社員が幸せないい会社づくりは、平和で明るい、 いい世界づくりにつながる」のメッセージは、 これからの暮らしに、働きに、 きっとすてきな生き甲斐と働き甲斐を もたらすことでしょう。 音声ダウンロード 「2019年1月20日塚越寛氏“奇跡”の講演会」 定価:3,300円(税込)ですが・・・ ★新型コロナウイルスの世界的大流行で たいへんな時期ですので、当面の間、 特別価格2,200円(税込)にて ご提供いたします。 「2019年1月20日塚越寛氏“奇跡”の講演会」 音声ダウンロードはこちらからどうぞ: https://www.e-denen.net/index.php/books?_id=42 **************** 文屋が主宰する 「末広がりの年輪経営プロジェクト」では今後、 「場」を磨いて、be(あり方)を高めることを たいせつなテーマとして、 オンラインセミナーとリアルセミナーを融合させた 「年輪経営伊那セミナー」 「年輪経営小布施セミナー」などを、 開催して参ります。 その第一弾として、 高野登さん(リッツ・カールトン元日本支社長、 人とホスピタリティの研究所代表)が、 『映像本いい会社をつくりましょう』の 映像を観ながら、独自の視点で解説する オンラインスクールを、 7月1日に開講いたします。 お楽しみに! **************** ではみなさん、お健やかに、 初夏の佳き日々を楽しみましょう。 どうぞよろしくお願いいたします。 文屋 木下 豊より 【写真説明】http://www.e-denen.net/index.php/mailmag? 塚越寛さんの 『末広がりのいい会社をつくる』と 高野登さんの 『リッツ・カールトン 至高のホスピタリティ』 (KADOKAWA、2013年) 名著です。行間を読み始めると、 深すぎて、先に読み進めることができなくなります。 「2019年1月20日塚越寛氏“奇跡”の講演会」 音声ダウンロードはこちらからどうぞ: https://www.e-denen.net/index.php/books?_id=42 ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ このメールマガジン(美日常の文屋だより)は、 百年本の文屋代表、小布施人、農士、 「美日常」提唱者として、 ものごとの原点(本来あるべき姿)を 考えつづける筆者が、 日々、交流の場を綾なしながら、 みなさまの人生とビジネスのお役に立つこと を目的に、お届けしております。 ★文屋・木下豊について http://www.e-denen.net/index.php/about_rinen http://www.e-denen.net/index.php/about_kino ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ★プレム・ラワットさんの「心の平和」のメッセージを、 これから100年の未来を生きる、 無限の可能性を秘めた子どもたちに贈りたい! 寄付本プロジェクトにご一緒しませんか?★ ラワットさんのこのご著書を、 より多くのみなさんにお伝えしていきましょう! 新刊と寄付本プロジェクトの詳細はこちら → http://premrawat.shop-pro.jp/?pid=148653715 ********************* 小布施牧場の しぼりたてジャージー牛乳を使った ジェラートとモッツァレラチーズの工房&カフェ milgreen(ミルグリーン) https://obusedairyfarm.co.jp/milgreen/ ************************ 2019年1月20日に八重洲ブックセンターで開いた かんてんぱぱ・伊那食品工業株式会社会長 塚越寛さんの講演音声データ。 語り手と聞き手の意識が高いレベルで一体になった 「奇跡の講演会」の90分間の全容を、 ぜひお手元で何回も聞いてお役立てください。 http://www.e-denen.net/index.php/movies?_id=42 ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ◎わたしのこころの師匠・戸村和男先生  富士和教会の公式サイト:http://fujiwa-k.com/ 師匠のお弟子さん・井内由佳さんのご著書 『もっと美しく、もっと幸せに ~リッチに輝いて愛される33の理由』 (廣済堂出版。2018年)より 【第3章 しあわせは素肌にあらわれる】 バスルームでは全身のお肉をねぎらい、 時に正しい場所に導くことを続けると、 思い通りの身体が作られていきます。 ★井内由佳さんの公式サイト:http://yuka-i.com ★井内由佳さんが社長をつとめる 株式会社フィールド オブ ドリームスの公式サイト: 命を受けました。 https://youtu.be/owcmZ4ymmS0 ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ◎わたしのイチオシ。斉藤一人さんの「覚悟の話」 goo.gl/hJbwWd ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎

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