みなさん、こんにちは。お元気ですか? きょうも信州小布施の里のきょうは、うすぐもりです。 これから11月下旬までの100日間は、ブドウ、リンゴ、栗などの収穫最盛期となり、いちばん 活気づく季節です。 みなさん、 いつもこのメールマガジンをお受け取りいただき、 ありがとうございます。 ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ 信州小布施 美日常の文屋だより vol.703 和合と感謝 百年本を世界へ未来へ。 ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ 【きょうのテーマ】 選択縁と「誰もが安心して弱者になれる社会」その3 「無縁」という至高 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ********************** ★世代や血縁を超えた 「選択縁」という「家族」のありよう& 森に還ろうの絵本を子どもたちに贈りたい★ ********************** 前号に続いて、 「選択縁」という他者とのつながりあいについて、 書かせていただきます。 文屋はいま、 絵本『おじいちゃんのまきストーブ』をつくっています。 10月中旬に、全国発売されます。 この絵本の舞台は、 人里離れた美しい森の奥深くにある一軒家です。 二つのテーマのうちの一つは、 「人を、森へ還ろう」という地球からのメッセージです。 もう一つは、「選択縁」です。 選択縁とは、 「脱血縁・脱地縁・脱社縁の 新しい人間のつながりのこと」。 ベストセラー『おひとりさまの老後』で広く知られる 社会学者の上野千鶴子さんが提唱しています。 加入・脱退が自由で強制力がなく、 まるごとのコミットメント(=関わり合い)を要求しない、 そういう選び合う“ 縁(えにし)”が、 人を最期に支え合う」 「そういう自分の意思や志やフィーリングで選び合った 仲間たちがいる人のことを”人持ち”と呼びます。」 「選べない家族や親族の関係は年をとれば減っていくが、 選べる友人関係はいつでも、どこでも、何歳でも、 新しくつくれます。 ただ、それは昨日今日で身につくものではないので、 できるだけ早い時期から 仕事や家族以外の趣味や交友関係を持つべきです。」 選択縁の身近な具体例の代表格としては、 ・趣味のサークル ・ボランティア活動 があげられます。 わたしたちにとって 、 社会学者としての上野さんの提唱する「選択縁」から、 自身の今後、そして晩年から最期までを、 考えてみることは、 30代、40代であっても、大切ではないでしょうか? この絵本づくりのおかげで「選択縁」を知りました。 あらためてこの三つの漢字を眺めていて思ったことがあります。 「わたしたちは、自分の判断で縁を選択することができる。 しかし、そもそもその縁が自分にもたらされるかどうかは、自分の力を越えた世界だ」 ということです。 いくら佳き出会いを願っても、出会えるかどうか=縁をもたらされるかどうかは、 人知を越え た世界。いわば神さまの領域です。 ですが、出会いについて人間がまったく非力かといえばそうではなく、 1. 佳き出会いをもたらされるような想いをつづけること。 2. 望むような出会いにふさわしい人になること。 3. そして、行動すること によって、その機会に近づき、チャンスを手にする可能性は、高まるのではないでしょうか? ********************** ★「無縁」という至高★ ********************** 佳き人や場や機会との出会いに恵まれることを、わたしたちは望んでいます。 そうしたご縁に恵まれないことを、「縁が無い」と表現して、マイナスのこと、よろしくない ことだと思うものです。 そこで、 縁が無い=無縁を辞書で引いてみました。 1 縁のないこと。関係のないこと。「我々とは無縁の出来事」 2 地縁・血縁などの縁者がないこと。反対語は有縁。 とあります。なるほど、納得です。 ですがもうひとつ、三つ目に、とても気になる「意味」を見つけました。 3 仏語。 だれのためというような対象の区別がなく、すべて平等であること。絶対の慈悲の境地。 (以上、コトバンクより引用) 絶対の慈悲! 忘己利他(もうこ りた)にも通じる、至高の理想的な境地。 そんな意味が、一般にはマイナスのイメージのある「無縁」にはあるのですね。 無縁について、ますます興味津々です。 次号では、無縁と選択縁について、まとめてみたいと思います。 みなさま、きょうも佳きご縁に恵まれて、すてきな一日をお楽しみください。 ************ みなさまから、この絵本のクラウドファンディングでお預かりした 尊いご厚情と資金の生かし方は、 このメルマガの以下のバックナンバーをご覧ください。 http://www.e-denen.net/index.php/mailmag?_id=688 ************ 【写真説明】http://www.e-denen.net/index.php/mailmag? ・燃える薪ストーブの「本当の火」に感激する 若いカップルとおじいちゃんの図。 ・5月初め、 著者でエッセイストのさわもりりささん (中央)と、 さわもりさんのご主人で言語文化教育が ご専門の細川英雄さん(左。早稲田大学名誉教授)。 アーティストのもとすぎりゅう(本杉琉)さん(右)。 八ヶ岳南麓 山梨県北杜市のアート&カルチャースペース “シュマン・デュ・ボヌール′′のお庭にて こうしたつながりも「選択縁」ですね。 ************************ このメールマガジン(文屋だより)は、 百年本の文屋代表、小布施人、農士、 「美日常」提唱者として、 ものごとの原点(本来あるべき姿)を 考えつづける筆者が、 日々、交流の場を綾なしながら、 みなさまの人生とビジネスのお役に立つこと を目的に、お届けしております。 ★文屋・木下豊について http://www.e-denen.net/index.php/about_rinen http://www.e-denen.net/index.php/about_kino ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ 2019年1月20日に八重洲ブックセンターで開いた かんてんぱぱ・伊那食品工業株式会社会長 塚越寛さんの講演音声データ。 語り手と聞き手の意識が高いレベルで一体になった 「奇跡の講演会」の90分間の全容を、 ぜひお手元で何回も聞いてお役立てください。 http://www.e-denen.net/index.php/movies?_id=42 ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ◎わたしのこころの師匠・戸村和男先生 富士和教会の公式サイト:http://fujiwa-k.com/ 師匠のお弟子さん・井内由佳さんのご著書 『もっと美しく、もっと幸せに ~リッチに輝いて愛される33の理由』 (廣済堂出版。2018年)より 【第2章 こころと身体をしあわせにする食事】 大きな仕事をやり遂げたときはもちろん、 一日の終わりには必ず「オン」を「オフ」に切り替える。 そんな気持ちのメリハリが、 最高のパフォーマンスを引き出します。 ★井内由佳さんの公式サイト:http://yuka-i.com ★井内由佳さんが社長をつとめる 株式会社フィールド オブ ドリームスの公式サイト: https://f-o-dreams.com/ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ◎文屋では、平和の大使プレム・ラワットさんの 集大成となるご著書を、世界出版するため、 制作中です! テーマは、「呼吸としあわせ」です。 お楽しみに。 ◎ラワットさんの講演動画 2011年、欧州議会にて「平和と幸福の実現」をテーマに講演。 講演後に提案された「平和の誓約書」に 37の政府、団体の代表が署名。 「歴史的な講演」と評価され、 「平和の大使」の任命を受けました。 https://youtu.be/owcmZ4ymmS0 ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ◎わたしのイチオシ。斉藤一人さんの「覚悟の話」 goo.gl/hJbwWd ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ************