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2019年01月22日

Vol.652 「目的は社員の幸福。永続を目指してゆっくりと末広がりに」と塚越寛さん。

みなさん、こんにちは。お元気ですか? 信州小布施の里、 きょうもおだやかで、あたたかな冬の一日です。 3日前に、長い間の課題であった 「文屋のFacebookページを設けること」と、 実現させました。 木下個人のページに加えて、 文屋のFacebookページもご愛顧ください。 名称は「信州小布施の出版社 文屋」です。 「いいね!」を、 よろしくお願い申し上げます。 八重洲ブックセンター2階の特設会場で開催中の 「塚越寛ブックフェア&写真展」は、 ご好評につき、 1月31日までの会期を、 2月10日(日)まで延長されることが、 きのう決まりました。 あたたかな応援を、ありがとうございます。 みなさん、 いつもこのメールマガジンをお受け取りいただき、 ありがとうございます。 ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ 信州小布施 美日常の文屋だより vol.652 和合と感謝 百年本を世界へ未来へ。 ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ 【きょうのテーマ】 「目的は社員の幸福。永続を目指してゆっくりと      末広がりに」と塚越寛さん。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ********************** ★塚越寛さんのトークイベントに        全国から100人がご参集!★ ********************** 東京駅からすぐのメガ書店 八重洲ブックセンター2階、 ビジネス書コーナーにて開催中の 「塚越寛ブックフェア&写真展」のメインイベントとして、 20日(日) 午後、同店8階にて、 塚越寛さんのトークイベントを 「文屋座」として主催いたしました。 おかげさまで、 北海道から沖縄まで、 定員を上回る100人様にご参加いただきました。 午前中から並んでくださる方も 十数人いらっしゃいましたので、 開場は予定の12時45分よりも20分間、早めました。 文屋座は、 読み手と書き手と作り手の 出会いと学びと語らいの文化サロンです。 塚越寛さんの熱心なファンに加えて、 ふだんから、大久保寛司さんや高野登さんを師匠として 学ばれている方も多く、 「同窓会」のような雰囲気で盛り上がりました。 トークイベントは90分間で、 当初は塚越さんのお話30分、質疑応答60分の予定でした。 直前に、塚越さんのご提案で、 45分のお話と45分の質疑応答に変わりました。 質疑応答では、 手をあげた約15人全員のみなさんにご質問をいただき、 塚越さんが端的に、簡明に、そして丁寧に、 ご回答くださいました。 お話の中から一部を抜き取って、 ご紹介いたしますね。 ********************** ★目的は社員の幸福。    永続を目指してゆっくりと末広がりに★ ********************** 「家が貧しくて過労と栄養不足によって 高校時代に肺結核を患い、 3年間の入院闘病生活を体験しました。 クラスメイトはみんな優秀で、 東京などのいい大学に進学していきました。 田舎の病室のベッドから、 毎日、窓の外を眺めていました。 外で歩いている人がいました。 自分の足で立てること、外を歩けること。 そんな当たり前のことが、 幸せなのだと実感しました。 わたしの人生と経営の原点は、 この3年間の入院生活です」 「外を歩ける、健康で働ける。 この幸福感の原点から、 会社は社員の幸せな理想郷づくりという 目的が生まれました。 幸せの一番大きな要素は、 健康です。 だからわたしは、 社員の健康の一番を考えるようになりました。 社員も、社長や仲間が、 自分の健康を大切にしてくれていると思えば、 やる気を出して働いてくれます」 「会社が成長するとは、 売上が大きくなることではありません。 売上や利益は健全な経営の結果でなのであって、 経営の目的ではない。 それなのに、 経済界の価値観は、 「どんどん成長することがいいこと」です。 この間違った価値観を否定して、 社員の幸せな理想郷づくりを目的にした経営で、 みんなが幸せな、いい会社になること。 これはわたしの反骨精神でもあります」 「わたしは、 難しいことをやってきたわけじゃない。 最初の10年間は大赤字の連続で、 社員や近隣へのご迷惑もおかけして、 たいへんでした。 みんなが協力した結果、 ようやく10年目くらいから、いまに至るまで、 ほぼ50年間右肩上がりでやってこられました。 末広がりの年輪経営を50年間、 よくぞやってこれたと思います。 正しいと信じたことを、 ブレずに言い続けてきました。 ブレないってことが大事です」 「上場はしません。 より多くの配当を望む株主の声や、 証券アナリストの評価に気を取られると、 経営者は社員にノルマを課すようになります。 わたしの会社では、ノルマはありません。 会議で、売上高や利益額を議論することもない。 ノルマ経営は社員を幸せにしません」 「経営には終わりがありません。 永続するのが目的なのですから、 終わりはないのです。 終わりがないのなら、急ぐことはない。 だから、急成長を目指しません。 経営者のいっときの自己顕示欲で、 数字をV字に上げても、 急な膨張には必ず無理を伴います。 会社都合の解雇をしては、 本末転倒です。 会社は永続を目指しましょう」 「去年は創立60周年で、 ヨーロッパやオセアニアなど、 幾つもの班に分かれて、全員による海外旅行を 楽しみました。 48年前から2年に一度、海外旅行をして、 一年おきに国内旅行をしています。 会社全員の気持ちをまとめるには、 社員旅行をすればいい」 (以上は、お話の1割ほどの内容です) ********************** ★0から1を生んで実現する構想力★ ********************** ご参加くださった多くのみなさんが、 Facebookに投稿したり、 文屋にご感想を送ったりしてくださっています。 人とホスピタリティ研究所代表の 高野登さんは、 「構想力」と題して、 Facebookにご感想をしたためてくださいました。 引用してご紹介させていただきます。 (ここから) ************ 八重洲ブックセンターにて、 伊那食品工業の塚越会長の日めくりカレンダー 「日々の言葉 人も社会も幸せになる年輪経営」 の出版を記念して、 トークイベントが開かれた。 これは参加するしかないでしょう(^^)。 すると、まるで同窓会のように、 いつもの仲間が揃っている! なんと、大久保(寛司さん)ファミリーとも久々の再会。 また有り難いことに、 2階の塚越会長のブックフェアコーナーには、 拙著『品格を磨く』も陳列して頂いた(^^)。 木下さん、お心遣いに感謝いたします。 今日の会長の講演のなかで、 経営者の資質ということを考えさせられた。 質疑応答で、 「会長から最高顧問になられたら、 経営には関わらないのですか?」 という質問が出た。会長は、こう返された。 「『事業推進』ができる経営者は多いが、 『事業構想』が出来る経営者は少ない。 構想力は、訓練してもなかなか身につかない。 むしろ天賦の才のようなものといっていい。 最高顧問になっても、 しばらくは私の構想力で相談に乗りましょう(^^)」 今年も伊那に出向いて教えを乞うしかない! そう決心した瞬間でした(^^)」 ************ (ここまで) 高野登さん、ありがとうございます。 事業推進力と事業構想力。 わたしにも、この視座は、とても新鮮でした。 事の大小を問わず、 1を10や100にする推進力と、 0から1を発想して行動して実現させる構想力。 この構想力を磨くことが、 個人としても経営者としても、 「世界における日本」としても、 これからますます問われるのですね。 塚越寛さんの講演と質疑応答を受けて、 人と経営研究所所長で『考えてみる』ご著者の 大久保寛司さんが、 塚越さんの人生と経営への総評とともに、 力強いエールを送ってくださいました。 終了後のサイン会は、 塚越さんが、90分間にわたって、 希望者すべてに、 一人ずつとのツーショットの撮影と 為(ため)書き入りのサインをしてくださいました。 八重洲ブックセンターの店長・佐藤広人さん、 催し物担当の内田俊明さん、 ビジネス書担当の川原敏治さんをはじめ、 スタッフのみなさん、ありがとうございました。 なお、 同店2階の特設会場で開催中の 「塚越寛ブックフェア&写真展」は、 ご好評につき、 1月31日までの会期を、 2月10日(日)まで延長されることが、 きのう決まりました。 みなさま、ぜひ、 八重洲ブックセンターにお出かけください。 フェア対象品のお買い上げ1冊につき、 小冊子『社是「いい会社をつくりましょう」に 込めた想い』(非売品)1冊を、 店頭にて文屋から進呈しております。 塚越寛さんの日めくりカレンダーは、 ご自宅やお仕事場での掲示用に、 また、 お子さんやお仲間、お取引先への贈答用にと、 ご好評をいただいております。 チラシのデータは、 文屋公式サイトにてご覧いただくことができます。 http://www.e-denen.net/index.php/books?_id=40 この日めくりカレンダーには、 「いい会社をつくりましょう」の社是に塚越さんが込めた 人としての究極の願いが、 優しい表現で、 すみずみにまで反映されています。 A5版、壁掛け・卓上両用です。 「会社経営の目的は、社員の幸せな理想郷づくり」。 この「塚越人間学・塚越経営道」を 全国へ、世界へと、広く末永い普及させることが、 出版の目的です。 ご予約はこちらからどうぞ!: http://www.e-denen.net/index.php/books?_id=40  では、どうぞよろしくお願いいたします。 文屋 木下 豊より 【写真説明】http://www.e-denen.net/index.php/mailmag? 八重洲ブックセンターで開かれた塚越寛さんの トークイベントにて。 ************************ このメールマガジン(文屋だより)は、 百年本の文屋代表、小布施人、農士、 「美日常」提唱者として、 ものごとの原点(本来あるべき姿)を 考えつづける筆者が、 日々、交流の場を綾なしながら、 みなさまの人生とビジネスのお役に立つこと を目的に、お届けしております。 ★文屋・木下豊について http://www.e-denen.net/index.php/about_rinen http://www.e-denen.net/index.php/about_kino ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ◎わたしのこころの師匠・戸村和男先生  富士和教会の公式サイト:http://fujiwa-k.com/ 師匠のお弟子さん・井内由佳さんの最初のご著書 『わたし、少しだけ神さまとお話できるんです。』 (文屋)より 【第3章 あなたのために その五「女性として」】 女性のあなたに、そっと教えておきたいことがあります。 7.いつまでも出会ったときの気持ちで。 ★井内由佳さんの公式サイト:http://yuka-i.com ★井内由佳さんが社長をつとめる 株式会社フィールド オブ ドリームスの公式サイト: https://f-o-dreams.com/ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ◎文屋では、平和の大使プレム・ラワットさんの 集大成となるご著書を、来春、世界出版するため、 制作中です!お楽しみに。 ◎ラワットさんの講演動画 2011年、欧州議会にて「平和と幸福の実現」をテーマに講演。 講演後に提案された「平和の誓約書」に 37の政府、団体の代表が署名。 「歴史的な講演」と評価され、 「平和の大使」の任命を受けました。 https://youtu.be/owcmZ4ymmS0 ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ◎わたしのイチオシ。斉藤一人さんの「覚悟の話」 goo.gl/hJbwWd ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎

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