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2015年12月26日

vol.038 「希望の言葉 同じ境遇のキミへ」中日新聞にご紹介いただきました。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ (きょうのテーマ)     「希望の言葉 同じ境遇のキミへ」      中日新聞にご紹介いただきました。        最新刊 福島 茂 著     『キミはボク 〜児童養護施設から未来へ』 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ **********************     ★夢のような取材のお申込★ ********************** 文屋の最新刊 『キミはボク 〜児童養護施設から未来へ』 (福島 茂・著)。 きのう12月25日の中日新聞夕刊に、 ご著者の福島茂さんと本書のことを、 大きく掲載していただくことができました。 本書の「誕生秘話 その1」を配信した 11月29日の「文屋だより」を お読みになった 中日新聞長野支局の若き記者 五十幡(いそはた)将之さんが、 ご連絡をくださり、 今回の取材が実現しました。 福島さんは20代前半から 31歳の最近まで、 中日新聞の本社がある 愛知県に暮らしていました。 お勤めは、 三菱自動車工業の主力工場 「名古屋製作所」。 現在、国内外で好評の 「アウトランダーPHEV」の 仕上げ工程の「リーダー」として、 活躍してきました。 http://www.mitsubishi-motors.co.jp/ 五十幡さんからの取材依頼は、 願ってもない、 夢のような出来事でした。 取材に当たってのご要望は、 「福島さんの働いている工場の現場で、 写真撮影をさせていただく」ことでした。 最先端の設備と、 工夫改善の積みあげられた 智恵の結晶である工場内の現場に、 カメラが入るのを許されるのは、 ふつう、簡単ではありません。 そして福島さんは、 12月いっぱいで「退職」することが、 決まっていました。 2つの理由から、 会社が現場での取材と撮影を ご了解くださるのか、 とても不安でした。 わたしから、 本書についてお世話になっている ご担当の方に、 メールでお願いしました。 「社内で検討して、お返事いたします」 とのお返事をいただいて、 待つこと二日。 「取材のご依頼の件ですが、 担当部門に問合せましたところ、 取材許可がおりました」 と、 ご快諾をいただくことができました。 三菱自動車工業さんには、 福島さんが正社員として、 在勤中の出版という「副業」を、 例外的にお認めいただき、 そのお陰で、 本書を仕上げることができました。 また、 本書の制作中には、 原稿の確認や、 表紙写真のための 工場内での写真撮影など、 たくさんのご支援を いただきました。 今回も、 中日新聞さんによる取材・撮影を 許可してくださったことに、 この場をお借りして、 御礼を申し上げます。 **********************  ★児童養護施設を開設する目標への第一歩★ ********************** 福島茂さんは、 今から26年前、5歳の時、 九州の児童養護施設に預けられました。 幼いころのお母さんとの死別、 お父さんと二人暮らしの日々、 児童養護施設への入所、 お父さんが迎えに来なくなった日、 施設からの脱走(3回!)、 非行、警察沙汰、派遣社員・・・ そして、 三菱自動車工業の正社員として、 愛知県岡崎市の主力工場で働く 立派な姿。 本書には、31年間の歩みが、 時間の流れに沿って、描かれています。 つらく、苦しかった日々を描いていますが、 福島さんが本書に込めたかったのは、 半生の回想録ではありません。 「自分のような境遇の子どもが 一人でも減るように。」 「自分のような境遇の子どもたちに、 そして親たちに、想いを伝えたい。」 この2つが、 福島さんの出版の「目的」です。 出版が実現した今、 福島さんは、 大きな「目標」に向かっています。 自分自身で、 「児童養護施設を開設すること」 です。 12月20日、 福島さんは、 北九州市に居を移しました。 4年ほど前、 「奇跡」的に再会したお父さんと、 暮らすためです。 60代に入ったお父さんと二人、 じつに26年ぶりに、 水入らずの暮らしを始めています。 この本の広報や講演などをしながら、 新年から求職活動に入ります。 しばらくの間、 児童養護施設で働きながら経験を積み、 必要な資格試験にも挑みます。 中日新聞の記事は、 こう結ばれています。 「同じ経験をしたからこそ、 ちゃんと見ているよと伝えたい。 そうすれば 子どもにとっての世界の見え方は 全く違ってくると思う。 その先に夢を見つけてほしい」 (改行:木下) 本書のパンフレットには、 こう書かれています。 「あの頃のボクへ。いままでありがとう。 君がいてくれたから、今の僕がある。 どんなにつらい過去も、 消し去りたいとは思わない。 全部引き受けて生きていくよ。 君は、僕なんだから。」 福島さんの目標実現には、 大勢のみなさんのご理解と ご支援が必要です。 「この本が売れた印税で、 施設を建てたい」 4年前に初めて話した時に、 福島さんが熱心に話していた姿を、 思い出しています。 そんな福島さんの想いに、 すでに多くの読者樣から、 応援メッセージをいただいております。 CoCo壱番屋創業者で特別顧問の 宗次?二(むねつぐ・とくじ)さんには、 「推薦人」をご快諾いただき、 「推薦文」を頂戴いたしました。 宗次さんのお生まれは・・・(ウィキペディアより) 「1948年、石川県生まれとされるが、ご両親は不明。 生後まもなく、兵庫県尼崎市の孤児院に預けられ、 3歳のときに、 雑貨商・宗次福松、清子夫婦の養子にとなる。」 ◆宗次さんの公式サイト:http://www.munetsugu.jp/ ◆現代ビジネス:http://gendai.ismedia.jp/articles/-/46365 宗次さんに「推薦文」をお願いするために、 名古屋市栄にある クラシック音楽専門館「宗次ホール」を、 福島さんと二人で訪問しました。 その翌朝、 つぎの推薦文が送られてきました。 (宗次さんの仕事は、 テンポが良くて、とにかく速い!) 「今、不幸の最中にいる君と、 何となく不幸だと思っている君に、 その逆境を乗り越えるきっかけになればと、 この本をお薦めしたい。 株式会社壱番屋創業者・特別顧問 宗次 ?二」 版元として、 福島さんの目標実現に向かって、 伴走していきたいと思います。 ***************************         ★きょうの気づき★ ◆ いくつもの「願ってもない奇跡」の   積み重ね。   振り返るとそれは、   佳きご縁(ご縁のシナプス)が織りなす   美しい絵模様。 ◆ 元をたどると、   佳き想い、理念、志につながっている。   「公(おおやけ)」への想い。   公=世界の未来=みんなのあした ◆  日々、自分の「根元」に心を注いでいきたい。 *************************** 『キミはボク 〜児童養護施設から未来へ』 文屋サイトから:http://www.e-denen.net/ 全国の書店さんでもお取り寄せいただけます。 Amazon:http://goo.gl/KmyQEf 図書館での「購入リクエスト」もお勧めです。 **********************

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