********************** ★穴のあいた桶 書評★ ********************** 日本を代表するビジネス書評家 土井英司氏が 『Pot with the Hole(穴のあいた桶)』の書評を書いてくださいました。 文屋の原点である「いい会社をつくりましょう」にも触れてあります。 土井氏の許可をいただきましたので、そのまま転載させていただきます。 以下転載 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【あなたを救う言葉集】 昔、ベストセラー作家の本田健さんから推薦された本で、『いい会社をつくり ましょう』というのがありました。 ※参考:『いい会社をつくりましょう』 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4861136334 「かんてんぱぱ」で一躍有名になった伊那食品工業株式会社の塚越寛会長が書 いた本で、読んでみたら確かに素晴らしい一冊でした。しかしこの本、意外と 知られていないんです。 なぜ良い本なのにあまり知られていないかというと、出版社が長野県にある文 屋という地方出版社だから。 しかしこの文屋さん、じつは良い本をたくさん出しているんです。 本日ご紹介する『Pot with the Hole(穴のあいた桶)』も、この文屋さんが 作った本。 世界250都市で開催された講演会で1500万人の心を打ち、ネルソン・マンデ ラ、ヒラリー・クリントンと並んでアジア・パシフィック・ブランド財団より 特別功労賞を受賞した、プレム・ラワット氏による世界初の言葉集です。 自分はダメだと思い込んでいた「穴のあいた桶」を庭師が励ます話、大きな渓 谷を削った水の話、刑務所で受刑者からの質問に著者が答えた感動の回答集…。 人生に失望している人間がどうやったら力を取り戻せるか、その考え方を教え てくれる内容で、確かに言葉に力があります。 さっそく、気になった言葉をチェックしてみましょう。 ——————————————— ◆穴のあいた桶の話 「お前は、私たちが通る道を見たことがあるか? たくさんの美しい花が咲いているだろう。あれは、お前のおかげなんだよ。お 前に穴を見つけたとき、私は道に花の種をまいた。お前に穴があいているおか げで私が水を運び上げるたびに、花の苗に水をやることができる。 今では、きれいな花が咲き、ミツバチが蜜を求めてやってくる。一帯が見事な 花園になっているんだよ」 自分を測ることに時間を費やさないで心のなかの内なる声に耳をかたむけてく ださい。あなたにとって、あなた自身は一生の友でありどんなときもそばにい る心強い味方なのです 今いる階段から足を離さないと、次の階段を上ることができないように、何か を成し遂げるには、一つひとつ歩みを進める力が必要です 成長とは、新たに景色を生み出すことではなく自分が選択し、行動することに より景色のよく見える場所に行くことなのです。あなたの前に広がる世界をあ りのままに見るために 世界を巻き込む戦争も、身近な人とのいさかいも一人ひとりの心のなかから始 まります(中略)まずは一人ひとりの心のなかを静かに平らにPEACEにするこ と。そうなって初めて、外の世界の戦いを止めることができるのです 何者かがあなたの体の自由を奪ったとしても心に大きな痛手を与えたとしても あなたの一番大事なものは奪えません(中略)あなたの一番大事なものは、あ なただけのものです 大きな渓谷を見ると、水の力を実感します。一途に、あきらめずに続けること で岩をけずり、もともと流れたいと思っていた場所を流れている。決して動く ことはないと思った岩が降参し、道を譲っている。水はその力で、強固な岩さ え砕き、砂に変えてしまったのです こんなふうに考えたことはありませんか? 毎日イライラしてばかりいるから、イライラすることが上手になっていると (中略)いつもやっていることが上手になるのです。あなたが上手になりたい ことは何ですか? 他者への怒りをなくすことよりも、自分が満たされているかどうかに焦点を合 わせてください ——————————————— すべてご紹介できないのが本当に残念ですが、落ち込んでいる状況で読めば、 間違いなく救われる一冊です。 故郷インドでは屋外の特設会場に50万人が集まったというカリスマの言葉を、 ぜひチェックしてみてください。 ——————————————— 『Pot with the Hole(穴のあいた桶)』プレム・ラワット・著 文屋 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4861137756 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 転載ここまで このように紹介いただきありがたい限りです。 土井英司氏HP ビジネスブックマラソン http://eliesbook.co.jp/review/