みなさん、こんにちは。お元気ですか? 6月30日から1泊2日にて、 愛知県に滞在しました。 1日半のインタビュー(聞き手)。 JR名古屋駅にある 「こころにあまい あんぱんや」さんにて、 いつものように、2種のあんパンをゲット。 車中でいただいて、 こころとあたまを休めました。 http://cascade-tokai.com/shoplist/ みなさん、毎日、文屋だよりを、 お受け取りくださいまして、 ありがとうございます。 ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ 信州小布施 美日常の文屋だより vol.213 和合と感謝 百年本を世界へ未来へ。 ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ このメールマガジン(文屋だより)は、 百年本の文屋代表、小布施人、農士、 「美日常」提唱者として、 ものごとの原点(本来あるべき姿)を 考えつづける筆者が、 日々、交流の場を綾なしながら、 みなさまの人生とビジネスのお役に立つこと を目的に、お届けしております。 ★文屋・木下豊について http://www.e-denen.net/index.php/about_rinen ダ・ヴィンチニュース【超本人】 http://ddnavi.com/news/268966/a/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ (きょうのテーマ) あなた以上の「家」にはなりません。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ******************* ★建築家にお願いしたこと★ ******************* 1997年(平成9年)、 わたしは自宅を新築しました。 38歳の時です。 2年前に父を亡くし、 母と妻と2男1女と6人で、 暮らしていました。 父が若いときに建てた家の 一部分を残して更地(さらち)にして、 木造2階建ての家を建てました。 間取りは、 1階:4室とDK 2階:3室。 床面積は約90坪。 新しい住まいをつくることは、 父を亡くした家族にとって、 「希望の光」のような存在でした。 その日々に寄り添い、 導いてくださったのは、 建築家の久保隆夫さんでした。 久保さんは同郷の小布施町に生まれ、 東京の大学で建築を学んでから、 一級建築士の資格を取得。 小布施の美しい町並みを設計された 宮本忠長(ただなが)さんの事務所に 入社され、 宮本さんのもとで経験を積まれ、 感性を磨いていらっしゃいました。 http://www.t-miyamoto.co.jp/ 当時の久保さんは40代半ば。 「あぶらののりきった」建築家に巡り会い、 ご指導いただけたことは、 強運のわたしの生涯のなかでも、 特筆したい 「有り難き幸運」の一つだと思います。 わたしは家族と話し合い、 いくつかの希望を 「お願い事項」として紙にまとめて、 久保さんとの打ち合わせを始めました。 1.ご先祖さんが育ててくれたお庭を、 すべての部屋の窓から眺められること。 2.玄関フロアーを広く取り、 その正面の窓から緑が見えること。 3.居間を通らないと、 2階への階段に上がれないこと。 4.外観は切り妻・瓦葺(ぶ)き。 5.庭の木は切らず、公道に面して、 新しく植栽すること。 ******************* ★あなた以上の「家」にはなりません。★ ******************* 久保さんに、 その紙をご覧いただきながら、 想いを説明すること1時間。 ときおり質問をはさみながら、 「はい。はい」 「うん。うん」と、聞いていた久保さんは、 わたしがすべてを語り終えた後、 ひと呼吸おいて、語られました。 「だいたい、理解できました。 ほぼすべての要望にこたえられるように、 デザインしてみますね。 最大限、努力します。 ただ一つ、お伝えしたいことがあります。 「施主以上の家はできません」 ということです」 気心の知れた間柄で、 やさしく語られた久保さんの言葉の ニュアンスを、 活字でお伝えするのは、 難しいのですが、 ようするに、 「あなた以上の「家」にはなりません」 というご趣旨でした。 そう言われたとき、 妙に納得したのを、 いまも鮮やかに覚えています。 家を建てることへの期待、希望に、 熱くなっている頭に、 スーッと、涼風を注いでいただいたような 気分になりました。 そうして7か月ほどの時間をかけて、 大工さんご夫妻に丁寧に、 丹精込めていただいた わが家は、仕上がりました。 新築から19年のとしつきがすぎました。 ときおり、 いまは亡き久保さんの 「施主以上の家はできません」 を思い出しています。 そして、その意味を考えています。 1.新築当時 考え方、資金、感性、家族関係など、 住宅は施主のありようを映し出す。 2.新築後の年月 生き方、住まい方、暮らしぶり、 感性、働きぶりなど、 住宅は施主のありようを映し出す。 暮らしと働きの2本柱で成り立つ「人生」。 人生の舞台としての住宅。 「施主以上の家はできません」とは、 新築当時と新築後の年月のすべてを含む、 「施主のありよう」を映し出す、 という意味なのだと感じています。 ******************* ★あなた以上の「★★」にはなりません。★ ******************* A以上のBにはなりません。 このAとBの関係は、 施主、家以外のことがらにも、 当てはまるように感じています。 社長以上の会社にはなりません。 住民以上のまちにはなりません。 国民以上の国にはなりません。 人類以上の地球にはなりません。 そして、 わたし以上の自分にはなりません。 「わたし」という人間性を磨きつづけること。 「公(おおやけ)」への意識を磨きつづけること。 19年を経た今も、ときおり、 建築家として、人間として、先輩としての 久保隆夫さんが、 設計図面のいたるところに込めてくださった 施主家族への想いを発見することがあります。 この人生の舞台で、 「みんなのあした=世界の未来=公」のための 暮らしと働きを、つづけていきたいと思います。 ★文屋座BBQ in 文屋を開きます。 真夏の夕刻、 文屋のお庭で開く「文屋座BBQ」のパーティー! 自宅の中も、文屋の仕事場も、 ご覧いただくことができます (掃除しとかなくちゃ!)。 7月16日(土)16時半ころから19時半ころ いま、40人あまりの方々に、 お申込をいただいております。 みなさん、お申込をお待ちしております。 http://www.e-denen.net/index.php/bunyaza18 ************************ ★きょうの気づき★ ◆「施主以上の家はできません」の意味は、 1.新築当時 考え方、資金、感性など、 住宅は施主のありようを映し出す。 2.新築後の年月 生き方、住まい方、暮らしぶり、 働きぶりなど、 住宅は施主のありようを映し出す。 ********************** ★高野登さんの最新刊 『おもてなし日和』お申し込みページ: http://www.e-denen.net/index.php/books?_id=31 アマゾン:http://my-tiny.com/doxx ********************** ★プレム・ラワットさんと薮原秀樹さんによる 文屋座セミナー 10月23日(日)14時30分から17時30分 東京・御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター 参加者募集中: http://www.e-denen.net/index.php/bunyaza19 ラワットさんのご著書 『Pot with the Hole 穴のあいた桶』 http://www.e-denen.net/index.php/books?_id=27 幸せは、穏やかな心に宿る。 一つのメッセージを8歳のころから50年間、 世界中から招かれて講演しづつけている ラワットさん。 今年は、「講演活動50周年記念」の ワールドツアーが展開されます。 これからも、 ラワットさんのメッセージを、 世界へ未来へとお伝えしてまいります。 ラワットさんのメッセージを、 世界へ未来へ。 プレム・ラワットさんのご著書や情報は、 文屋(プレム・ラワット日本事務局)が運営する サイトへどうぞ:http://www.premrawat-japan.com/ お近くの書店さん、ネット書店さんでも、 お求めいただけます。 お近くの図書館への「購入リクエスト」も、 お願いいたします。 ********************** このメルマガのアーカイブページが、 仕上がりました。 キーワードで検索することも できるようになりました。 どうぞご覧くさい。 http://www.e-denen.net/index.php/mailmag ********************** ★井内由佳さんのホームページが リニューアルされました。 http://yuka-i.com ★最新刊『ハズレくじばかりのボクでも 「強運な人」になれた! 神さまからの秘密の教え たった7日間で人生が変わる方法、 聞いてきました!』 http://www.amazon.co.jp/dp/4040680693 ★『わたし、少しだけ神さまとお話できるんです。』 http://www.e-denen.net/index.php/books?_id=12 *********************