みなさん、こんにちは。お元気ですか? みなさん、毎日、文屋だよりを、 お受け取りくださいまして、 ありがとうございます。 ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ 信州小布施 美日常の文屋だより vol.187 和合と感謝 百年本を世界へ未来へ。 ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ このメールマガジン(文屋だより)は、 百年本の文屋代表、小布施人、農士、 「美日常」提唱者として、 ものごとの原点(本来あるべき姿)を 考えつづける筆者が、 日々、交流の場を綾なしながら、 みなさまの人生とビジネスのお役に立つこと を目的に、お届けしております。 ★文屋・木下豊について http://www.e-denen.net/index.php/about_rinen ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ (きょうのテーマ) 旅人は詩人 「観光」の主役は誰なのか? その3 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ******************* ★生まれたての「観光地」小布施の模索★ ******************* 小布施堂社長・市村次夫さんの造語 「結果観光」は、 生まれてからまだ30数年しかたっていません。 昭和34年(1959年)生まれのわたしにとって、 少年時代のふるさと小布施は、 「観光地」ではありませんでした。 この町は、 北信濃の一大観光地である 善光寺さん(長野市)と 志賀高原(山ノ内町) の中間にあって、 大勢のお客樣が旅をするルート 「観光動線」沿いにあり、 「大動脈」は間近を通っていました。 しかし、 この町には「観光施設」が ありませんでした。 自然のなりゆきとして、 観光客は来ず、 よって、観光地ではありませんでした。 しかし、 昭和51年(1976年)、状況は一変しました。 世界的な画家・葛飾北斎の肉筆画を展示する 「北斎館」が開館したのです。 この年以来、年間3万人、10万人・・・と 増えつづけた観光客(以後、来訪者)は、 10年ほどのうちに100万人に達し、 以後、小布施町は、 「人口の100倍」の来訪者を お迎えしております。 来訪者が急増する中で、 小布施の先人たちが考え、 おそれていたことがあります。 その気持ちを一言でいうなら、 「先輩の観光地のようには、 絶対になりたくない」 でした。 反面教師とした「先輩の観光地」とは・・・ 1.主役の座を観光客が占め、住民は脇役。 2.観光事業や施設に予算が使われて、 住民の暮らしの豊かさは二の次。 3.旅館やホテルは、 大手旅行業者に「部屋を売って」いて、 サービス業ではなく貸し部屋業に。 4.大手旅行業者やマスコミがつくったブームに 乗ったはいいが、 数年後にはブームが終わって閑古鳥。 5.住民は子どもたちに後を継いでほしいが、 魅力がないので後継者はできず、 気がついたときには「あとの祭り」。 信州の小布施の近くのスキー場や 温泉観光地の多くが、 この「失敗スパイラル」に苦しんでいました。 こうした「目的観光」への 明快な正反対概念として打ち出されたのが、 「結果観光」でした。 生活者が愛する土地で、主役として、 すてきな暮らしをしていたところ、 その結果として、 ふと振り向いたら、 そのすてきな暮らしぶりに惹(ひ)かれて、 来訪者が「来てしまった」状態。 充実した暮らしをしている生活者は、 来訪者との交流を楽しみにして、 心からもてなします。 そんな姿を理想像としてイメージした言葉が、 「結果観光」です。 ******************* ★たいせつなのは、リーダーが語る哲学★ ******************* 前号で、「小布施は結果観光のまち」 と書いたところ、 地元の読者の方から、 「小布施のお店や会社も、 雑誌や新聞に広告を出すし、 旅行業者とのおつきあいも大事にしています。 毎日の仕事ぶりは、 「目的観光」のまちと 大して変わりはないですね」と お便りをいただきました。 ご指摘のとおりです。 毎日のお仕事の「海面」は、 結果観光も目的観光も、 あまり変わらないように見えます。 しかし、たいせつなのは、 リーダー(社長、首長、議長・・・)たちが、 胸に抱く「深海」の哲学です。 「結果観光」の哲学(理念、考え方)を しっかりともって、 日々、社員や後進たちに哲学を語りつづけ、 日々の経営判断において、 その哲学に沿った決断を 積み重ねることだと思います。 そういえば、 あきらかに「目的観光」といえる ある観光地のリーダーが、 声高らかに使っていた日本語を、 いまも思い出すことがあります。 それは、 「お金を落とす」です。 「問題は、自分たちのまちに、 観光客にどうやってカネを落とさせるかだ」 「どうしたら、 客にもっとカネを落とすのかを、 みんなで考えようじゃないか」 わが57年の半生で耳にした日本語の中で、 最醜(さいしゅう)クラスの日本語です。 醜悪(しゅうあく)な考え方が生み出す 言葉や、声なき声の雰囲気。 旅人である来訪者のみなさんは、 きっと、敏感に感じ取ることでしょう。 そんな想いから、 わたしの「深海」から、 ある言葉が、 にじみ出すように湧いてきました。 「旅人は詩人」。 つづく ************************ ★きょうの気づき★ ◆来訪者が生活者という「光」を「観る」。 と同時に、 生活者が来訪者という「光」を「観る」。 と「観光」の意味をとらえて、 土地の主役である生活者の、 暮らしの豊かさを最優先に追い求めれば、 結果観光になっていく。 結果観光のまちであってはじめて、 リピーターは信者客に、 さらには伝道師が生まれ、 好循環のスパイラルが動き始める。 ********************** ★高野登さんの最新刊 『おもてなし日和』お申し込みページ: http://www.e-denen.net/index.php/books?_id=31 アマゾン:http://my-tiny.com/doxx ********************** ★プレム・ラワットさんと薮原秀樹さんによる 文屋座セミナー 10月23日(日)14時30分から17時30分 東京・御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター 参加者募集中: http://www.e-denen.net/index.php/bunyaza19 ラワットさんのご著書 『Pot with the Hole 穴のあいた桶』 http://www.e-denen.net/index.php/books?_id=27 幸せは、穏やかな心に宿る。 一つのメッセージを8歳のころから50年間、 世界中から招かれて講演しづつけている ラワットさん。 今年は、「講演活動50周年記念」の ワールドツアーが展開されます。 これからも、 ラワットさんのメッセージを、 世界へ未来へとお伝えしてまいります。 ラワットさんのメッセージを、 世界へ未来へ。 プレム・ラワットさんのご著書や情報は、 文屋(プレム・ラワット日本事務局)が運営する サイトへどうぞ:http://www.premrawat-japan.com/ お近くの書店さん、ネット書店さんでも、 お求めいただけます。 お近くの図書館への「購入リクエスト」も、 お願いいたします。 ********************** このメルマガのアーカイブページが、 仕上がりました。 キーワードで検索することも できるようになりました。 どうぞご覧くさい。 http://www.e-denen.net/index.php/mailmag ********************** ★7月16日(土)16時半ころから19時半ころ 文屋座BBQパーティーin文屋のお庭★ ********************** 真夏の夕刻、 信州小布施、文屋のお庭で文屋座を開きます。 BBQのパーティーです。 ◆とき:7月16日(土)16時半ころより19時半ころ (受付開始は16時ころより) 15時から準備を始めます。 お手伝い、うれしいです。 ◆ところ:文屋のお庭(電話:026-242-6512) http://www.mapion.co.jp/address/20541/1::4/ ◆内容:飲み放題、食べ放題、語り放題。 ◆参加料:参加費は2,000円(税込)+一品持ち寄り (食べ物・飲み物/手作り・既製品・・・自由です)。 お支払いは当日、お庭入り口の受付にて。 引き替えに、名札ケースをお渡しいたします。 18歳以下は無料です(保護者の同伴を条件に)。 ◆持ち物:わくわく気分。あれば名刺。 どなたさまも歓迎します。 駐車場はありません。 長野電鉄小布施駅から徒歩10分か、 タクシーにて、お出かけください (飲酒運転は厳禁)。 昨年夏につづいて3回目の開催です。 前回は60人樣以上にご参加いただきました。 (キャパは80人樣です) 5月下旬に、文屋サイトに特設ページを開き、 お申込受付を始めます。 ★翌7月17日(日)は、 「小布施見にマラソン」が開かれ、 全国から集まるランナー8,000人が、 小布施の土手や野道や路地を駆け抜けます。 http://www.obusemarathon.jp/ ********************** ★井内由佳さんのホームページが リニューアルされました。 http://yuka-i.com ★最新刊『ハズレくじばかりのボクでも 「強運な人」になれた! 神さまからの秘密の教え ?たった7日間で人生が変わる方法、 聞いてきました!』 http://www.amazon.co.jp/dp/4040680693 ★『わたし、少しだけ神さまとお話できるんです。』 http://www.e-denen.net/index.php/books?_id=12 **********************