文屋

文屋だより

Vol.888 宇宙色の蝶「君が代」を解き放つ その1

2021年09月05日

みなさん、こんにちは。お元気ですか?

信州小布施の里

さわやかな初秋の空気です。

近年、絶大な人気を誇るブドウ
特産のシャインマスカットの収穫が始まり、
農家のみなさんは活気づいています。

ごぞんじですよね。
黄緑色の種なしで皮まで美味しくいただけるブドウです。

2人の息子たちが営む小布施牧場の栗園は、
今年も豊作のようです。

イガはまだ緑色ですが、
これから熟するにつれて茶色になっていきます。

まもなく、以下の特設ページより、
秋の恒例、
栗の実のお申込受付を始めます。

https://obusedairyfarm.co.jp/products-post/obusekuri/

ご期待ください。

さっそく本日のテーマをお伝えいたします。

【本日のテーマ】

宇宙色の蝶「君が代」を解き放つ その1

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日本の国蝶(こくちょう)を
ご存じですか?

モンシロチョウ・・・?

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前号までに、文屋が7月に出版した書物
『ちよにやちよに』は、


「そうだったのか!君が代!」と題して、

6回にわたり、
この和歌の本来の意味と魅力を
お伝えしてきました。


ポイントを整理してみます。

本の要旨は、次の6点です。

1.この歌の元になる歌は、
いまから1100年以上前につくられた和歌です。

2.その和歌は、

ある人物が心から愛する相手へ、
「いつまでも長く生き続けてほしい」と
詠(よ)んだラブレターでした。

3.この和歌は、この国の人びとに愛され、
千年以上にわたって歌いつがれてきました。

4.その結果として、

『君が代』は、
世界一永い歴史を持つ、
世界一短い国歌になりました。

5.「君」を誰と思うかは歌う人の自由です。

特定の人や立場を指すのではありません。

人ではなく、虫でも動物でも小石でも苔でも、
他国の人びとでも地球や宇宙を思って歌っても、
それは自由です。

6. この歌には「母ごころ」が詠み込まれている。

だからこそ、
この歌は、あらゆる人たちの心を、
千年にわたって共鳴させ続けてきたのではないか。

****************

ところであなたは、
「君が代」はいつごろつくられた歌だと
思ってきましたか?

「そんなこと、考えたことがなかった」

これがわたしの答えです。

でもあえて問われたとしたら、

「昭和の初めごろか、
古くても明治時代か?」

と、たぶん答えていたことと思います。

昨年12月22日、

白駒妃登美さんから
「千年以上も前に詠まれた和歌です」と
教えていただいたとき、

けっして小さくはない驚きを覚えました。

その後、制作チームの5人で語り合う中で、

書名を『ちよにやちよに』

副題を「愛のうたきみがよの旅」と決めました。

千年以上の時空を旅してきた歌であり、
これからもまさに「千代に八千代に」ずっと永く、
旅をつづける歌でありますように、

との願い・・・祈りを込めました。

この絵本には、
表紙にも本文のそこここにも裏表紙にも、
あるものが描かれています。

蝶です。

名前はオオムラサキといいます。

本書を読む人たちを導く、
いわばガイド役です。

あなたは、
日本には「国蝶(こくちょう)」があることを
ご存じでしたか?

オオムラサキは、
その国蝶です(法律で定められてはいません)。

これまでとこれからを旅する「君が代」の姿を、
オオムラサキに擬(なぞら)えました。


『ちよにやちよに』のあとがきに
ご著者の白駒妃登美さんは、
次のように記しています。

(引用、ここから)
****************

わずか32音から成る、世界で一番短い国歌
『君が代』。

その歌詞は10世紀に始まり、
世界で一番古い歌詞を持つ国歌でもあるのです。

そこには、
和を尊び、命を慈しむ、
先人たちの真心があふれています。

もしかしたら『君が代』は、

先人たちから今を生きる私たちに、
そして同じ地球に暮らす、あらゆる命に向けられた、
時空を超えたラブレターなのかもしれません。

永い歴史の中で、国民みんなの歌として愛され、
やがて国歌となった君が代の「旅」。

この旅が、
地球に暮らす私たち家族の未来に
希望の光を灯(とも)してくれることを信じて、
この絵本を作らせていただきました。

****************
(引用、ここまで)


君が代の旅を象徴する蝶オオムラサキのオスは、
黒地に深い青と白と黄の配色が鮮やかです。

わたしには、
宇宙の色に見えます。

宇宙色の蝶です。

「君が代」が、

日本を思う「国歌」であることをはるかに超えて、
人類愛、地球愛、さらには宇宙愛まで込められた
壮大な愛の歌であることを、

オオムラサキの色は示しているように思います。

ところが、

いまから100数十年前から、
「君が代」は、
国歌として位置づけられてきました。

宇宙色の蝶は、
国歌という「虫かご」に
納められました。

本書に推薦文をお寄せくださった
万葉学者の中西進先生は、
「君が代を元に戻す」と表現されました。

わたしたち制作チームは、
「君が代を解き放つ」と表現しています。

虫かごから宇宙へ

次号で、そのいきさつと想いを記します。

****************

『君が代』という和歌に詠み込まれた、

底抜けに明るくて
果てしなく大きな愛=「母ごころ」。

千年以上にわたって愛唱してきた
わたしたちの先人たちの「祈り」が込められた
パワーソングですね。


子どもたちは幼稚園や学校で、
はじめて国歌「君が代」を覚えます。

詠み人知らず(作者不明)のラブレターを、
先人たちが千年以上にわたって
愛唱しつづけてきたこと。

この歌の本来の意味を、
先生方にも子どもたちにも、
伝えていきたいと思います。


文屋ではいま、
絵本『ちよにやちよに』を、

全国・世界の子どもたちに贈る
「寄付本プロジェクト」を実施中です。

おかげさまで、

福島県内の小学校と公共図書館、
全国の児童養護施設、
そして小児医療の病院に贈る

第一次目標の250万円・1,250冊分を
達成いたしました。

応援してくださっているみなさん、
ありがとうございます。

第二次目標は、
世界各国の駐日の外国公館約230館と、
世界中の日本人学校役100校に、
数冊ずつ贈ることです。

金額は250万円、1,250冊です。

みなさまのご理解とご参画をお待ちしております。

https://www.e-denen.net/cms_kifubon.php

****************

ではみなさん、お健やかに、
初秋の佳き日々を楽しみましょう。

どうぞよろしくお願いいたします。

文屋 木下 豊より


【写真説明】https://www.e-denen.net/cms_mailmag.php?_id=878

『ちよにやちよに』の最後から2コマ目の絵は、
日本から「君が代」の母ごころを発して、
地球を包みこみ、宇宙へと伝えていくイメージです。

「わたしたちの 歌声が
世界中に ひびき わたりますように
1000年先の 平和な 未来に とどきますように」


白駒さんがこの絵本に込めた想いを、
わかりやすく語る映像が出来上がりました。
どうぞご覧ください。↓

以下の「寄付本プロジェクト」のページ中ほどの
「ご挨拶動画」です。
文屋へのご注文もこちらからどうぞ!
https://www.e-denen.net/cms_kifubon.php

Amazonでもお求めいただくことができます。
https://amzn.to/2UYJJBs

中西進先生は、この御方です:
https://www.youtube.com/watch?v=D4h2vaLcCEU

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★文屋・木下豊について
https://www.e-denen.net/cms_about.php

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