文屋

文屋だより

Vol.864 平安時代から千年以上、歌いつがれてきた究極のラブソング。ご存じですか?

2021年06月29日

みなさん、こんにちは。お元気ですか?

信州小布施の里、
きょうはしとしとと、
恵みの雨が降っています。

さっそく本日のテーマをお伝えいたします。
きょうは、半年間をかけてつくってきた
新しい書物のお知らせです(^0^)

【本日のテーマ】
平安時代から千年以上、
歌いつがれてきた究極のラブソング。
ご存じですか?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

****************

平安時代から受け継がれる究極のラブソング

絵本『ちよにやちよに
~愛のうた きみがよの旅』

****************

「わがきみは

ちよにやちよに
さざれいしの

いわおとなりて
こけのむすまで」


いまから1200年以上前につくられたといわれる
和歌です。

「わが君」は、「私の愛する人」。

この歌は平安時代に、

ある人物が心から愛する相手へ、
「いつまでも長く生き続けてほしい」と
詠(よ)んだラブレターでした。

やがてこの和歌は、
冒頭の「わがきみは」を「君が代は」に変えて、
この国の人びとに愛され、
歌いつがれてきました。


世界一古い歌詞によって、
世界一短い国歌
『君が代(きみがよ)』となった和歌。

日本人であればだれもが知るこの歌に、
あなたはどのような想いをおもちでしょうか。

いま、
この歌をより深いこころで味わってほしい。

その想い込めて、

文屋は絵本『ちよにやちよに
~愛のうた きみがよの旅』を
7月9日に出版いたします。

作者は、
文筆家であり講演家である
白駒妃登美(しらこまひとみ)さんです。

「日本人に生まれたことに誇りを持てるような
歴史のエピソードを伝えることが、 私の使命」
と語る、博多の歴女です。

多数の著書や全国各地での講演をとおし、
歴史上の人物の生き方を、
多くの人々の学びにかえてきました。

そんな白駒妃登美さんが、
『君が代』の本歌(ほんか)である歌のこころを伝えたい、
という気持ちからつくったのがこの絵本です。


和を尊び、命を慈しむ、
長く受け継がれてきた日本のこころを
伝えるものです。

「いっしょにいる 時も はなれている 時も
たいせつな あなたには
いつも 笑顔で しあわせで いてほしい」

「・・・たくさんの 人が 口ずさむうちに
ちいさな 愛の歌は みんなの歌に なっていった」

絵本のあとがきで、
白駒妃登美さんはこの歌のことを

「先人たちから今を生きる私たちに、
そして同じ地球に暮らす家族に向けられた、
時空を超えたラブレター」と語っています。

****************

先人たちが千年以上にわたって愛し
歌いつづけてきた歌

豊かな人生は
人を愛おしく想う心に宿る

****************

この歌は、
平安時代前期に編纂(へんさん)された
『古今和歌集(こきんわかしゅう)』に
おさめられていました。

日本で最初の勅撰(ちょくせん)和歌集である
『古今和歌集』のなかには、

百人一首など現在も親しまれる和歌も
多く含まれています。

その後、
この歌は祝いの席などで
好んで歌われるようになりました。

そして、
『古今和歌集』成立の約100年後に編纂された
『和漢朗詠集(わかん ろうえいしゅう)』にも登場します。

「朗詠」とは、
楽器の伴奏に合わせて名句を吟唱すること。

『和漢朗詠集』は、
朗詠が盛んに行われることによってつくられた詩文集、
いわば人気のソングブックです。


それにしても、
いつの時代もラブソングというのは
世代を超えて人の心に響くものですね。

淡い初恋からはじまり、
心を通わせる相手への想いにあふれ、
歳を重ねることで家族への愛に満ちていく。

豊かな人生とは、
人を愛おしく想う心に宿るような気がします。

だからこそ、
この歌は時代を超えて受け継がれてきたのです。

大らかで和やかな人類愛、地球愛、宇宙愛を込めた、
究極のラブソングです。

『和漢朗詠集』に登場するとき、
「わが君は」は、
「君が代は」と手を加えられました。

そして長い歴史のなかで、
国歌となり歌い継がれてきたのです。

その『君が代』の旅を、
白駒妃登美さんは絵本本編とあとがきをとおして、
読み手に優しく伝えてくれています。

****************

子どもたちは幼稚園や学校で、
はじめて国歌「君が代」を覚えます。

詠み人知らず(作者不明)のラブレターを、
先人たちが千年以上にわたって
愛唱しつづけてきたこと。

この歌の本来の意味を、
先生方にも子どもたちにも、
伝えていきたいと思います。


文屋ではいま、
絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』を、
福島県内の小学校と公共図書館、
全国の児童養護施設、

そして小児医療の病院に贈る
寄付本プロジェクトを展開中です。

みなさまのご支援をお待ちしております。
以下のページから、ご購入の予約も承ります。

https://www.e-denen.net/cms_kifubon.php

全国の書店へのご予約、
Amazonでもお求めいただけます!

お近くの図書館に、
「購入希望」を出されると、
地域のみなさんに読んでいただけますね!

****************

ではみなさん、お健やかに、
夏の佳き日々を楽しみましょう。

どうぞよろしくお願いいたします。

文屋 木下 豊より


【写真説明】https://www.e-denen.net/cms_mailmag.php?_id=856

絵本『ちよにやちよに』の表紙

白駒妃登美さん

◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎

★文屋・木下豊について
https://www.e-denen.net/cms_about.php

メールマガジン 文屋だより

アーカイブ

最新の投稿

image