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文屋だより

メールマガジン「文屋だより」は、
百年本の文屋代表、小布施人、農士、「美日常」提唱者として、
ものごとの原点(本来あるべき姿)を考えつづける筆者が、日々、交流の場を綾なしながら、
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Vol.804 「取締役用務員」は「小使いさん」だった祖父への敬慕から。小布施牧場緑談 モ~4

2020年07月27日

みなさん、こんにちは。お元気ですか?

きょうの信州小布施は、
降ったりやんだり、梅雨らしい一日でした。

今週、西日本から梅雨が明け、
東日本はいよいよ今週末あたりから、
夏本番を迎えますね。

みなさん、
いつもこのメールマガジンをお受け取りいただき、
ありがとうございます。

◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎
信州小布施 美日常の文屋だより vol.804
和合と感謝
百年本を世界の未来へ。
◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎

【きょうのテーマ】

「取締役用務員」は
「小使いさん」だった祖父への敬慕から。
小布施牧場緑談 モ~4

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★「用務員」
  ようやく手にした念願のステータス★
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前号までに、

小布施牧場縁談 モ~1
伊那食品工業さんをTTPする牧場を始めました。
https://www.e-denen.net/index.php/mailmag?_id=792

小布施牧場緑談 モ~2
一つの新聞広告が導いた一人の青年の人生。
https://www.e-denen.net/index.php/mailmag?_id=793

小布施牧場緑談 モ~3
深く掘り、研究開発を続け、社員を幸せにね。
https://www.e-denen.net/index.php/mailmag?_id=794

をお伝えしました。ご覧いただきましたでしょうか?


二人の息子たちが夫婦で営む
ジャージー牛専門の牧場「小布施牧場株式会社」。

社長は次男で楽農家の荒野(こうや。31歳)。

長男で元ホテルマンの真風(まかぜ。33歳)が、
専務として支えています。

で、わたしは、
取締役にして「用務員」です。

写真のように名刺には、
「取締役 用務員」と堂々と(^0^)記しております。

用務員としての業務は、

環境整備のための草刈りや栗畑の消毒作業、
行政(町・県・国)と連携する事務、
チラシやリリース資料の作成など、

さしずめ、何でも屋さんです。

今春までは、上記に、
週3回の牛舎の清掃作業(堆肥片づけ)がありましたが、

いまは、
4月に新卒採用した正社員が担ってくれています。

初対面の人には、
「文屋 代表」と「小布施牧場株式会社 取締役 用務員」の
2枚の名刺を差し出すことがあります。

みなさん、一様に、
代表、取締役と用務員のイメージのギャップに、
すこし驚かれ、そのあと、微笑まれます。

じつは、わたしには、
「用務員」という立場に、
とっても私的なこだわりがあります。

「ようやく手にした念願のポジション」なのです。

わたしにとっては、
ポジション、立場というよりも、
「ステータス」という言葉のほうが、しっくりときます。

その背景をご説明する前に、
辞書を引いてみます。

【用務員】用務に従事する者

用務員と聞いて、多くの人がすぐに思い浮かべるのは、
学校の「おじさん」と呼ばれる
用務員さんではないでしょうか?

じつは学校の用務員さんは、
きちんと法律で定められています。

学校教育法施行規則(昭和22年文部省令第11号)

「学校用務員は、
学校の環境の整備その他の用務に従事する。」

そして、
わたしより年上の人たちは、
用務員さんよりも、もう一つの言葉に、
なじみを感じる人も多いことでしょう。

それは、
「小使い」「小使いさん」です。

この言葉は、

「差別感情がこめられている」ことから、
いわゆる「放送禁止用語」に指定されており、
現在では使われません。

差別的で放送禁止用語で・・・

一般的には確かにそうなのですが、
わたしにとっては、「あこがれ」ともいえる
職業なのです。その理由は・・・


**********************
★「小使いさん」を勤めあげた祖父の思い出★
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わたしは、
江戸末期から続く木下家の五代目です。

祖父で三代目の安政(やすまさ)さんは、

1895年(明治28年)に生まれ、
米寿のお祝い(87歳)をした
1982年(昭和57年)10月5日に亡くなりました。

裕福な家ではなく、
田舎なのに田畑もほとんどありませんでした。

家計を助けるために、

少年時代から青年時代は毎年、冬になると、
諏訪湖のある下諏訪の寒天製造の家に住み込んで、
厳寒期の作業をしていたそうです。

祖父は、「奉公に出た」と語っていました。

(その孫のわたしが、
寒天のかんてんぱぱ伊那食品工業さんに
お世話になっているのは、ご縁を感じます)

結婚する年齢になり、
実家のある小布施村(当時)に落ち着いたあと、

採用されて就いた職業は、
村役場の小使いさんでした。

いまは使われなくなったこの言葉ですが、
わたしが小学生だった1970年前後は、
まだ、「小使い」は、正式の呼称でした。

町役場の、
祖父たち数人の小使いさんが常駐するお部屋には、
「小使室」という表札まで掲げられていました。

なぜかわたしは、
この年季の入った表札を鮮明に覚えています。

わたしが知る限りですが、
小使いさんたちの業務内容は、

1)環境整備(掃除、草取り)
2)庁舎の営繕(修理、電球交換・・・)
3)役場から住民への通知の配達

でした。

週に2回か3回は、宿直当番で、
お泊まりでした。

戦時中、「赤紙」と呼ばれた召集令状を
各戸に届けるのが、「いちばんつらかった」と
振り返っていました。

配達はふだんは自転車でした。

当時は、今以上に降雪があり、
30㎝、50㎝と積もったときは、
歩いて配っていたそうです。

放課後、小使室に遊びに行くと、いつも、
あめ玉をくれました。

塵一つ無く掃き清められた小使室や、
役場の廊下、執務室。

雑草が一本も生えていない役場の敷地。

どれもこれも、
じいちゃんとお仲間たちの汗の結晶でした。

小使いであること、そのお役目に、
心の底から「誇り」をもっていて、
幸せそうでした。

祖父は1977年(昭和42年)、
72歳になるまで、
小使いとして働き通しました。

町職員の定年は50歳代の時代ですから、
一般の職員よりも20年近く、
高齢になるまで働いたことになります。

足腰が丈夫だったので、
米寿で亡くなる数ヵ月前まで、
薪割りをして、家族を助けていました。

陽気な人で、
晩酌をすると歌い出すこともしばしばでした。
(宴会好きは、孫のわたしに確かに遺伝)

「じいちゃん子」であったわたしは、
こうした祖父の半生を、
孫なりによく見つめていたように思います。

「小使い」である年長の祖父を、

高校を出て奉職したばかりの若い職員が、
見下すような言動をとることは、
しょっちゅうであったとか。

それでもめげることなく、
明るく、毎日、働いていた祖父に対して、
わたしは敬愛し、慕い続けました。

そんな敬慕の念が、
「小使い」「用務員」への
あこがれにも似た感情を養ってきました。

ですから、
祖父の没後40年を経て、
二人の息子たちが
小布施牧場株式会社を設立するにあたり、

わたしは名乗り出て、「用務員」になりました。

****************

以上が、
わたちが「用務員」のステータスを
喜んでいる背景です。

おわかりいただけましたでしょうか?

ここからは、付け足しのお話です。

祖父は、
72歳まで、小使いとして45年間勤めた
町役場を退職しました。

そんな祖父に、
すてきな贈り物がもたらされました。

「勲七等 瑞宝章」勲章です。

授与してくださったのは、
昭和天皇です。

この報告を町長室で受けたとき、

時の町長さんは、

「小使いが勲章をもらうのは、
後にも先にも木下さんだけだよ」と
喜んでくださったそうです。

この賞状は、
仏間の祖父の遺影の横に、
いまも飾られています。

****************

環境を整備することをおもな任務とする
用務員のお仕事。

このことをずっと考えているわたしに、
今朝、目が覚めてすぐに、
すごい思いつきがもたらされました。

このことは、
あす、書かせてくださいね。

****************

小布施牧場の
直営店舗milgreen(ミルグリーン)は、

ジェラートとモッツァレラチーズの工房がある
カフェです。

朝、しぼりたての濃厚なジャージー牛乳を
低温殺菌したミルクを使い、

工房でジェラートとモッツァレラチーズに仕上げて、
お客様にご提供しています。

近ごろは、
絶品のプリンも登場いたしました。
(プリンはいまのところ、お店売りのみです)

お店は、
「小布施千年の森」という
広大な広葉樹の森にあります。

お客様には、

信州小布施に旅をしていただき、
森で生まれたての清冽な空気を吸いながら、
味わっていただきたいと願っております。

直売をしながらも、
ネットによる通信販売も行っています。

通販のメニューは、

1.カップアイスクリーム6個入り
2.モッツァレラチーズ3個入り
が基本です。

お中元向けなど、ご進物としても、
ご好評をいただいております。

いつもの夏とはちょっと新味のあるお品として、
ご検討いただけると幸いです。

小布施牧場の公式サイト:
https://obusedairyfarm.co.jp/

****************


文屋はいま、
オンラインスクール
「塚越寛さんに学ぶ年輪経営の極意」を制作しています。

ナビゲーター、講師を、
高野登さんがご快諾くださいました。

いまは在庫切れになっている
上記の『映像本いい会社をつくりましょう』の
対話映像を観ながら、

高野さんとわたしが語らい、
議論を深める構成です。

毎月1回の配信で、12回、1年間をかけて、
受講されるお一人お一人が、

それぞれの人生とお仕事、経営のありようを見つ直し、
成長・進化させることを目標にしています。

8月3日(月)の開講予定です(7月1日の開講が遅れ、
申し訳ございません)。

どうぞご期待ください。

****************

ではみなさん、お健やかに、
夏の佳き日々を楽しみましょう。

どうぞよろしくお願いいたします。

文屋 木下 豊より


【写真説明】http://www.e-denen.net/index.php/mailmag?

取締役用務員の名刺です。

◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎

このメールマガジン(美日常の文屋だより)は、
百年本の文屋代表、小布施人、農士、
「美日常」提唱者として、

ものごとの原点(本来あるべき姿)を
考えつづける筆者が、
日々、交流の場を綾なしながら、
みなさまの人生とビジネスのお役に立つこと
を目的に、お届けしております。

★文屋・木下豊について
http://www.e-denen.net/index.php/about_rinen
http://www.e-denen.net/index.php/about_kino

◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎

★プレム・ラワットさんの「心の平和」のメッセージを、

これから100年の未来を生きる、
無限の可能性を秘めた子どもたちに贈りたい!

寄付本プロジェクトにご一緒しませんか?★

ラワットさんのこのご著書を、
より多くのみなさんにお伝えしていきましょう!

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小布施牧場の
しぼりたてジャージー牛乳を使った
ジェラートとモッツァレラチーズの工房&カフェ
milgreen(ミルグリーン)
https://obusedairyfarm.co.jp/milgreen/

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2019年1月20日に八重洲ブックセンターで開いた
かんてんぱぱ・伊那食品工業株式会社会長
塚越寛さんの講演音声データ。

語り手と聞き手の意識が高いレベルで一体になった
「奇跡の講演会」の90分間の全容を、
ぜひお手元で何回も聞いてお役立てください。
http://www.e-denen.net/index.php/movies?_id=42

◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎

◎わたしのこころの師匠・戸村和男先生
 富士和教会の公式サイト:http://fujiwa-k.com/

師匠のお弟子さん・井内由佳さんのご著書

『もっと美しく、もっと幸せに
~リッチに輝いて愛される33の理由』
(廣済堂出版。2018年)より

【第4章 愛の中にいる】

自分にとっての最適な場所は、
神さまの作った”流れ”の行き着く先。

そう気づいたことが、
幸せな人生へ舵(かじ)を切る
分岐点となりました。

★井内由佳さんの公式サイト:http://yuka-i.com

★井内由佳さんが社長をつとめる
株式会社フィールド オブ ドリームスの公式サイト:
命を受けました。
https://youtu.be/owcmZ4ymmS0

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◎わたしのイチオシ。斉藤一人さんの「覚悟の話」
goo.gl/hJbwWd
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