2019年08月27日
みなさん、こんにちは。お元気ですか?
きょうも信州小布施の里のきょうは、うすぐもりです。
これから11月下旬までの100日間は、ブドウ、リンゴ、栗などの収穫最盛期となり、いちばん 活気づく季節です。
みなさん、 いつもこのメールマガジンをお受け取りいただき、
ありがとうございます。
◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎
信州小布施 美日常の文屋だより vol.703
和合と感謝 百年本を世界へ未来へ。
◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎
【きょうのテーマ】
選択縁と「誰もが安心して弱者になれる社会」その3 「無縁」という至高
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
**********************
★世代や血縁を超えた
「選択縁」という「家族」のありよう&
森に還ろうの絵本を子どもたちに贈りたい★
**********************
前号に続いて、
「選択縁」という他者とのつながりあいについて、
書かせていただきます。
文屋はいま、
絵本『おじいちゃんのまきストーブ』をつくっています。
10月中旬に、全国発売されます。
この絵本の舞台は、
人里離れた美しい森の奥深くにある一軒家です。
二つのテーマのうちの一つは、
「人を、森へ還ろう」という地球からのメッセージです。
もう一つは、「選択縁」です。
選択縁とは、
「脱血縁・脱地縁・脱社縁の 新しい人間のつながりのこと」。
ベストセラー『おひとりさまの老後』で広く知られる
社会学者の上野千鶴子さんが提唱しています。
加入・脱退が自由で強制力がなく、
まるごとのコミットメント(=関わり合い)を要求しない、
そういう選び合う“ 縁(えにし)”が、
人を最期に支え合う」
「そういう自分の意思や志やフィーリングで選び合った
仲間たちがいる人のことを”人持ち”と呼びます。」
「選べない家族や親族の関係は年をとれば減っていくが、
選べる友人関係はいつでも、どこでも、何歳でも、
新しくつくれます。
ただ、それは昨日今日で身につくものではないので、
できるだけ早い時期から
仕事や家族以外の趣味や交友関係を持つべきです。」
選択縁の身近な具体例の代表格としては、
・趣味のサークル
・ボランティア活動 があげられます。
わたしたちにとって 、
社会学者としての上野さんの提唱する「選択縁」から、
自身の今後、そして晩年から最期までを、
考えてみることは、
30代、40代であっても、大切ではないでしょうか?
この絵本づくりのおかげで「選択縁」を知りました。
あらためてこの三つの漢字を眺めていて思ったことがあります。
「わたしたちは、自分の判断で縁を選択することができる。
しかし、そもそもその縁が自分にもたらされるかどうかは、自分の力を越えた世界だ」
ということです。
いくら佳き出会いを願っても、出会えるかどうか=縁をもたらされるかどうかは、
人知を越え た世界。いわば神さまの領域です。
ですが、出会いについて人間がまったく非力かといえばそうではなく、
1. 佳き出会いをもたらされるような想いをつづけること。
2. 望むような出会いにふさわしい人になること。
3. そして、行動すること
によって、その機会に近づき、チャンスを手にする可能性は、高まるのではないでしょうか?
**********************
★「無縁」という至高★
**********************
佳き人や場や機会との出会いに恵まれることを、わたしたちは望んでいます。
そうしたご縁に恵まれないことを、「縁が無い」と表現して、マイナスのこと、よろしくない ことだと思うものです。
そこで、 縁が無い=無縁を辞書で引いてみました。
1 縁のないこと。関係のないこと。「我々とは無縁の出来事」
2 地縁・血縁などの縁者がないこと。反対語は有縁。
とあります。なるほど、納得です。
ですがもうひとつ、三つ目に、とても気になる「意味」を見つけました。
3 仏語。
だれのためというような対象の区別がなく、すべて平等であること。絶対の慈悲の境地。
(以上、コトバンクより引用)
絶対の慈悲! 忘己利他(もうこ りた)にも通じる、至高の理想的な境地。
そんな意味が、一般にはマイナスのイメージのある「無縁」にはあるのですね。
無縁について、ますます興味津々です。
次号では、無縁と選択縁について、まとめてみたいと思います。
みなさま、きょうも佳きご縁に恵まれて、すてきな一日をお楽しみください。
************
みなさまから、この絵本のクラウドファンディングでお預かりした
尊いご厚情と資金の生かし方は、 このメルマガの以下のバックナンバーをご覧ください。
http://www.e-denen.net/index.php/mailmag?_id=688
************
【写真説明】http://www.e-denen.net/index.php/mailmag?
・燃える薪ストーブの「本当の火」に感激する
若いカップルとおじいちゃんの図。
・5月初め、 著者でエッセイストのさわもりりささん (中央)と、
さわもりさんのご主人で言語文化教育が
ご専門の細川英雄さん(左。早稲田大学名誉教授)。
アーティストのもとすぎりゅう(本杉琉)さん(右)。
八ヶ岳南麓 山梨県北杜市のアート&カルチャースペース
“シュマン・デュ・ボヌール′′のお庭にて
こうしたつながりも「選択縁」ですね。
************************
このメールマガジン(文屋だより)は、
百年本の文屋代表、小布施人、農士、
「美日常」提唱者として、
ものごとの原点(本来あるべき姿)を
考えつづける筆者が、
日々、交流の場を綾なしながら、
みなさまの人生とビジネスのお役に立つこと
を目的に、お届けしております。
★文屋・木下豊について
http://www.e-denen.net/index.php/about_rinen http://www.e-denen.net/index.php/about_kino
◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎
2019年1月20日に八重洲ブックセンターで開いた
かんてんぱぱ・伊那食品工業株式会社会長
塚越寛さんの講演音声データ。
語り手と聞き手の意識が高いレベルで一体になった
「奇跡の講演会」の90分間の全容を、
ぜひお手元で何回も聞いてお役立てください。
http://www.e-denen.net/index.php/movies?_id=42
◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎
◎わたしのこころの師匠・戸村和男先生
富士和教会の公式サイト:http://fujiwa-k.com/
師匠のお弟子さん・井内由佳さんのご著書
『もっと美しく、もっと幸せに ~リッチに輝いて愛される33の理由』
(廣済堂出版。2018年)より
【第2章 こころと身体をしあわせにする食事】
大きな仕事をやり遂げたときはもちろん、
一日の終わりには必ず「オン」を「オフ」に切り替える。
そんな気持ちのメリハリが、
最高のパフォーマンスを引き出します。
★井内由佳さんの公式サイト:http://yuka-i.com
★井内由佳さんが社長をつとめる
株式会社フィールド オブ ドリームスの公式サイト:
https://f-o-dreams.com/
◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎
◎文屋では、平和の大使プレム・ラワットさんの
集大成となるご著書を、世界出版するため、
制作中です!
テーマは、「呼吸としあわせ」です。
お楽しみに。
◎ラワットさんの講演動画
2011年、欧州議会にて「平和と幸福の実現」をテーマに講演。
講演後に提案された「平和の誓約書」に 37の政府、団体の代表が署名。
「歴史的な講演」と評価され、 「平和の大使」の任命を受けました。
https://youtu.be/owcmZ4ymmS0
◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎
◎わたしのイチオシ。斉藤一人さんの「覚悟の話」 goo.gl/hJbwWd
◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎
************