2022年11月4日
文屋はいま、オンラインセミナー【高野登さんと学ぶ「わたしの人生を変えたホスピタリティライフのすすめ」】を配信中。このブログでは、講座の内容を抜粋して編集したコラムをお届けします。
コロナ禍を経て、これまでの常識が大きく変わってきています。
新たな可能性が広がることは同時に、既存のあり方の踏襲では通じなくなるということでもあります。
アフターコロナの世の中では、人も会社もそれぞれに個性を生かし、独自の強みを際立たせていくことがより求められるでしょう。そのためには、あらゆる場面で「これまでどおり」の対応を変え、新しいやり方を模索していかなければなりません。
ところが、思った以上に慣性とはやっかいなもの。習慣的にやってきたことを変えることはそう簡単ではないのです。
では、何から始めていけばいいのでしょうか。今回は、言葉というところに注目してみます。
みなさんは普段、どんな言葉を使っていますか。口癖やよく使う言い回しなどを自己観察してみると、表現の仕方が思った以上に自分自身に暗示をかけていることに気づきます。
「忙しい」「面倒くさい」「大変」・・・。たとえばこんな言葉を頻繁に使うと、実際にその状況をつくり上げてしまいます。というより、そもそもこうした状況はかなり主観的なものです。
言葉の使い方は、自分自身のマインドセットを反映しています。マインドセットとは、思考の置き方のこと。身のまわりの状況だけでなく自分自身のことも、あるマインドセットによって発する言葉がつくりあげているのです。
習慣的に使っている言葉が、自分自身を縛っている――。それならば、もっと言葉を上手く操ってみたいという気持ちになりませんか。
たとえば、ネガティブな言葉をポジティブな言葉に変えてみること。いつも使っている言葉を、別の言葉で表現してみること。それだけでものごとを多面的に見ることができ、視野はどんどん広がっていきます。
新たな視点や視座をもつことができれば、それまでは当たり前と思っていた自分自身のことも、個性や強みとして発見できるかもしれません。
言葉は、語る相手との関係性も形づくります。何かを伝えようとするとき、どんな言葉を選び、どんなタイミングで伝えるのか。いま目の前にいる人には、どうしたら上手く伝わるのか。ベストな表現法は、すべて場に依存します。
良い関係性をつくって発展させていくためには、伝わる言葉の運用能力を磨いていくことが必要です。ただしこれは、単に多くの表現を学べばいいということとは異なります。
ベストな表現法が場に依存するかぎり、借りた言葉をただ真似てもうまくいきません。相手がどんな人物で、何を求めているのかをしっかりと観察すること。自分が伝えたいことより、相手が聞きたいことを考えることのほうが先です。
ここで力を発揮するのが、好奇心や探求心。語りかける相手に興味を持ち、知りたいと思う気持ちで接していけば、おのずと想像力が膨らんでいきます。相手に対する興味は言葉に表れ、関係性の発展に大きく貢献します。
世の中にはコロナ禍に関わらず、日々の経験を学びや成長の糧として、良い変化を起こしている人がたくさんいます。そしてビジネスが人と人との関係性の営みである以上、働く人の良い変化は会社の継続的な発展にも繋がっていきます。
成長を続ける人や会社に共通することのひとつは、発信力に長けているということ。自分にたいしても、相手にたいしても、言葉の使い方がとても上手です。
あなたの周りにも、きっとそういう人や会社が存在するはず。最後にそういう人や会社をみつけるヒントをお伝えしましょう。
「あの〇〇さん」「あの〇〇社」・・。他にはない特性を持つ人や会社が語られるとき、「あの」とつけられることが多いのです。
悪い意味で使われることもあるので見極めが必要ですが、「あの」とつけて語られる人や会社には、独自の個性や強みを見出すことができるでしょう。
あなたも(良い意味で)「あの〇〇さん」と言われるために、言葉を使いこなしてみませんか。
このセミナーの講師、「人とホスピタリティ研究所」の高野登さんは、ザ・リッツ・カールトン・ホテルの元日本支社長。同ホテルで学んだ「おもてなし」の心、これをブランド化した「ホスピタリティ」の感性を軸に、みなさまの人生やビジネスの新設計を伴走します。
オンライン講座は、1回60分前後の講義を、映像と音声で月2回(全12回)、学習期間 6か月間で学びます。この期間に、あなたの言葉、思考、そして行動は、驚くほど洗練されていきます。みなさまのご参加を、ぜひお待ちしております。
【末広がりの年輪経営プロジェクト】
ビジネス・オンラインスクール 高野登さんと学ぶ「わたしの人生を変えたホスピタリティライフのすすめ」
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