2022年10月6日
10月に入り、過ごしやすい秋の気候となりました。何かにじっくり取り組みはじめるには、とてもいい季節です。
文屋では、みなさまの人生やビジネスの新設計を伴走するオンラインセミナーを配信しています。ここ数ヶ月にわたり、このブログでは【高野登さんと学ぶ「わたしの人生を変えたホスピタリティライフのすすめ」】をご紹介してきました。
1回60分前後の講義を、映像と音声で月2回(全12回)、学習期間 6か月間で学ぶこの講座。この期間に、あなたの言葉、思考、そして行動は、驚くほど洗練されていきます。
今回は、最終講義の内容をご紹介します。漠然ながらも何かをはじめ、何かを変えたいとお考えのみなさまに、ぜひお読みいただきたいと思います。
このセミナーの講師は、ザ・リッツ・カールトン・ホテルの元日本支社長である高野登さん。「おもてなし」の心をブランド化し、ホスピタリティという新しい価値を築くことで、リッツ・カールトンをいまある地位に押し上げた立役者です。
講義をとおし、まず高野さんの語り口調のなかに、磨きあげられた「おもてなし」の感性を感じることができるでしょう。そして語られるホスピタリティのあり方は、ホテル以外のビジネスにも価値を生み、また一人ひとりの生き方、働き方を変えるものです。
高野さんがホスピタリティの価値を確信する背景には、日本と東洋の精神文化にたいする独自の研究があります。なかでも、江戸時代の商人たちが自分たちのあり方を律する「江戸しぐさ」には、ホスピタリティ、おもてなしに通じる思想がたくさんあるといいます。
「江戸しぐさ」の思想の根底にあるのは、ビジネスが人間と人間の重層的なやりとりであるということ。これは、高野さんにとってホスピタリティの師ともいえる、リッツ・カールトンの創始者、ホルスト・シュルツィ氏が繰り返し語っていたことでした。
「一期一会」――いまこの瞬間の出会いこそがもっとも真剣な場である、ということがその良い例です。「江戸しぐさ」の本質にある共生の哲学は、まさにホスピタリティそのもの。自分と同じように他人を大切に思うことによって、ビジネスや人生のなかに持続可能な価値をつくりだすヒントがたくさんあります。
高野さんがこの講座の最後におしえてくれるのは、気持ちよい人間関係をつくることによって、人生やビジネスを成功に導く14の力です。
①笑顔の力――いまある自分と向き合うことで、時、相手、状況に合った笑顔の力を実感できるでしょう。
②記憶の力――「あなたのことを覚えています」と伝えることで、その場には思った以上の価値が生まれます。
③観察の力――自分のあり方、働き方を一気に変えるのは、これまで見ていなかったことに目を向ける意識です。
④推理の力――観察を生かした推理は、安心感と信頼感を形づくります。
⑤理解の力――まずは頭のなかでわかること。さらに、魂レベルで納得できれば、より深い自覚につながります。
⑥脱力の力――正しいか正しくないかという判断にたいして、美しいか美しくないかという感性。心の力を上手に抜くことで、いまある苦しみのとらえ方が変わります。
⑦応用の力――まずは基本のスキルを身に付けること。型があってはじめて、その型を生かしながら、やがて型を外れた創造的な働き方ができるようになります。
⑧共有の力――仲間と一緒に力を発揮できるチームや組織をつくるのは、やはりリーダーです。
⑨評価の力――強い組織は、どんなフィードバックも感謝とともに受けとることができます。
⑩本質の力――本心が言い合える関係性のなかに、仕事の本質を見抜く力が生まれます。
⑪主張の力――謙虚さも過ぎれば傲慢。誰もが時として「打って出る」ことができるためには、信頼関係が不可欠です。
⑫視点の力――自分の視点や視座への気づきは、自分を変える第一歩です。
⑬初心の力――慣れと上達の違いは、後者にはゴールがないこと。つねに慣れない環境に、身を置く工夫をしてみましょう。
⑭愛着の力――自分が提供する価値を信じている人が語る言葉、姿勢にこそ、人を惹きつける力があるのです。
あなたはいま、どの力を持っていますか。そして、どの力を磨きたいですか。そのことが明確になったなら、このセミナーに参加する準備は万端です。
この秋から高野登さんの伴走を受けて、新たな時代を生き抜く力を手に入れてみませんか。みなさまのご参加を、心よりお待ちしています。
【末広がりの年輪経営プロジェクト】
ビジネス・オンラインスクール 高野登さんと学ぶ「わたしの人生を変えたホスピタリティライフのすすめ」
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https://seminars.jp/seminars/9044