2022年9月29日

自分(自社)を変える、思考転換のプロセス――オンライン通信講座【高野登さんと学ぶ「わたしの人生を変えたホスピタリティライフのすすめ」】⑪

人生やビジネスにおいて何かを変えたい、とお考えのみなさまに、文屋はオンラインセミナー【高野登さんと学ぶ「わたしの人生を変えたホスピタリティライフのすすめ」】を配信しています。

この講座では、講師である高野登さんの代名詞ともいえる「ホスピタリティ」を軸に、みなさまが人生やビジネスを再設計していくうえでのヒントをたくさんお伝えしています。

お客さまに寄り添い、マニュアルどおりのサービスとはまったく異なる感動を生むホスピタリティの感性は、高野さんがかつて日本支社長を務めたザ・リッツ・カールトン・ホテルで学び、体得したものです。

簡単に答えに飛びつくのではなく、とことん問い続ける――。他には決して真似できない価値をつくるためのホスピタリティの実践には、とても根気が必要です。でも高野さんの言葉は、結果ではなくこのプロセスにこそ、自分を変える大きな力があると確信させてくれます。

高野さんはこのセミナーで、自分(自社)を変えていくためのプロセスをさまざまな角度から提案してくれます。

今回は少し、その枠組みや方法をご紹介してみたいと思います。

まずは、他にはない自分だけの価値を見つけ出すための「スイートスポット」の発見です。

他の人から求められているもの、自分がやりたいこと、そして得意なこと。この3つがそろっているものが、自分の人生や仕事を最適の領域へと導いてくれます。

もちろん、すべてバランスよく選択できることは少ないかもしれません。そして、このスイートスポットにたどりつく道筋も、誰もが同じではないでしょう。

「やりたい仕事ではないけどやっているうちに、いつの間にか得意になっていた」。「求められていることに応えていたら、やりがいが見えてきた」。「やりたいことにこだわって工夫をすることで、少しずつ求められるようになってきた」。さまざまなケースが考えられます。

大切なのは、その場その場でこの3つの重なりを意識し、自分のなかで納得できる部分を少しずつ増やしていくということです。

これはビジネスでも同様です。メンバーの能力やモチベーション、そして協力体制のどこに強みがあるのかを考えながら、スイートスポットを探すプロセスのなかに、その企業にしか生み出せない価値が見出されます。

こうした新たな方向性を見つけていくためには、これまでの思考を転換する必要があります。

このブログでもここ数回、マインドセット<思考の置き方>の問い直しについてお伝えしてきました。今回は、より具体的にこのマインドセットを変える方法をご紹介します。

マインドセットとは、いま自分の目の前で起こっていることをどう解釈するかということ。対処の難しい問題に出合ったとき、それを面倒だと思うのか、そこに意味を見出すのか。それはどんなマインドセットを持つかによって、大きく変わります。

ピンチをチャンスととらえるように、マインドセットを変えることは、難しそうに思えますが、じつはシンプルです。「変える」と決めるのです。

そして決めたら、時間の使い方、会う人、居場所を変えてみます。自分を変えたいのに変えられない人がいたら、できることから始めてみてはいかがでしょう。多くの場合、人は周囲の環境や人間関係によって形づくられています。

これまで当たり前になっていたこの3つを意識して変えたとき、まずは使う言葉が変わるといいます。そして少し時間をかけて習慣が変わり、そして行動が変わります。気づいたときには、マインドセットが変わっているのです。

では、会社にはマインドセットがあるのでしょうか。これは、企業文化と置き換えることができます。リーダーが変えると決めて、「当たり前」を問い直し、時間をかけて取り組んでいきます。

高野さんは企業文化を変えるために求められるリーダーの資質として、創造的で野心的であることを挙げます。社内にイノベーションを起こし、新たな価値をつくるためには、みずから学ぶ組織づくりが必要です。

では、こうしたリーダーシップのあり方とはどのようなものなのか。ここからはぜひ、セミナーでお楽しみください。

今回は、具体的な枠組みや方法を中心にお伝えしました。もし、みなさまにひとつでも気になるものがあったなら、ぜひご一緒に深掘りしていきましょう。

【末広がりの年輪経営プロジェクト】
ビジネス・オンラインスクール 高野登さんと学ぶ「わたしの人生を変えたホスピタリティライフのすすめ」

https://www.e-denen.net/cms_bunyaza_school_02.php

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