2022年4月14日
新年度が始まりました。上司が変わったり新入社員が入ってきたりと、職場の雰囲気が変わることも多い時期です。
これまで慣れ親しんできた環境が変わることで、ストレスを感じることもあるでしょう。でも、こうしたストレスは必要な刺激でもあります。
脳は外部からの刺激により、年齢が上がっても維持活性化できるということが、最近では指摘されています。好奇心を持ち、積極的に体を動かして他者とのコミュニケーションをとることが、良い刺激になるようです。
新年度に、社員が新たな発想を生み出せるような職場づくりを考えてみませんか。
文屋では、「かんてんぱぱ」で知られる伊那食品工業の最高顧問、塚越寛さんが唱える「年輪経営」を学ぶオンラインセミナーを配信中です。
塚越寛さんは60年以上前、零細企業であった伊那食品工業を任されてからずっと、職場を快適にすることに注力してきました。資金がないときはみずから率先して設備の改良や建物の修繕を行い、少しでも利益が出れば生産設備を改良しています。
やがて会社は樹木の年輪のように少しずつ成長し、資金にも余裕ができるようになりました。そのころから塚越さんはつねに、社員たちに「何か買っているか」「もっと買いなさい」と話すようになります。
携帯電話もすぐに会社から全営業マンに与えましたし、スマートフォンが発売されると、これも全営業マンにパッと与えました。やはり文明というのは、絶対に後戻りをしません。ですから「これが定着する」と思ったら、早くやった者が勝ちでしょう。快適ですし、都合がいいですから。車のETCも、私は会社の全車両にサッとつけました。なんでも早いんです。(塚越寛さん)
技術の進歩が目覚ましい現代社会において、経営者はつねに新たな機器を導入する決断に迫られます。ところが、年齢を重ねると文明の利器の価値を見極められず、つい現状維持しようとすることも多いでしょう。
御年80歳を越える塚越寛さんですが、こうした考えは皆無です。これまでも、そしていまもつねに「この先」を見据えています。
このセミナーでは、塚越さんのインタビュー映像を「人とホスピタリティ研究所」の高野登さんが読み解きます。
人ってすぐ慣れちゃうんです。でも習慣化されたところからは、新しい発想は生まれなくなります。機械だけでなく、自分がいままでやってきたルーティンのなかに入っていくほど、新しい刺激がこなくなり、心のなかでも頭のなかでも発想がスパークしなくなります。これがじつは、一番危険なんです。(高野登さん)
伊那食品工業では「かんてんぱぱ」シリーズを始め、型にとらわれず発想を広げて、毎年あらたな製品を発売しています。仕事にたいしていつの間にか起こる思考の習慣化を壊し、新たな感性が刺激されるしくみがあるのです。
高野さんは、塚越寛さんがより高い視座から会社全体を見ていること、5年、10年、20年という長いスパンで社員の成長を考え、停滞させないこと、機械だけでなく社員そのものがスペックを上げていくということをつねに意識していることを話します。
ザ・リッツ・カールトン・ホテルの元日本支社長である高野登さんは、同ホテルの初代社長ホルスト・シュルツィ氏と塚越寛さんに共通点を見出しています。
「慎重さ」という言葉の影に隠れてタイミングを逸したり、逆に周りを見ずにスピードを出し過ぎて衝突したりするのではなく、頭の中で俯瞰的に見て全体のスペックを上げていくこと。そのうえで経営者として覚悟をもち、スピードに乗っていく力があるということです。
トップが適切なスピード感を持ち、仕事にたいしてワクワク感を持っていれば、そういうトップがいることに社員たちはワクワクします。だからこそ、リッツ・カールトンの社員も伊那食品工業の社員もワクワクしているのです。
いま経営者は、「社員たちが仕事にワクワクしていないことが大きなリスク」と感じる必要があります。
新年度の新たな取り組みを考えたいとお考えのみなさまに、ぜひ文屋のオンラインセミナーをご活用いただきたいと思います。
【末広がりの年輪経営プロジェクト】
ビジネス・オンラインスクール「塚越寛さんに学ぶ年輪経営の極意」
↓
◎1年間コース:
https://seminars.jp/seminars/6118
◎速習コース:
https://seminars.jp/school/user/schools/55/courses/319/payment_plans/918/specified_members/new
文屋主催の絵本『ちよにやちよに』出版記念ビジネスセミナーでは、「かんてんぱぱ」伊那食品工業の社員たちの「ワクワク感」を刺激する社員旅行について、興味深いエピソードが語られました。この映像は、下記よりご購入いただけます。
↓
https://seminars.jp/school/user/schools/231/courses/308/payment_plans/669/specified_members/new
塚越寛さんが「働くすべての人に読んでほしい」と推薦くださる絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』もぜひご覧ください。
↓
文屋サイト https://e-denen.net/kifubon-chiyoni/
Amazon https://amzn.to/2UYJJBs