2023年8月24日

人はなぜ輪廻転生(りんねてんせい)するのか―魂本来が望む人生のシナリオとは

――あなたは「輪廻転生」を信じますか?――

2023年のお盆休み、みなさまはどのように過ごしましたか。

ご先祖さまや亡くなった家族の魂をお迎えし、ともに過ごしてお送りするお盆の時期は、心静かに生と死に向き合うことができる大切な時間です。

わたしたちはどこから来て、どのように生まれてきて、どこへ旅立っていくのか――。誰もが一度くらいは考えたことがあるでしょう。 

文屋は2023年3月に『楽しむために生まれてきた カギは「もともと完璧、いま最高!」』(著者・井上悟)を出版しました。

本書では、「輪廻転生」が確信されています。人は何度も生死を繰り返しながら生まれ変わる、魂とは永遠の存在であるということです。

魂の根源はソウルグループ

人はどのようにして生まれてくるのでしょう。その答えは諸説ありますが、本書の著者である井上悟さんは、五次元の世界にあるソウルグループが出発点と考えています。

誕生前、目的や目標が似通った魂同士が集まり、独自の人生のシナリオを実行するために必要なあらゆる情報(知識や技能や知恵など)がシェアされているのがソウルグループです。

一方、人の体は両親によって新しい肉体(DNA)がつくられた瞬間、四次元に存在している先祖グループから生命体が降ろされます。

こうして肉体と生命体が表裏一体をなしたとき、魂は波動の共鳴する両親を地球上に見つけます。そして妊娠6か月を過ぎたころ胸腺から入り込み、魂・肉体・生命体の三位一体となります。

あなたの人生が始まるのは、まさにこの時です。魂はこれまでとはまったく異なる三次元の世界で、楽しい体験をするために意気揚々としているのです。

魂はなぜ生まれ変わるのか

自分の思い描く人生のシナリオを実行に移すために、魂はこの世にやってきました。それが魂本来の望みであるにもかかわらず、残念ながら多くの人はそのことに気づきません。

先祖から受け継いだものや両親からの教育によって、「こうしなければならない」「ああしなければならない」という自分以外の他人軸が優位になってしまうからです。

魂は「もともと完璧」であるのに、その知識や技能、知恵を発揮することができず、不足感をもったまま寿命を迎えてしまうということです。魂が生まれ変わる理由は、自分のシナリオを完結しないまま人生を終えるからです。

結果として、シナリオを完結するまで人は何度でも生まれ変わります。あなたの今回の人生は数回目かもしれませんし、2000回を超えているかもしれません。

「もともと完璧」な魂が存在していた四次元や五次元などの高次元の世界には、肉体も感情も物質もなく、同じ波動の魂が共鳴し合っています。比較や評価、対立や競争もない平和な世界から、あえて魂がこの世にやってくる理由はいったい何なのでしょう。

それは、魂は三次元でしか進化することができないからです。

三次元の世界には、たくさんの刺激があります。好きなものや嫌いなもの、良いことや悪いことといった対立する二極が存在し、自分と他人のエゴや我欲がぶつかり合います。

これほど制約がある窮屈な三次元の肉体には、喜怒哀楽や生老病死があります。限りある命だからこそ、限りない発見やよろこびがある――その体験を楽しむために、魂はこの世に生まれてきたのです。

輪廻転生は、三次元でしかできない経験の繰り返し

みなさんは『100万回生きたねこ』(作・絵/佐野洋子・講談社)という本をご存じですか。

物語の主人公は立派なトラ猫で、100万回も輪廻転生を繰り返していました。一国の王、船乗り、小さな女の子とさまざまな飼い主に飼われていましたが、どの飼い主からどれほど愛されても、一度もそれらの飼い主を好きになることはありませんでした。

自分のことしか愛せない猫だったのです。

そして100万回目に初めて誰にも飼われない野良猫として生まれ変わったとき、白い猫と出会って恋をします。

やがて白い猫は、トラ猫の愛する妻となりました。かわいい子猫たちにも恵まれ、トラ猫は子猫を自分のことよりも好きになり、心から幸せな日々を過ごします。

いつしか老いて夫婦二匹になった後、白い猫に先立たれてしまったトラ猫は悲しみに明け暮れ、これまで一度も泣いたことがなかったのに、100万回も泣き続けました。

そしてそのまま天に召され、二度と生まれ変わることはありませんでした。

真実の愛に出会い、心からのよろこびと悲しみを経験したことで、トラ猫は魂本来の望みを叶えることができたのでしょう。

窮屈な世界を生きながら自らを解き放ち、魂がほんとうによろこぶ仕事や暮らしをするということは、三次元でしかできません。その体験を楽しむために生まれてきたのですから。

自分の意識が誕生前の魂のレベルに達したとき、魂は心からのよろこびを感じて進化することができます。

お盆はもう過ぎましたが、あらためてあなたの人生のシナリオを呼び起こす書籍『楽しむために生まれてきた』を、開いてみてはいかがでしょう。

そして大人にも子どもにも輪廻転生を考えさせる絵本『100万回生きたねこ』も一緒に読みながら、親子で死生観を深めることもぜひおすすめです。

『楽しむために生まれてきた カギは「「もともと完璧、いま最高!」』は下記よりお求めください。

https://bunya.shop-pro.jp/?pid=172534304

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