2023年8月3日
――あなたは「受信」する前にまず「発信」していますか?――
近年、ネット依存の人が増えているという話をよく耳にします。気になることがあればすぐに情報検索する、つねにSNSをチェックしないと落ち着かないなど、四六時中パソコンやスマートフォンから離れられない人のことです。
ひどくなると心や体にまで不調が出てきてしまう、このネット依存は「受信」依存ともいえます。「教えてほしい」「何々がほしい」など、いつも受信が優先の生き方です。
文屋は2023年3月に『楽しむために生まれてきた カギは「もともと完璧、いま最高!」』(著者・井上悟)を出版しました。
本書がすすめているのは、「受信」から「発信」へとあなたの生き方を変えること。そうすることで、心身のエネルギーは活発に循環するようになります。
原子、分子、細胞、肉体、生命体、魂、地球、宇宙のうごきはすべてフラクタル(相似形)であり、「左回転」です。わたしたち人も同じであり、これはひたすら発信しつづける、ということを意味します。
ところが、昨今の社会環境は人の生き方を受信中心の「右回転」にしてしまう傾向があります。その根源にあるのは「不足感」。受信とは「ほしい」という我欲の表れです。
わたしたちは幼少期からの教育によって「いまのままではダメ」「もっとがんばらないといけない」という生き方を強いられています。そのことが、自分に足りないものを必死に手に入れようとする「受信」依存につながっていきます。
ところが「愛してほしい」「評価してほしい」と求めれば求めるほど、欲しいものは遠ざかっていくように思えませんか。
それはなぜか――。不足感とは、あくまでも自分自身の思いがつくっている幻想だからです。
「足りない、足りない」「ちょうだい、ちょうだい」というのは自分自身の思いが帰結しているもの。この思いが変わらない限り、永遠にないものを追い求めることになってしまうのです。
不足感は自分がつくった幻想であると気づき、本来は「満たされている」自分を気持ちよく発信することではじめて、現実は変わっていきます。
感謝して満足感をもって愛を発信するか、それとも不足感の我欲で受信しようとするか――。
わたしたちの日々の生活は、この選択の連続です。
いまに満足するかしないかは単なる選択でしかありませんが、この選択こそが人生の別れ道といえます。
人はそれぞれこの世でしたいことをするために、必要な知識や技能、知恵を備えて生まれてきています。そういう意味で、わたしたちの魂は「もともと完璧で、いま最高!」なのです。
不足感の根拠は他人軸であり、満足感の根拠は自分軸です。「もともと完璧」な自分を思い出し、信じて疑わなければ、迷わず自分軸で生きていくことができます。
1本の軸で回転しているコマは安定していますが、軸が2本になれば、コマがこけてしまいますよね。軸は自分軸だけでいいということです。
あなたが受信する前に発信すれば、それは他人軸ではなく自分軸で生きているということ。いつでも先に自分の思いがあり、信じたものを発信すれば、それに共鳴したものだけを受信することができます。
人間関係、お金、そして健康状態もすべてそうです。
マイナスのことを発信すればマイナスの、プラスのことを発信すればプラスの現実がつくられます。
占星術の世界では、2017年に「魚座の時代」から「水瓶座の時代」へと移り変わり、2160年もの周期を経て大きく人間観が変化したといわれています。いままでとの対比は、次のようなキーワードで表すことができます。
たとえば、働くことは「生活のため、生きるため、生きのこるため」でした。でもこれからは、「楽しい」「したい」という思いを満たすものとなります。
他人軸で「未来」を見て、そのために努力をつづけてきたこれまでの生き方は、自分軸で「いま」楽しいことやしたいことに集中し、無限の可能性にチャレンジするものへと変化します。
お金の本質はエネルギーであり、使うことは施すこと(プレゼントや寄付)へ。もうけをつくること(受け取ること)を先に考えるより、動機や目的をたいせつにして使うことを考えれば、適切に循環していきます。
そう、新しい時代は、「発信」の時代。これまで当たり前であった発想を転換することで、目の前の現実はどんどん変わっていくのです。
まずは情報検索やSNSチェックを少しお休みしてみませんか。
少しボーっとしてリラックスすれば、自然と左回転になり、あなたにいま必要な情報が向こうからやってきてくれます。あなたの魂は「もともと完璧」なのですから。
そして、いまあなたが楽しくてワクワクすることを、だれかに発信してみてはいかがでしょう。
満たされた気持ちで愛を発信すれば、それがブーメランのように自分に戻ってきます。そのときこそ、いいことが起きるにちがいありません。
『楽しむために生まれてきた カギは「「もともと完璧、いま最高!」』は下記よりお求めください。
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