2021年5月13日
あなたの会社には、ファンがいますか。
「あの会社の商品やサービスいいよね」と話すお客様。「近所にあるあの会社、いい会社だね」と話題にする地域の人々。そんなファンが思い浮かびますか。
人を幸せにしたい、社会を豊かにしたいと考える会社には、おのずとファンが集まります。そしてこの「ファンづくり」こそ、会社の安定成長をうながすのです。
「かんてんぱぱ」ブランドで知られる伊那食品工業はその努力を続け、日本中にファンがいる会社です。
伊那食品工業の社長、会長を歴任した塚越寛氏(現在は最高顧問)は、自身が提唱する年輪経営の重要な要素として、この「ファンづくり」を挙げています。
企業を永続させるこの年輪経営の考え方を経営のヒントにしていただくために、文屋はオンラインセミナーを立ち上げました。
近年、CSR(企業の社会的責任)が多くの場で問われています。あらゆる企業が、社会で果たすべき役割を自覚するよう迫られています。
しかし、塚越寛氏はそれよりずっと以前から、誰に強いられずともおのずとCSRを実践してきました。その基礎に「ファンづくり」という考え方があることを、塚越氏は語っています。
「ファンづくり」とは、会社をブランド化するということ。あらゆる人に対して「好きだ」と言われるような気配りが必要です。得意先や仕入れ先はもちろん、お役所の方、銀行の方、会社に出入りするトラックやタクシーの運転手さん、飛び込みの営業マン、そして採用への応募者もです。
経営の目的は利益を上げること、と考える人は多いでしょう。しかし永続企業を築くのは、あらゆる関係者との信頼関係をベースとした会社のブランド化です。まさに、CSRの本質といえるでしょう。
塚越寛氏自身にも、たくさんのファンがいます。ザ・リッツ・カールトン・ホテルの元日本支社長である高野登氏もそのひとりです。
このオンラインセミナーで自身の経験を交えながら、高野登氏は塚越氏の言葉を読み解いています。
ザ・リッツ・カールトンの究極の目的も「ファンづくり」。ただ、ファンとはいろいろな意味を含んでいます。一度来ていただいた「お客様」がリピートしていただけば「顧客」に。気に入って他者を連れてきてくだされば「ファン」。その中には、営業マンのように宣伝すらしてくれるほどの「伝道師」もいます。それ以上に影響力のある「アンバサダー」は、ザ・リッツ・カールトンが名刺を渡し、信頼関係を結び合っている相手です。
ファンとは何かを深く追求することで、ザ・リッツ・カールトンもまた「ファンづくり」を重視してきました。「尊敬されるブランドとは、その企業と関わるだけで人生が豊かになり、それが誇りと思われるような力」と高野登氏は語っています。
塚越寛氏の年輪経営は、トヨタ自動車の豊田章男氏も実践していることで知られています。世界中にファンがいるトヨタ、そしてザ・リッツ・カールトンのトップが、伊那食品工業ブランドに価値を見出しているのです。
伊那食品工業は「かんてんぱぱ」製品をはじめ、消費者に健康という幸せをとどけるための食品開発に従事しています。その一方で会社の敷地を使い、美しい自然に囲まれた「かんてんぱぱガーデン」を維持運営しています。
この「かんてんぱぱガーデン」は観光客も多く、地域活性化にもつながっています。伊那食品工業は誰より、郷土である南信州・伊那谷の地域の人々に愛される企業なのです。
塚越寛氏は、2018年に渋沢栄一賞を受賞しました。「事業において必要なのは私益と公益の両立」と唱えた渋沢栄一の精神は、まさに塚越氏の年輪経営の中に息づいています。
塚越氏の年輪経営を学ぶこのオンラインセミナーでは、全12回・1年間にわたって映像と音声データが、毎月1回配信されます。
伊那食品工業、そしてザ・リッツ・カールトンのブランドストーリーから、ぜひあなたの会社の「ファンづくり」のヒントを見つけてみてください。
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