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2016年02月29日

vol.099 「進歩と進化」その1 最新刊『おもてなし日和』高野登さんの提唱。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ (きょうのテーマ) 「進歩と進化」その1 最新刊『おもてなし日和』高野登さんの提唱。 3月19日(土)午後、出版を祝う文屋座を開きます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ******************* ★進歩と進化の意味は?★ ******************* 文屋の最新刊 高野登さんの散文詩的ショートエッセイを 編集した 『おもてなし日和』に、 「化ける瞬間へ、歩みゆく」 という一節があります。 「進歩」と「進化」を 対比して、書かれています。 この本をつくりながら、 この一節を読み、 この二つの意味を あらためて辞書で 調べてみました。 【進歩】 物事がしだいによりよいほうや 望ましいほうへ進んでいくこと。 【進化】 環境に適応して、変化すること。 事物が進歩して、 よりすぐれたものや複雑なものになること。 (goo辞書より) ということは、 「進化」とは、 「進歩」の繰り返しをつづけた結果の状態です。 「進化」するためには、 日々の「進歩」を 積み重ねていくこと大切だということになります。 ******************* ★進化とは、 質的な成長による新しい舞台への昇段★ ******************* この二つの意味を眺めながら、 こんなことを考えました。 【進歩】は、 同じ舞台(ステージ)で、 ゆるやかな上り坂を歩みゆく成長の姿。 【進化】は、 進歩をつづけた結果として、 階段を一段上がり、 一つ上の 新しい舞台に上がる成長の姿。 そして、 【進歩】は量的な成長。 【進化】は質的な成長。 ******************* ★高野登さんが表現する「進化」とは?★ ******************* ここまで考えた上で、 高野登さんのご著書 『おもてなし日和』に掲載された一節 「化ける瞬間へ、歩みゆく」から、 一部を引用します。 ************ 人は、好きなことには夢中になれる。 そして驚くほど上達していく。 好きなスポーツやゲーム、仕事などは、 みるみる進歩していく。 新しい知識が増え、スキルもアップしていく。 セミナーの講師もこうアドバイスをする。 「まずは得意なことに打ち込みなさい。」 「自分の好きなことを仕事にしなさい。」 好きなこと、得意なことであれば、 多少の苦労も、我慢がきくものだ。 そして、一歩一歩、進み、歩みながら、 人は「進歩」していく。 一方、 世のなかの成功者に共通している特徴は、 彼らの成長の質的変化にある。 すなわち、彼らは 「進歩」から「進化」へと 成長の質を変えていくのだ。 「進歩」は進み歩むと書く。 「進化」は進んで化けると書く。 つまり進化とは、 違う自分に「化ける」ということ。 (後略) ************ 高野さんはこのあと、 「お茶出し」の仕事と、 大学でマーケティングを 専攻した新入社員が ホテルのドアマンに配属された事例の 二つを例にあげて、 「進化」の姿を、 わかりやすく描いていらっしゃいます。 本書には、 アメリカの名門ホテルで20年あまり、 「ホスピタリティ」を思索・体験されたあと、 リッツ・カールトン日本支社長として、 日本古来の「おもてなし」を研究し、 日本のホテルの現場で、 「ホスピタリティ」と「おもてなし」の融合を 思索・体験してこられた 高野さんの想いが、 48の短いエッセーに まとめられています。 すでに、 社内読書会の教科書として、 全社員のためにご予約された 経営者もいらっしゃいます。 暮らしにも、 仕事・ビジネスにも、 人生のすべての基礎力として 「おもてなし力」を位置づける 高野さんの最新刊は、 年齢や立場を超えて、 お役に立つ名著であると思います。 みなさま、お手に取ってみてくださいね。 3月19日(土)は、 本書の出版を祝う文屋座です。 ただいまの参加ご予約は125人樣です。 お誘い合わせてお出かけください。 次号では、 わたし自身が直面してきた、 「進歩と進化」にまつわる 課題を書かせていただきます。 *************************** ★きょうの気づき★ ◆【進歩】は、 同じ舞台(ステージ)で、 ゆるやかな上り坂を歩みゆく成長の姿。 【進化】は、 進歩をつづけた結果として、 階段を一段上がり、 一つ上の 新しい舞台に上がる成長の姿。 そして、 【進歩】は量的な成長。 【進化】は質的な成長。 ◆「おもてなし力」は、 暮らしにも、 仕事・ビジネスにも、 人生のすべてに役立つ 幸福の基礎力。 **********************

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