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2019年07月01日

Vol.680 ご縁の不思議。絵本『おじいちゃんのまきストーブ』誕生物語 その4

みなさん、こんにちは。お元気ですか? きょうの信州小布施の里は、 梅雨の晴れ間です。 7月1日、令和時代の初年、2019年の後半の幕開けですね。 文屋は、盛夏、そして実りの秋に向けて、 喜びの収穫期を迎えようとしています。 前号につづいて、 ひょんなことから制作することになった ご縁の不思議を描く絵本のお話を書かせてください。 きょうは、 チーム全員が薪ストーブ愛好者というお話です。 みなさん、 いつもこのメールマガジンをお受け取りいただき、 ありがとうございます。 ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ 信州小布施 美日常の文屋だより vol.680 和合と感謝 百年本を世界へ未来へ。 ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ 【きょうのテーマ】 ご縁の不思議。 絵本『おじいちゃんのまきストーブ』誕生物語 その4 チーム全員が薪ストーブ愛好者! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ********************** ★「本当の火」のぬくみに抱かれる幸福★ ********************** 前号のつづきです。 文屋はいま、 絵本『おじいちゃんのまきストーブ』をつくっています。 八ヶ岳のふもと、北杜市に暮らすエッセイストの さわもりりさ(細川たかみ)さんが文を、 同じ北杜市にお住まいのアーティスト もとすぎりゅう(本杉琉)さんが、 絵を担当されます。 物語の舞台は、森です。 森の中の一軒の家です。 一人暮らしのおじちゃん(老人)が、 ある日、道に迷った若い二人と出会ったことから、 「4人家族」のおじいちゃん(祖父)として 最期を迎えるお話です。 アッと驚くようなドラマチックな展開は、 一つもありません。 さりげなく、何気なく、たおやかな、 豊かな日常・・・「美日常」のお話です。 5月のある日、 わたしは車で、りささんのご自宅を訪れました。 りささんはご主人と一緒に、 わたしを出迎えてくださいました。 「土間」と呼ぶ居間には、 薪ストーブの火がゆったりと燃えています。 しばらくして、 近くに暮らす本杉さんが車でご到着。 初対面のあいさつを交わした後、本杉さんはわたしに、 「この物語は、このお部屋から生まれたんです」と 話しはじめました。 「モデルは、りささんご夫妻であり、 娘さんの息子さんでもあります。 森に抱かれたこの居間での、お茶やお菓子、 心づくしの料理やお酒を囲んでの、 静かで愉快な語り合い。 ゆったりと流れる時間や、 日により、季節によって変わる 風の香り。 そうした雰囲気にひたっているうちに、 自然と生まれ出てきたように思います。」 りささんのご主人 細川英雄さん(早稲田大学名誉教授)の ご専門は、「言語文化教育」。 最近は、 『対話をデザインする-伝わるとはどういうことか』 (ちくま新書)を出版されました。 わたしは、 「対話」について思索と実践をつづける英雄さんの 上手なリードのもとで、語り合いがなされたから生まれたのか? と思いましたが・・・はたして・・・ こんど、それについて、問うてみたいと思います。 ********************** ★発端は雑誌『薪ストーブライフ』の連載★ ********************** みなさん、 『薪ストーブライフ』という雑誌をご存じですか? わたしは薪ストーブの20年以上の愛好者ですが、 存じませんでした。 この物語は、 薪ストーブのある暮らしを愛でる雑誌 『薪ストーブライフ』の連載から誕生しました。 りささんは語ります。 「2013年3月から2016年1月まで12回、 連載させていただきました。 最初はエッセイの連載企画で、 絵本をつくりたいというはっきりしたイメージは なかったんです。 それが本杉さんとご一緒に書いているうちに、 だんだんイメージがふくらんできて、 これは絵本にしたい!と思うようになりました。」 編集長の中村雅美さんは、 「これまで、薪ストーブをテー マにした絵本は、 あまり見たことがありません。 薪ストーブは身も心もあたためてくれます。 この絵本を読んだら、 ご自宅や別荘に薪ストーブを入れたくなるかもしれません。 日本で誕生するこの絵本が、国境を超えて、 薪ストーブ文化がもっと盛んな北米やヨーロッパの国々で 翻訳出版され、 異国の人たちに愛読されたなら、素敵ですよね」と話し、 出版を心待ちにしています。 英訳を担当するのは、 長野県小布施町に暮らすアメリカ人で翻訳家の ハート・ララビーさんです。 日本文化や日本人の心の機微の精通した名訳家として 知られるハートさんは、 「このバイリンガル絵本は、 日本人の英語学習に役立つだけでなく、 日本に暮らすネイティブの人たちにもじゅうぶんに 安心して楽しんでいただけるように、 英語としての完成度を求めました」と意気込んでいます。 ハートさんは、ご家族と暮らす新築したご自宅に、 薪ストーブを据え、夏場は薪づくりに汗を流しています。 さわもりさん(細川さん)ご夫妻、もとすぎさん、ハートさん、 そして『薪ストーブライフ』の中村さんと、 わたし。 5つの家族全員がそろって、 薪ストーブのオーナーであることは、きっと、 火の神さまが導いた偶然という名の必然なのだと思います。 ********************** ★クラウドファンディングを始めました★ ********************** より多くのみなさんにこの物語を知ってほしい、 この絵本づくりに参加していただいて、 その誕生(出版)をお祝いしていただきたい! と思い、 久しぶりにクラウドファンディングに挑んでいます。 返礼品の一部は、 東日本大震災の被災地や、 全国の児童養護施設で暮らす子どもたちに、 プレゼントいたします。 今回のクラウドファンディングの幹事会社は、 CAMPFIRE(キャンプファイヤー)社(東京・渋谷)です。 URLは、https://camp-fire.jp/projects/view/161866 です。 このホームページに入ると、 スケッチの段階ですが、紙芝居形式で、 物語の朗読を観ることができます。 みなさん、 わたしたち制作チームのお仲間になりませんか?  そして、お一人でも多くのみなさまに、 この絵本を読んでいただきたいと思います。 ★次号につづきます★ 【写真説明】http://www.e-denen.net/index.php/mailmag? 絵本『おじいちゃんのまきストーブ』のラフスケッチ。 りさんさんご夫妻の「土間」にて。 『薪ストーブライフ』最新号の表紙 ************************ このメールマガジン(文屋だより)は、 百年本の文屋代表、小布施人、農士、 「美日常」提唱者として、 ものごとの原点(本来あるべき姿)を 考えつづける筆者が、 日々、交流の場を綾なしながら、 みなさまの人生とビジネスのお役に立つこと を目的に、お届けしております。 ★文屋・木下豊について http://www.e-denen.net/index.php/about_rinen http://www.e-denen.net/index.php/about_kino ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ 2019年1月20日に八重洲ブックセンターで開いた かんてんぱぱ・伊那食品工業株式会社会長 塚越寛さんの講演音声データ。 語り手と聞き手の意識が高いレベルで一体になった 「奇跡の講演会」の90分間の全容を、 ぜひお手元で何回も聞いてお役立てください。 http://www.e-denen.net/index.php/movies?_id=42 ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ◎わたしのこころの師匠・戸村和男先生  富士和教会の公式サイト:http://fujiwa-k.com/ 師匠のお弟子さん・井内由佳さんのご著書 『もっと美しく、もっと幸せに ~リッチに輝いて愛される33の理由』 (廣済堂出版。2018年)より 【第4章 愛の中にいる】 4.「わかってほしい人」ではなく、 「わかってあげたい人」になる。 そう考え方を変えると、 こころは穏やかになり、 ストレスから解放されます。 ★井内由佳さんの公式サイト:http://yuka-i.com ★井内由佳さんが社長をつとめる 株式会社フィールド オブ ドリームスの公式サイト: https://f-o-dreams.com/ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ◎文屋では、平和の大使プレム・ラワットさんの 集大成となるご著書を、世界出版するため、 制作中です! テーマは、「呼吸としあわせ」です。 お楽しみに。 ◎ラワットさんの講演動画 2011年、欧州議会にて「平和と幸福の実現」をテーマに講演。 講演後に提案された「平和の誓約書」に 37の政府、団体の代表が署名。 「歴史的な講演」と評価され、 「平和の大使」の任命を受けました。 https://youtu.be/owcmZ4ymmS0 ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ◎わたしのイチオシ。斉藤一人さんの「覚悟の話」 goo.gl/hJbwWd ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ************

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