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2019年06月30日

Vol.679 ご縁の不思議。絵本『おじいちゃんのまきストーブ』誕生物語 その3

みなさん、こんにちは。お元気ですか? きょうの信州小布施の里は、 夜半からの梅雨らしい雨が、先ほど止みました。 久々の陽光に、草木も鳥や虫たちも、 笑んで、弾んでいます。 九州地方の大雨が心配。大事に至りませぬように。 667号につづいて、 ひょんなことから制作することになった ご縁の不思議を描く絵本のお話を書かせてください。 きょうは、火と森の神さまのお話です。 みなさん、 いつもこのメールマガジンをお受け取りいただき、 ありがとうございます。 ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ 信州小布施 美日常の文屋だより vol.679 和合と感謝 百年本を世界へ未来へ。 ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ 【きょうのテーマ】 ご縁の不思議。 絵本『おじいちゃんのまきストーブ』誕生物語 その3 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ********************** ★英訳を付けて、この絵本を世界にお伝えしたい★ ********************** 前々号のつづきです。 文屋はいま、 絵本『おじいちゃんのまきストーブ』をつくっています。 八ヶ岳のふもと、北杜市に暮らすエッセイストの さわもりりさ(細川たかみ)さんが文を担当。 同じ北杜市にお住まいのアーティスト もとすぎりゅう(本杉琉)さんが、 絵を担当されます。 一人暮らしのおじちゃんが、 ある日、道に迷った若い二人と出会ったことから、 「4人家族」として最期を迎えるご縁の不思議さ。 太古の人類が暮らしていた「森に還ろう」というメッセージ。 薪ストーブの身も心もあたため、ほぐしてくれる魅力。 血縁も地縁もない人が巡り会い、選んでつながって、 「家族」として幸せに暮らす「選択縁」という生き方・・・ この絵本には、16コマ、32ページの中に、 こうした多様な視座が盛り込まれています。 アッと驚くようなドラマチックな展開は、 一つもありません。 さりげなく、何気なく、たおやかな、 豊かな日常・・・「美日常」のお話です。 この絵本の特徴の一つは、 和英対訳、バイリンガルであることです。 各ページには、 日本語と、対になる英訳が併記されています。 日本人の英語学習にも、 外国の人たちの読み聞かせにもお役立ていただけます。 なぜ、英訳を付けるのか? 理由は二つです。 1.薪ストーブ文化が日本よりずっと盛んな国々   (北米、ヨーロッパ、ロシア・・・)の人たちにも   読み親しんでいただきたいから。 2.森羅万象に神が宿り、八百万の神が存在するという   日本古来の感性を、世界中にお届けしたいから。 英訳を担当してくださるのは、 ハート・ララビーさんです。 日本人の感性を知り、日本文化への造詣も深く、 わたしよりも日本語がお達者です(^0^) 文屋のお仕事では、 ルポ絵本『世界一のパン』をはじめ 3つの書物の英訳をお願いしています。 塚越寛さんの名著 光文社さんの 『リストラなしの「年輪経営」』の英訳本 『Tree-Rig Management』(JapanLibrary)の翻訳も担当。 編集工学の創始者 松岡正剛さんが、 自著の英訳者として筆頭に名をあげる存在です。 この実力者のハートさんが、 なんと、わたしの暮らす信州小布施に、 20年ほど前からお住まいで、 いまはすてきな木造住宅を新築して、 ご家族とお住まいなのです。 小布施から世界へ!という文屋の志向を、 力強く後押ししてくださる、 得がたい、有り難い存在です。 絵本『おじいちゃんのまきストーブ』には、後半に、 「火の神さま」が登場します。 「みんなで、火の神さまにおねがいしようね。」 おじいちゃんが、火の神さまにおねがいすることがらは、 一つは火の安全。 あわせて、 この寒い季節を、家族のみんながあたたかく、 風邪を引かないように、 健康に、幸せに過ごせますように、ということの2点です。 この祈り、願いは、 この絵本で、描きたいたいせつなテーマです。 ・山川草木悉皆成仏 (さんせんそうもく しっかいじょうぶつ)  眼に見えないすべてのものを含め、 この世に存在するすべてのものが、 私たちを本来の姿に立ち返らせようとして、 間断なく働き変えているという意味です。 存在するすべての原始物質は、 同じであり、すべてに仏性が宿るという考え方です。 ・森羅万象に神が宿り、八百万の神が存在する。 この絵本では、この東洋、 ことに日本古来の自然哲学を、 森の主=守り神の大樹と、火の神に具体化させて、 描いています。 日本以外の人はわからないだろうから、 この言葉を使うのは、 ユニバーサルではない、 という考え方を、わたしは持ちません。 文屋は、人も自然の一部という、 穏やかで和やかでしなやかな考え方を、 日本はこれから世界の未来へと広げ、伝えて、 ユニバーサルにしていくという覚悟をもって、 本づくりをしています。 この絵本だけではなく、 世界平和の大使 プレム・ラワットさんのご著書も、 塚越寛さんのご著書も、 文屋は、 この覚悟の元で使命感を抱いて、 世界に届けようとしています。 念のため、「火の神さま」で検索すると、 バビロン、インド、中国にも、 おいでのようですね。 アメリカ人でありながら、 日本文化と日本人の感性を抱いて、 日本に暮らしているハートさんと、 こうしたことを語り、ときに議論しながら、 ”ユニバーサルな”絵本をつくる日々を、 しあわせに思います。 さて、上記の日本語は、ハートさんによって、 どんな英訳に仕上がるのでしょうか。楽しみです。 絵を担当するアーティストの もとすぎりゅうさんが描く絵には、 ”超 国籍”の魅力があります。 世界中の出版社から、 そのお国の言葉で翻訳出版されることを願っています。 ********************** ★クラウドファンディングを始めました★ ********************** より多くのみなさんにこの物語を知ってほしい、 この絵本づくりに参加していただいて、 その誕生(出版)をお祝いしていただきたい! と思い、 久しぶりにクラウドファンディングに挑んでいます。 返礼品の一部は、 東日本大震災の被災地や、 全国の児童養護施設で暮らす子どもたちに、 プレゼントいたします。 今回のクラウドファンディングの幹事会社は、 CAMPFIRE(キャンプファイヤー)社(東京・渋谷)です。 URLは、https://camp-fire.jp/projects/view/161866 です。 このホームページに入ると、 スケッチの段階ですが、紙芝居形式で、 物語の朗読を観ることができます。 みなさん、 わたしたち制作チームのお仲間になりませんか?  そして、お一人でも多くのみなさまに、 この絵本を読んでいただきたいと思います。 ★次号につづきます★ 【写真説明】http://www.e-denen.net/index.php/mailmag? 絵本『おじいちゃんのまきストーブ』の一場面 八ヶ岳山ろくに暮らすお三方は、 この絵本のメッセージ「森に還(かえ)ろう」を すでに実践されていますね。 ************************ このメールマガジン(文屋だより)は、 百年本の文屋代表、小布施人、農士、 「美日常」提唱者として、 ものごとの原点(本来あるべき姿)を 考えつづける筆者が、 日々、交流の場を綾なしながら、 みなさまの人生とビジネスのお役に立つこと を目的に、お届けしております。 ★文屋・木下豊について http://www.e-denen.net/index.php/about_rinen http://www.e-denen.net/index.php/about_kino ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ 2019年1月20日に八重洲ブックセンターで開いた かんてんぱぱ・伊那食品工業株式会社会長 塚越寛さんの講演音声データ。 語り手と聞き手の意識が高いレベルで一体になった 「奇跡の講演会」の90分間の全容を、 ぜひお手元で何回も聞いてお役立てください。 http://www.e-denen.net/index.php/movies?_id=42 ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ◎わたしのこころの師匠・戸村和男先生  富士和教会の公式サイト:http://fujiwa-k.com/ 師匠のお弟子さん・井内由佳さんのご著書 『もっと美しく、もっと幸せに ~リッチに輝いて愛される33の理由』 (廣済堂出版。2018年)より 【第4章 愛の中にいる】 3.神社の清冽(せいれつ)でパワフルな空気に触れて、 神さまの存在を身近に感じる。 そのひとときが、こころを清々しく調えます。 ★井内由佳さんの公式サイト:http://yuka-i.com ★井内由佳さんが社長をつとめる 株式会社フィールド オブ ドリームスの公式サイト: https://f-o-dreams.com/ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ◎文屋では、平和の大使プレム・ラワットさんの 集大成となるご著書を、世界出版するため、 制作中です! テーマは、「呼吸としあわせ」です。 お楽しみに。 ◎ラワットさんの講演動画 2011年、欧州議会にて「平和と幸福の実現」をテーマに講演。 講演後に提案された「平和の誓約書」に 37の政府、団体の代表が署名。 「歴史的な講演」と評価され、 「平和の大使」の任命を受けました。 https://youtu.be/owcmZ4ymmS0 ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ◎わたしのイチオシ。斉藤一人さんの「覚悟の話」 goo.gl/hJbwWd ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ○ ◎ ************

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