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2016年03月17日

vol.113 「掃除できれいを暮らしの文化に」その4

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ (きょうのテーマ) 「お掃除を暮らしの文化に」 その4 経営者が早朝のトイレ掃除を率先する ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ******************* ★トイレ掃除は経営者がお手本を★ ******************* 大阪のお菓子問屋 株式会社吉寿屋(よしや)創業者・会長の 神吉武司(かみよし たけし)さん。 ご著書 『商いの神さまに後押しされる生き方』 (元就出版社)から、 お掃除について、 わたしがアンダーラインを引いたところを ご紹介します。 自分の大事な時間と労力と気力を、 「お掃除」に使うことの意味を、 はっきりと確かめたいときに、 読み返しています。 「イエローハット創業者、 私がいちばん尊敬する鍵山秀三郎相談役は、 毎朝トイレの掃除をしていました。 はいつくばって汚れた便器を素手で洗うのです。 その姿を見て感動しない人はいません。 部下は自然に身を入れて 掃除をするようになります。」 「大事なのはこの自主性です。 業務だから仕方なくやる、 形ばかりの掃除では、 本当にきれいにはなりません。 自主的に掃除すれば、 きれいにしようという思いが強まります。」 「大経営者と言われるような人たちの多くが、 朝4時という早朝出勤をし、 毎朝自ら掃除をしています。」 「いやいややっていたり、 おざなりになってしまっては 効果は上がりません。 「掃除をさせていただき、 ありがとうございます」という気持ちを込めて 掃除することが大切です。 掃除はそこまでの力を持つと 信じてこそ打ち込めるので、 それが重要な分かれ目になります。」 そして神吉さんは、トイレ掃除について、 次のように断言していらっしゃいます。 「会社の衰退は 如実(にょじつ)にトイレに反映される。 トイレの臭いを絶たなければ 危機はますます深まってしまう。」 神吉さんは、 WMCの渡辺雅文さんが提唱する 「幸せ社員づくりの経営」を体現する経営を、 兄弟仲良く50年以上つづけていらっしゃいます。 神吉さんのご著書 『商いの神さまに後押しされる生き方』を、 座右にいつも読みながら、 経営をつづけていきたいと思います。 ******************* ★トイレは聖(きよ)き聖堂である★ ******************* しめくくりに、 エクセラン高校(松本市)の吉見繁憲先生に、 教えていただいた詩をご紹介します。 倫理研究所のトイレの 壁に貼られていた詩 だそうです。 食事をいただくときも 用便をたすときも 天地に感謝しましょう 食事も排泄も 聖き命の営みです トイレは 幾百千乗の恩恵に 生かされている わが命の尊さをしのぶ 聖き聖堂です 心もトイレも清らかに 吉見先生は、 「私は、この詩との出会いで、 用を足したとき、 食事を 済ませたとき同様に感謝をし、 一礼し退出しています」と書かれています。 わたしも見習います。 吉見先生、ありがとうございます。 WMCの京都セミナーでご縁をいただいた あるお寺の奥さまが、 掃き清め、拭き清められたお座敷で、 お茶をいただいている時に語られた 次の言葉を、思い出します。 「木下さん、 お掃除より大事なお仕事があるのですか?」 ************************ ★きょうの気づき★ ◆ 良い仕事をし、 良い会社をつくるために、 自分をよりよく生きるための心がけ 1 親孝行 2 掃除 3 早起き 4 施し 5 発する言葉 ◆ 掃除は経営の基盤であり、成否を測るモノサシ。 掃除は立派な仕事。 でも多事多忙。 だからこそ、早寝早起き。 経営者こそ、掃除の率先垂範を。 ◆「世界最高レベル」の掃除の 「考え方と道具と方法」を 10年間積み重ねるという伝統。 「微差僅差はやがて絶対差となる」 鍵山秀三郎さんのお教えを、 少しだけ実感し始めております。 ◆根っこを養うことの大切さ 良樹細根 ◆よき師と友との良縁を養うことは、 「根っこづくり」の要諦(ようてい)。 ◆地域、業界の枠を超えた学びから ショックを受けて、自己・自社改革を。 **********************

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