この本について
「うつくしむ」とは、かわいがり、大切にいとおしみ、ゆるすことです。
「慈(いつく)しむ」、「愛(いつく)しむ」のもとになっている、
美しい和ことばです。
平和とは、たった一人の人を愛し、一つのこと、一つのものに心を注ぎ、
名もない小さな花をうつくしむことです。
「うつくしむ」心を感じつづけていきたいと思います。
書籍
「うつくしむ」とは、かわいがり、大切にいとおしみ、ゆるすことです。
「慈(いつく)しむ」、「愛(いつく)しむ」のもとになっている、
美しい和ことばです。
平和とは、たった一人の人を愛し、一つのこと、一つのものに心を注ぎ、
名もない小さな花をうつくしむことです。
「うつくしむ」心を感じつづけていきたいと思います。
1941年東京生まれ。信濃デッサン館・無言館館主、作家。
印刷工、店員、酒場の経営などを経て、64年、東京都世田谷区に小劇場運動の草分けとなる 「キッド・アイラック・アート・ホール」を設立。79年、長野県上田市に夭折画家のデッサンを展示する「信濃デッサン館」を、97年、 同館隣接地に戦没画学生慰霊美術館「無言館」を創設。『父への手紙』『「明大前」物語』(筑摩書房)、『信濃デッサン館日記』『無言館の坂道』 『雁と雁の子』(平凡社)、『無言館ノオト』『石榴と銃』『鬼火の里』(集英社)、『無言館への旅』『高間筆子幻景』(白水社)など著書多数。 2005年、「無言館」が第53回菊池寛賞受賞
第1章 「戦後60年」という熱狂
第2章 情熱を秘めた静寂
第3章 静寂の束
第4章 60年間の喪失を取りもどす
第5章 うつくしむくらし
インタビュー 不足を引き受け、あるままに