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2021年11月18日

教育現場にこそ、共感の輪を広げたい――絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』

文屋より、7月に出版いたしました絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』。大変ご好評をいただき、現在は第2刷を発行しています。

国歌『君が代』の起源と、永く受け継がれてきた日本人の心を伝えるこの絵本を起点として、文屋はいま「ちよにやちよにプロジェクト」を進行中です。

平和の象徴としての日本の役割、そしてこの国に生きるわたしたち日本人の誇りを、多くのみなさまに共感していただくことを目指し、さまざまな企画を考えています。

絵本『ちよにやちよに』の寄付本プロジェクトは、その出発点でもあり、進捗の指標でもあります。

第1次、2次の目標達成後に、全国の幼稚園、保育所、小学校、中学校、高校、そして大学図書館と公共図書館に各2冊、合計160,000冊を贈るという第3次目標を立てました。

総額3億2千万円を募るという壮大な目標です。

その設定に至る経緯、そしてその後の反響のいずれにも、文屋の読者様の行動が大きく関係していることを、今回お伝えしたいと思います。

――2021年8月

愛知県碧南市の経営者である竹中義夫さんと杉浦三代枝さんが、絵本『ちよにやちよに』を60冊購入してくださいました。

「ふるさと碧南の子どもたちに、君が代の本来の意味と魅力を伝えたい」と、碧南市教育員会を通じて、市内のすべての小中学校に寄贈してくださったのです。

文屋が進めている寄付本プロジェクトの趣旨に共感しています。親友の杉浦さんと、わたしたちにできることは何かと話し合い、地元の子どもたちの未来に役立てればと、寄付を決めました。こうした共感の輪が、全国に広がっていくといいですね。(竹中義夫さん)

まさに「自律型」寄付本プロジェクトです。竹中さん、杉浦さんの活動に、「本家」の私たち文屋が強く突き動かされたことは、言うまでもありません。

――2021年10月

10月12日に第3次目標を公表した後に、さらなる「自律型」寄付本プロジェクトが立ち上がりました。

岐阜県にお住まいの津﨑(つざき)誠さんが、絵本『ちよにやちよに』600冊以上を、地元の子どもたちに贈ることを決められました。

津﨑さんは、絵本『ちよにやちよに』の著者である白駒妃登美(しらこまひとみ)さんのオンライン研修会の熱心な学び手です。

来年、還暦を迎えます。「ここまで生きてこられたご恩に報いたい」と、ふるさとの未来を担う子どもたちのために、なにかできることはないかと考えていました。ちょうどそんなおりに、いつもご指導いただいている白駒妃登美さんが、素晴らしい絵本を出してくださいました。(津﨑誠さん)

岐阜県下の小学校・中学校・高校のすべてに、絵本『ちよにやちよに』を贈ることを決めた津﨑さんは、最初に岐阜県教育委員会に相談されました。

そして、県下の小中学校を管轄する40数カ所の市町村教育委員会を訪問して、本書を見ていただきながら寄贈の趣旨を説明し、了解をいただいたのです。

こうした念入りな準備を積み重ね、私費を投じて絵本の普及に努めてくださる津﨑さんの想いの深さに、この絵本が人の心を動かす力の大きさをあらためて強く感じています。

白駒妃登美さんがこの絵本の制作を決めたもっとも大きなきっかけは、教育現場での講演の場で聞いた生徒や保護者の方々からの声でした。

「今日から君が代を、誇りを持って歌います」
「今日聞いた君が代の話を、もっと幼い頃から子どもたちに聞かせたい。せひ絵本にしてください」

教育現場は、国歌『君が代』にたいする複雑な感情が絡み合い、この歌を澄んだ心で歌えない、もっとも深刻な場であると感じます。

だからこそ、生徒や保護者の方々の素直な声の持つ意味は、とても大きなものです。

国歌『君が代』の起源は、たったひとりの愛する人にあてたラブレターであったということ。この歌を歌うとき、心に想う相手は、歌う人の自由であること。

国歌『君が代』の本当の意味を知ったとき、子どもたちの世界は大きく開けるはずです。

教育現場にこそ、この共感の輪を広げたい。そんな気持ちで自律的に行動してくださる方々がどんどん増えてくださることに、とても心強く思います。

みなさまの行動力に触発されながら、文屋もさらなる絵本の普及に向けて創造的で革新的なアイデアがどんどん出てきています。

近々またご紹介しますので、どうぞお楽しみに。

絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』のご購入や、寄付本プロジェクトへのご参加は、こちらからどうぞ。

https://www.e-denen.net/cms_kifubon.php

2021年11月4日

未来をつくる子どもたちに、国歌『君が代』の起源を正しく理解してほしい――絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』

文屋ではいま、今年7月に出版した絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』を日本と世界の子どもたちに贈る、寄付本プロジェクトを展開しています。

第1次の寄贈先は、福島県内の小学校と公共図書館、全国の児童養護施設と小児医療の病院。そして第2次の寄付先は、世界各国の駐日外国公館と、世界中の日本人学校でした。

みなさまのご支援により、合わせて500万円(2,500冊分)の目標額をすでに達成いたしました。

そして現在は、第3次の寄贈先として、全国の幼稚園・保育所・小学校・中学校・高校・大学図書館・公共図書館を想定しています。各2冊ずつ送るために設定した目標額は、3億2千万円(160,000冊)です。

これまでとは大きく桁が変わる、この壮大な目標をなぜ掲げることになったのか。文屋を導いてくださったのは、何より読者のみなさまからの声に他なりません。

国歌『君が代』のルーツが、愛する人に贈ったラブソングであったこと。それを知ったことによる驚きと感動のメッセージが、日々あちこちから届いています。

このブログでも、幾度となくご紹介してきました。さらに「インフルエンサー」と呼ばれる強い発信力をもつ方々も加わり、共感の輪は無限に広がろうとしています。

そのうちのひとりが、国際関係アナリストの北野幸伯(きたのよしのり)さん。1999年より発行を続けるメールマガジン『RPE(ロシア政治経済ジャーナル)』が、「メルマガ日本一」と称賛されている著名な執筆家です。

『RPE』は日本最大のメルマガ配信サービス「まぐまぐ」で、2005年、2008年、2014年に「まぐまぐ大賞」の「ニュース・情報源部門」1位を受賞。さらには2015年に「政治経済・国際情勢部門」1位に選ばれ、同年「総合大賞」1位となって殿堂入りしました。

その北野さんが、10月6日発行の『RPE』にて、絵本『ちよにやちよに』をご紹介くださり、多くの方から反響をいただきました。下記に、一部抜粋したものを掲載いたします

――――――――――――――――――――

皆さん、以下の事実、ご存知でしたか?

・『君が代』は、1100年以上前、
平安時代によまれた歌でした。


・誰が読んだのかは不明です。
(よみ人しらず。)

・君が代の「君」は、
天皇陛下ではなく、自分の恋人、
あるいは妻、夫のことでした。

・つまり、『君が代』はもともと、
「愛の歌」「ラブソング」だったのです。

私たちは、過去の歴史を、
「軍国主義」「全体主義」とすべて捨て去りました。

建国神話のことも知らず、
国歌の起源も知らないのです。


私たちは皆、
「日本の復活」を願っています。

しかし、「自分のルーツ」を知らずに、
あるいは「自分のルーツは悪」と信じていて、
「真の日本復活」は可能でしょうか?

私はそうは思いません。

(中略)

実は、有名な「博多の歴女」白駒妃登美(しらこまひとみ)さんから
「ちよにやちよに」
という、すばらしい絵本を贈っていただいたのです。

この絵本には、
私たちがほとんど知らない『君が代』の起源
書かれています。

非常に美しい絵本なので、
お子さんたちと一緒に読むのに最適です。

しかも、
英訳もついているので、外国人の皆さんに
「君が代の真実」を知ってもらうのに便利です。

・『君が代』の歴史と真実を知りたい方

・自分のお子さんに、日本の肯定的な歴史を伝えたい方

・幼稚園や保育園の先生

などに、特にお勧めしたいです。

(中略)

私たちの未来は、善良な子供たちにかかっています。
子供たちに、健全な誇りを、自信を与えたい方は、
是非入手してください。

北野絶対お勧めです。

―――――――――――――――――――

絵本『ちよにやちよに』の著者である白駒妃登美さんは、国歌『君が代』に秘められた日本人の真心を伝えたいという一心で、この本を制作しました。

和を尊び、命を慈しむ、先人たちがつないできた真心です。

北野さんが表現する「日本の復活」。いま日本人が心から望むその姿は、新たにつくられるものではなく、私たちの起源、そのルーツを正しく理解し、真の誇りをもつことから生まれるものなのでしょう。

白駒妃登美さんが絵本で紡いだ物語は、まさにその復活の鍵を握る象徴的なものとなるはずです。

未来をつくる子どもたちに、誰よりそのことを伝えたい。多くのみなさまの声を聴くことで、文屋はその使命感を強くし、寄付本プロジェクトの第3次目標額を大きく設定いたしました。

中傷や批判によって未来が開けることは、けっしてありません。それができるのは、感謝と誇りです。

この絵本を開けば、きっと誰もがそのことに気づくことができると思います。

絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』のご購入や、寄付本プロジェクトへのご参加は、こちらからどうぞ。

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2021年10月28日

日本のすべての子どもたちに、誇りをもって生きてほしい――絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』

文屋はさまざまな活動をとおして、百年後も愛され続ける幸せないい人生、末広がりのいい会社、心穏やかないい世界をつくることを目指す共育会社です。

そんな活動のひとつが、寄付本プロジェクトです。

本づくりを営む文屋の使命は、著者のみなさまとのご縁に感謝し、百年後も読み継がれる本を出版すること。

ただ、それで終わるのではなく、届けたい人たちに本が届くよう働きかけ、本の可能性をより大きく広げて、本をとおして共に成長していきたいと考えています。

そんな気持ちで、「文屋オリジナル」のクラウドファンディングともいえる、寄付本プロジェクトを続けてきました。

文屋がとくに「本を届けたい」と考えてきたのは、国内外の子どもたちです。

現在は、7月に発売した絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』の寄付本プロジェクトを展開しています。

絵本『ちよにやちよに』の著者、博多の歴女である白駒妃登美(しらこまひとみ)さんは、こんなふうに語っています。

私を日本人として目覚めさせてくれた愛のうた『君が代』の本来の意味を、一人でも多くの人に知っていただきたい、保護者の思いや子どもたちの豊かな感性に応えたい……そのような経緯で、絵本の出版を決意いたしました。

私たち日本人の多くは、日本の国歌『君が代』が天皇の御代を称える歌としてつくられた、と思っています。

じつは『君が代』の本歌は1100年以上前に、いまでは名も残らない人物が、愛する人の健やかな未来を想って詠(よ)んだ和歌でした。

たいせつな あなた
あなたの いのちが いつまでも いつまでも
永く 続きますように


人を愛しく想う心を綴ったこの歌を、先人たちは永く大切に受け継いできました。その歌がやがて国歌となったのです。

この『君が代』の本当の意味を伝える絵本『ちよにやちよに』を、多くの子どもたちの手に届けたいと、今回も寄付本のためのご支援を募っています。

第1次目標としたのは、福島県内の小学校と公共図書館、全国の児童養護施設、そして小児医療の病院に本を贈ることでした。そして目標額である250万円(1,250冊分)は早々に達成することができました。

あらためまして、みなさまのご支援に心からお礼を申し上げます。

10月初旬には寄贈が完了し、その後、お礼のお手紙をたくさんいただいております。

ここで、2つの児童養護施設からのお便りをご紹介したいと思います。

まず、福島県福島市の児童養護施設青葉学園の施設長である黒沢俊之助さんからのメッセージです。

「この度は『ちよにやちよに』の図書をお送りくださって、
ありがとうございました。

私達 日本人の愛する国歌の深い意味と
あたたかさが子ども達の心に響く素晴らしい図書です。

早速 子ども達に見せたいと思います」

文屋に届いたお葉書には、学園にお勤めの保育士神戸(こうべ)まり子さんが描いた男の子と女の子の笑顔のイラストに、施設長である黒沢さんのお気持ちが、ペン字が書かれていました。

もう一通は、千葉県酒々井町(しすいまち)の児童養護施設蛍雪(けいせつ)学園の理事長である越川和哉さんからのメッセージです。

 

「特に近年、想定外の災害やコロナウイルス感染が
日野の生活に大きな影響を及ぼし
困難を来たしている方々が大勢居られる中、

いつも子ども達の事をお気に掛けて下さり、

重ねて厚く御礼申し上げます。

頂戴した絵本は皆で大切に読ませていただきたいと思います」


封書にて、丁寧に書かれたお手紙が文屋に届きました。

日本には、さまざまな理由で親と一緒に暮らせない2歳から18歳の約3万人の子どもたちが、全国に約600ほどある児童養護施設で過ごしています。

文屋は絵本をとおして、子どもたちに伝えたいと思いました。

「『君が代』を国歌とするこの日本という国に生まれてあなたたちは、こんなにも深く愛されているんだよ」と。

そして日本のすべての子どもたちに、『君が代』を正しく理解し、誇りをもって生きてほしいと願っています。

第2次目標額250万円(1,250冊分)も、すでに達成いたしました。まもなく世界各国の駐日外国公館約230館(1館3~5冊)と、世界中の日本人学校約100校(1校2冊)へ、絵本を寄贈いたします。

そして現在は、全国の幼稚園・保育所・小学校・中学校・高校・大学図書館・公共図書館に各2冊を贈る、第3次目標額3億2千万円(160,000冊)を掲げております。

まずは絵本をお手にとっていただき、『君が代』に込められた想いをみなさまの心で感じていただけたら、ぜひこのプロジェクトにご参加いただきたいと思います。

絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』のご購入や、寄付本プロジェクトへのご参加は、こちらからどうぞ。

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2021年10月7日

日本という国を、そして日本人であることを誇りに思える――絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』

文屋は7月に、絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』を出版いたしました。

国歌『君が代』の本来の意味を伝えるこの絵本への共感の輪が、制作チームの予想をはるかに超えて、大きく広がっています。

『君が代』が国歌である前に、愛の歌であったこと。この愛とは、自国愛のレベルを超えた、人類愛のレベルであるということ。

それは多くの人にとって、これまで想像もしなかったことかもしれません。でも絵本をゆっくり読み進めていくと、この深い意味がごく自然と心に浸透してきます。

太陽のように
あかるく 丸く あたたかい こころを もって
「和」を たいせつにしてきた 日本

日本には 1100年以上まえに つくられた
まごころを つなぐ 歌が ある


絵本のなかの言葉は、日本人である私たちの深い根の部分にある、澄んだ心に語りかけてくれます。

そして描かれる美しい日本画は、その心を鮮やかに彩り、やさしくあたたかい気持ちで満たしてくれるのです。

『君が代』には賛否がある――。そんな理屈を乗り越えて、私たち日本人の魂にふれる絵本です。

わがきみは ちよにやちよに
さざれいしの いわおとなりて
こけのむすまで

たいせつな あなた
あなたの いのちが いつまでも いつまでも
永く つづきますように


平安時代、いまは名も残らないある人物によって詠(よ)まれた和歌。そこに深い愛を感じる多くの人々によって、歌い継がれ国歌となった和歌。

この「和」の歌は、いま怒りや憎しみでいっぱいになってしまった世界を、愛と感謝のあたたかい光で包み込む可能性を秘めています。

文屋は10年前、『わたし、少しだけ神さまとお話できるんです。』という本を出版しました。著者である井内由佳(いうち・ゆか)さんはその後、10数冊の本を出版し、ラジオやオンライン番組で発信するだけでなく、実業家としても活躍するようになりました。

多くの人に受け入れられる井内由佳さんの語りは、いつも「ありがたい」「嬉しい」「楽しい」という心に触れるものがあります。

そんな井内由佳さんが、絵本『ちよにやちよに』を大絶賛し、ご自身が開催する登録制サロンのメンバーに絵本をプレゼントしてくださいました。

そして受け取ったメンバーから、文屋にこんなメッセーが届きました。

「それにしても私たちの国の国歌が、千年以上も昔の愛しい人を思う恋の詩だったなんて、とてもロマンチックで素敵だと思いましたし、この国歌を大切にする、この日本という国が愛おしく思えました」

「このような素晴らしい歌詞、そして素晴らしい平和憲法を持った国に生まれたことを、感謝します。今こそ日本人には誇りが必要です」

絵本『ちよにやちよに』は、『君が代』の本来の意味を伝えるだけではありません。

「愛の歌」を国歌とする日本という国、そして先人の魂を受け継ぐ日本人であるということへの誇りを感じさせてくれるのです。

そしてこの愛は、平和を誓う日本国憲法の前文に込められた、人類愛に共鳴しています。先人たちに愛された「和」の歌は、世界を平和へと導く愛の歌になろうとしています。

『君が代』を、丸くてあたたかい「世界の母・世界の太陽」になるという日本の使命の象徴として、大きな空に解き放ちたい。

文屋はこの絵本を普及することが、より大きな世界を変えていくことになると確認しました。

「ちよにやちよにプロジェクト」の名のもとに、私たちは現在、第2次目標を達成しつつある寄付本金額を大幅に超える、第3次目標を新設することにしました。

目標金額は3億2千万円です。

全国の幼稚園と保育園、全国の小中高校、全国の大学図書館と公共の図書館の約8万か所に、2冊ずつ、16万冊を贈ることが目標です。

絵本をとおし、私たちが日本という国、そして日本人であることに誇りをもつこと。愛と感謝の気持ちを大切に生きることは、きっと全世界の人びとを幸福と平和に導きます。

日本の子どもたちすべてにこの絵本をとどけることができれば、世界の未来を変える第一歩になるはずです。

多くのみなさまがこの絵本を手に取り、寄付本プロジェクトにご参画いただくことを切望しております。

絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』のご購入や、寄付本プロジェクトへのご参加は、こちらからどうぞ。

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2021年9月30日

制作チームも驚くほど、共感の輪が広がっていく――絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』

9月も終わりに近づき、陽が落ちるのがずいぶん早くなってきました。これから、どんどん秋も深まっていきます。

秋は栗の季節。文屋代表の木下が「取締役用務員」を務める小布施牧場でも、まさに栗の収穫の真っ最中です。

栗が特産の小布施町のなかでも、「栽培好適地」といわれる農園でつくっています。自家培養した土着の善玉菌で育つ小布施栗にご興味があれば、こちらものぞいてみてください。

https://obusedairyfarm.co.jp/products-post/obusekuri/

秋の味覚を楽しんだら、長い夜には読書を楽しみたいものです。

ただ、小さな子どもがいるご家庭では、なかなかゆっくり読書する余裕はないですよね。そんなときは、子どもたちと一緒に絵本を読んでみてはいかがでしょう。

読書の秋に、子どもも楽しめる大人向けの絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』をご紹介します。

東京2020オリンピック&パラリンピックにサッカーW杯予選と、今年は夏から国歌を聞く機会が多い年です。

歌い手のパフォーマンスなど、何かと話題になる『君が代』斉唱。でも、その歌詞の本来の意味は、あまり知られていません。

絵本『ちよにやちよに』は、美しい日本画とやさしくあたたかい語りによって、親子で楽しく国歌『君が代』の意味を学ぶことができる本です。

作者である博多の歴女、白駒妃登美(しらこまひとみ)さんは、初めて『君が代』の意味を知ったときの気持ちを、こんなふうに語っています。

私たちの国歌『君が代』の本歌は、平安時代に生きた、ある人物の詠(よ)んだ「愛の歌」です。このことを知った時、梅の花に太陽の光が差し込みキラキラと輝き始めたような、美しいあたたかさが、胸いっぱいに広がっていきました。

白駒妃登美さんご本人が熱くこの気持ちを語る動画も、必見です。

国歌『君が代』が、あふれる愛の心をつづった歌と知った白駒さんの想い。絵本の制作は、この想いへの共感の力によって、実現したものです。

学校などでの講演も多い白駒妃登美さんは、いつも『君が代』の本来の意味を話していました。すると、生徒や保護者の方々からこんな声があがります。

「今日から『君が代』を、誇りを持って歌います」
「今日聞いた『君が代』の話を、もっと幼いころから子どもたちに聞かせたい」

その声が、白駒妃登美さんを絵本制作に導きました。

国歌『君が代』には、さまざまな賛否があります。出版までの険しい道のりにもかかわらず、白駒さんが決してあきらめなかったのは、それほどにこの共感の力が大きかったからです。

そして今年の7月、文屋より絵本『ちよにやちよに』が出版されてから、共感の輪は大きく広がっていきました。

「もっと早くに、小学生の時に教えてほしかった。孫たちに読んであげます」
「君が代アレルギーが治りました。これでスッキリした気分で歌えます!」

こうしたご感想をつぎつぎにいただくようになり、さらにその想いを行動に移す方も出てきました。

前回のブログでご紹介した鈴木崇之さん(⇒https://www.e-denen.net/cms_blog.php/29)は、娘さんが通われている「めばえ幼稚園」(千葉県我孫子【あびこ】市)に、絵本『ちよにやちよに』を1冊寄贈されました。

そして鈴木さんと語り合った園長の井上ミドリ先生は、こんなふうにおっしゃったそうです。

この歳になるまで、てっきり軍国主義と結びついた歌とばかり思っていました。地味な音色ですし、
いまひとつパッとしない国歌だと思っていました。幼稚園児にも読み聞かせるべき内容ですね。さっそく園として15冊ほど買って、まずは職員全員に読ませましょう。

絵本はめばえ幼稚園の蔵書として、園児への貸し出しもすることになりました。

それだけでなく、井上園長は鈴木さんに絵本の魅力を知らせるチラシづくりを依頼し、230人の園児のご家庭すべてにチラシを手渡ししてくださったのです。

絵本『ちよにやちよに』の人を動かす力に誰より驚いているのは、制作チームかもしれません。

そしてこの共感の力はいま、文屋をさらなる使命に導いています

地球を丸くあまねく太陽のように、和やかなあたたかさをもつ日の本の国、日本。ここで和を尊び、感謝の心を大切に、日々の創意工夫を重ねてたくさんの知恵を生み出してきた先人たち。

それを受け継ぐ私たち日本人には、未来に向かってできることがたくさんあるはずです。

持続可能な世界を築くために、「いま」をかたちづくる「ちよにやちよにプロジェクト」。また近いうちに、発信したいと思います。

絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』のご購入や、寄付本プロジェクトへのご参加は、こちらからどうぞ。

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2021年9月23日

国歌『君が代』に詠(よ)まれた「母ごころ」――絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』

日中の暑さは残るものの、すっかり秋らしい陽気になってきました。

シルバーウィークの今週、みなさまはどのようにお過ごしでしょうか。
家族で過ごすことも多いと思いますが、子どもがいると悩みますね。外出や人との接触が制限されているなかで、子どもたちの楽しみや成長のために、どう時間を使えばいいのか、と。

その一方で、こういう時期だからこそ、家族でゆっくり考える機会にもなります。これまで目を向けてこなかったこと、当たり前に思っていたことに思考をかたむけてみると、そこには新たな「気づき」が待っています。

文屋が目指しているのは、「100年後も読み継がれる本」。とくに絵本は家族で読めること、子どもたちが楽しめるだけではなく、読み語る大人にも「気づき」をもたらすことを、強く意識しています。

そんな文屋が、7月に出版した絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』。今回は、この絵本をとおして生まれた、ある父親の「気づき」をご紹介します。

日本人なら誰もが知る国歌『君が代』。でもそのルーツを知る人は多くありません。

絵本『ちよにやちよに』は、「愛のうた、きみがよの旅」を描いています。平安時代に詠(よ)まれたある和歌が、長く歌い継がれて国歌となり、さらなる未来に向かって希望の歌となっていくストーリーです。

『君が代』の本歌は、愛する人の末永い幸せを祈る和歌のラブレターでした。

でもこの和歌が伝える愛の深さは、男女間のみならず、広く自分にとって大切な人やものを想うこころへとつながっていくのです。

読者の鈴木崇之さん(帝人ソレイユ株式会社)は、3人の子どもたちと一緒に絵本『ちよにやちよに』を読むうちに芽生えた想いを、作者である白駒妃登美さんに寄せてくださいました。

その内容を、一部抜粋してご紹介します。

――――――

『ちよに やちよに』は、
子ども向けの絵本ではありません。
子育て真っ只中にある父親が
「一家団欒を取り戻すきっかけ」です。


(中略)

たいせつな あなた
あなたの いのちが いつまでも いつまでも
永く 続きますように


「母ごころ」

これ以上の祈りはあるのでしょうか。
我が子の幸せを願う、切なる祈り。

健やかに発育しますように。
天賦の才能が、開花しますように。
たくさんのいいご縁に、恵まれますように。

喜怒哀楽の溢れた、
豊かな人生でありますように。

「幸せな人生だった」と思える、
死に際でありますように。

そんな「母ごころ」が、
父親である自分の体内から泉のように湧き上がり、
ついつい目頭が熱くなるのです。

(中略)

私たち父親は、
何か大切なものを置き去りにしてきたことに、
ようやく気づき始めました。

その流れの中で、いまここに、

『ちよにやちよに』があります。

私は、子どもたちへの読み聞かせを通じて、

子どもたちを授かれたことの無上の幸せ、

その子どもたちを産んでくれた家内への感謝、

そして、
自分を産んでくれた母親への感謝、

そんなアタリマエが
当たり前でなかったことに気づかされました。


「千代に八千代に」との祈りは、
子どもという鎹(かすがい)を通じて、
夫婦の間に自然と育まれるものなのでしょう。

「母ごころ」が詠み込まれているからこそ、
この歌は、あらゆる人たちのこころを、
千年にわたって共鳴させ続けてきたに違いありません。

人類の誰しもが、母親の子宮の中で生を受け、
十月十日を経て産道から
この世に飛び出してきました。

誰一人として、例外はいないのですから。

――――――

鈴木さんが共有してくださったのは、『君が代』に込められた子を想う母のこころ、その母親の尊さへの「気づき」でした。

そして、このお便りによって『ちよにやちよに』制作チームもまた、この絵本の持つ人を動かす力に気づかされました。

鈴木さんは、「ちよにやちよにプロジェクト」のプロモーション担当として、仲間入りしてくださいました。文屋ではいま、鈴木さんと語らうなかで、寄付本プロジェクトの第三次目標の実現に向けて、計画が進行中です。

日本全国の幼稚園と保育園、全国の小中高校、全国の大学図書館と公共図書館の約8万か所に、2冊ずつ、16万冊を贈る壮大な寄付本プロジェクトです。

私たちは、日本国内のすべての子どもたちに、絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』をとどけ、たくさんの「気づき」の輪を広げていきたいと思っています。

第2次目標がまもなく50%に達成しようとしています。寄付本プロジェクトの詳細は、下記からご覧いただけます。

https://www.e-denen.net/cms_kifubon.php

2021年9月2日

発売からひと月で増刷決定!――子どもも大人も学べる絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』

文屋より7月9日に出版された、絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』

多くのみなさまにご賛同、ご共感いただき、発売からひと月あまりで増刷を決定いたしました。

この場を借りまして、みなさまのご支援に心よりお礼を申し上げます。

この本は、子どもたちも楽しめる大人向けの絵本です。

作者である白駒妃登美(しらこまひとみ)さんは、歴史上の日本人の生き方から多くを学んできた博多の歴女。こうした人物たちからの学びをご自身の人生に活かし、また書籍や講演をとおして私たちにも伝えてきてくれました。

そんな学びのなかでも、白駒さんが「私の人生が大きく変わった」とまで語っていること。それは、東洋思想研究家の境野勝悟(さかいのかつのり)氏の『日本のこころの教育』(致知出版社)から得たものでした。

白駒さんは、こう語ります。

そこには私たちの祖先が何を畏(おそ)れ、何を信じ、何を大切にしてきたのか、日本人の源流が綴(つづ)られていました。そのなかに、国歌『君が代(きみがよ)』の本歌となった、『古今和歌集』の「詠(よ)み人知らず」の歌が紹介されていたのです。

わがきみは ちよにやちよに
さざれいしの いわおとなりて
こけのむすまで

この和歌は、愛する人がずっと幸せでありつづけてほしいという祈りの歌でした。幾千年も、小さな石が大きな岩になり、苔が生えてくるまでずっと、と深い想いを伝えるラブレターだったのです。

この出会いこそ、白駒妃登美さんが絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』を制作するきっかけとなるものでした。

この和歌が収められている『古今和歌集』は、平安時代前期に活躍した歌人たちによって編纂(へんさん)されました。

名高い歌人たちの和歌が多く収められる『古今和歌集』のなかで、いまも歌い継がれる和歌。詠んだのは、名も残らないような人物だったのです。

にもかかわらず、込められた想いは1000年のときを超えて多くの人々の心に刻まれ、やがて国歌となりました。

白駒妃登美さんは、「君が代はラブレターだった」ということを、小学校など多くの教育の場での講演で話すようになりました。

そこでは子どもたちだけでなく、保護者である大人たちからも驚きと感動の言葉が聞かれます。

なかでも一番多いのは、「もっと早く知りたかった」という声。このブログでも読者さまのご感想を紹介していますが、こうした声が多いことをあらためて実感します。

今回ご紹介するのは、THS経営組織研究所代表の小杉俊哉先生が、ご自身のFacebookにあげてくださったものです。

慶應義塾大学の特任教授も務められ、経営や人事、キャリアや生き方など幅広く多数の書籍も出版されている小杉俊哉先生が、こんなふうにおっしゃっています。

お恥ずかしいことに、君が代の歌の成り立ちよく知りませんでした。知らずにどれだけ唄っていた(唄わされていた?)ことでしょうか。これ、本当に小学校の時に知りたかったです!日本人として。
もともとラブレターだったと。だから子ども達に知って欲しい!寄付本プロジェクト、既に250万円、1250冊が1250カ所の図書館や施設に寄贈されています。素晴らしいですね。微力ながら参加させていただきました。

絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』は、子どもたちはもちろん、私たち大人にも学びがあります。

ストーリーの後には、国歌『君が代』の成り立ちが解説されています。そこには、ラブレターだった和歌がどのようにして国歌になったのか、まさに「愛のうた 君が代の旅」が描かれているのです。

子どもたちと一緒に、絵本をとおして新たな『君が代』を発見してみませんか。

小杉俊哉先生もご協力くださった絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』の寄付本プロジェクトでは、日本や世界の子どもたちに絵本を贈るため、みなさまからのご支援を募っています。

早くも7月4日に、第1次目標を達成することができました。福島県内の小学校図書館446館、福島県内の公立図書館118館、全国の児童養護施設590館、小児医療の病院96施設の合計1250個所に絵本を寄贈させていただき、喜びの声もとどいております。

第2次目標の寄付先は、世界各国の駐日外国公館約230館(1館3~5冊)、世界中の日本人学校約100校(1校2冊)の合計1,250個所です。現時点では、240冊(565,000円)のご寄付をいただいております。

寄付本プロジェクトの詳細は、下記からご覧いただけます。みなさまのご支援を、心よりお待ちしております。

https://www.e-denen.net/cms_kifubon.php

2021年8月26日

国歌『君が代(きみがよ)』は世界に誇るラブソング―――絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』

東京オリンピックが終わり、いよいよパラリンピックも始まりました。

コロナ禍での開催により、さまざまな意見があるのは事実です。それでもやはり、世界最高峰のパフォーマンスには、感動を覚えずにはいられません。

そして表彰式で見せる選手たちの輝かしい笑顔は、私たちに勇気と力をあたえてくれるような気がします。

さまざまな国を代表する選手たちの栄誉を称える表彰式で、日本の、そして世界の国歌を耳にする機会も多いですね。

パラリンピックの開会式では、全盲の音大生シンガー・ソングライターである佐藤ひらりさんが国歌『君が代(きみがよ)』を歌いました。

また、オリンピックの開会式ではMISIAさんが、閉会式では宝塚歌劇団のみなさんが歌ったことでも、話題になっていますね。(MISIAさんは先日のFUJI ROCKでも披露し、反響が広がっています。)

そんないま、あらためて、私たちの国歌『君が代』のことを考えてみませんか。

文屋は7月に、絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』を出版いたしました。

世界の国歌を紐解いてみると、国の栄誉を称えるもの、大自然を賛美するもの、自由を祝福するものなど、そこにさまざまな意味がこめられていることがわかります。

では、日本の国歌『君が代』にはどんな意味があるのでしょう。

この歌の意味を、「天皇陛下の御代が永続することを祈る歌」と考えている人は多いと思います。

でも『君が代』の本歌は、じつは遠い昔、平安時代に生きたある人物が、愛する人に贈った和歌のラブソングでした。

絵本『ちよにやちよに』を開くと、この和歌を受け継いできた先人たちの心に触れることができます。

わがきみは ちよにやちよに
さざれいしの いわおとなりて こけのむすまで


たいせつな あなた
あなたの いのちが いつまでも いつまでも
永く つづきますように

当初、歌い始めを「わが君は」としていたこの和歌は、ただひとり、大切に想う相手の末永くつづく健康と幸せを祈る歌だったのです。

無償の愛を伝える、まさに究極のラブソングです。

世界一短い歌詞で、子どもでも歌うことができる国歌『君が代』。でもこの歌が平安時代から歌い継がれてきたことはもちろん、その本来の意味はあまり知られていません。

そして、その意味を知ると多くの人がとても驚きます。

文屋の大切な読者さまである、マーケターの平賀敦巳さんもそのひとり。絵本『ちよにやちよに』を読み、こんなメッセージをくださいました。

日本の国歌である『君が代』のことを、もっと真面目に勉強しておくべきだったと痛感させられる。
全国民必読の書にして欲しい。


作者の白駒妃登美(しらこまひとみ)さん、そして制作チームの想いを、読者の方が言葉にしてくださったのです。

平賀さんはご自身のnoteにて、こんな発信もしてくださっています。

―――――――

「君が代=愛の歌」

そんな話を学校で習った人がどれくらいいるであろうか?
少なくとも私は記憶にない。

そのように教えてくれたのかもしれないが、
全く私の心に響く説明ではなかったのだ、残念ながら。

他の国歌は、威勢の良いものが多いのに比べて、
日本の国歌はとても地味。

「なんか退屈だよね」
「超地味だよね」

そんな評価しかしていなかった
自分の幼少時代を振り返るのがとても恥ずかしい。

確かに地味かもしれないが、
その内容は刮目(かつもく)に値するのだ。

「君」とは、君主、つまりは天皇のことだと思っている人が
かなり多いと思われる。

私もそうだった。

しかし、実はさにあらず。

夫婦、恋人など、親愛なる者同士における
相手に対する呼び名なのだ。

(全文はこちらから→https://note.com/pingdun/n/n4faf98f3d137
―――――――

きっと日本人の大多数は、平賀さんと同じではないでしょうか。

『君が代』は私たちが思うより、ずっと身近な人に向けて歌われていたのです。

長寿としあわせ、お祝い、よろこび、愛・・・。日常のなかで歌われる、相手を想う気持ちにあふれた和やかで美しいラブソング。それが、『君が代』の本来の意味なのです。

平安時代、自由に会うことの許されなかった男女が、短い詩に想いを込めて贈ったのが和歌でした。

自由に会うことが許されない・・。まるで、コロナ禍のいまのようですね。

会えないからこそ、お互いの存在の大切さを知り、ただ元気でいることがどれほどしあわせなことか、その気持ちを実感できるときです。

この夏、選手たちを称える表彰式で国歌を聴くとき、ぜひ思い出してください。

この歌が「和」を大切にしてきたこの日本で生まれた、世界に誇るラブソングであることを。

吉澤みかさんが描く絵本の美しい原画から、ポストカードを制作しました。

https://e-denen.net/cms_hagaki.php

絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』を、国内外の子どもたちに贈る「寄付本プロジェクト」を展開中です。こちらから、絵本の購入もできます。

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2021年8月5日

国蝶オオムラサキが導く国歌『君が代(きみがよ)』1000年の旅――絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』

夏休みが始まりました。

子どもたちには嬉しい夏休み。でも親にとっては子どもの相手をする時間が長くなり、なかなか悩ましい日々かもしれません。 

小学生の息子がいるわが家でも、朝早くから公園に昆虫さがしと、ちょっとハードな毎日です。でも、子どもと一緒に昆虫を追いかけまわしていると、思わぬ発見もあります。

たとえば蝶というと、モンシロチョウにアゲハチョウ、せいぜいクロアゲハくらいしか私に思い浮かびません。でも公園では、アオスジアゲハという蝶を見つけました。

黒地に青い模様が美しいアゲハ蝶で、都市部などにも生息しているようです。こんなに綺麗な色の蝶が身近に見られるとは、驚きました。

でもやはり、蝶のなかでも別格なのはオオムラサキでしょう。その堂々としたたたずまいと気品のある美しさから、1957年に日本昆虫学会より、「国蝶」に選定されました。

文屋が7月に出版した絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』では、ストーリーのガイド役として、この日本を代表する国蝶オオムラサキがたびたび登場します。

『君が代(きみがよ)』は、日本人であれば誰もが知る国歌です。でもその歌詞が、1100年以上前の平安時代に詠(よ)まれた和歌であることは、あまり知られていません。

男女が自由に会うことが許されなかった平安時代、和歌は相手への想いを伝える唯一の手段でした。

国歌『君が代』の本歌である和歌は、名もなきある人物が、愛する人の健やかな日々がずっとつづくことを願った愛のうたです。

この愛のうたが永く歌い継がれて、日本の国歌となったのです。

作者である白駒妃登美(しらこまひとみ)さん
は、絵本のあとがきでこんなふうに話しています。

もしかしたら『君が代』は、先人たちから今を生きる私たちに、そして同じ地球に暮らす、あらゆる命に向けられた、時空を超えたラブレターなのかもしれません。

博多の歴女・白駒妃登美さんはこの絵本をとおして、私たちが知る国歌『君が代』の世界を大きく広げてくれます。

そんな「きみがよの旅」を導いてくれるのが、国蝶オオムラサキです。

オオムラサキは、羽を広げると10㎝以上にもなる大柄な部類で、鮮やかな羽に美しい紫の模様の蝶。華麗でありながら、餌場を守るためにスズメバチやカブトムシでさえ、大きな羽をばたつかせて追い払うほど勇ましい蝶です。

でもじつは、オオムラサキの幼虫は、とても愛らしいのです。

この美しく勇ましいオオムラサキが、日本画家・吉澤みかさんが描く絵本の挿し絵のあちこちで羽ばたいています。まるで、1000年の時空を超える旅を、一緒にしているかのようです。

そしてこの旅は、最後に私たちの未来へとつながっていきます。

わたしたちの歌声が
世界中に ひびき わたりますように
1000年先の 平和な 未来に とどきますように


平安時代からいまをへて、未来へとつづく「きみがよの旅」とは、いったいどのようなものでしょうか。

絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』は、子どもも楽しめる大人向けの絵本です。

今年はとくに、国歌『君が代』を聞く機会が多い夏。そして夏休みには、読書感想文などの宿題が出る学校も多いかと思います。

子どもと一緒にこの絵本を読み、親子でいろいろな話をして読書感想文にしてみるのもよいのではないでしょうか。

また絵本の巻末には、朗読動画をご案内するQRコードがついています。

日本語、そして日本語と英語と交互の2種類の読み語りです。挿し絵の画像が音楽とともに流れる動画と、音声データを視聴することができます。ぜひご活用ください。

長い夏休みですから、昆虫さがしや読書など、子どもたちと一緒に楽しめるといいですね。

絵本の原画より、5種類のポストカードを制作しました。夏のお便りにもおすすめですので、ぜひご覧ください。

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絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』を国内外の子どもたちに贈る「寄付本プロジェクト」を展開中です。
最新の状況はこちらからご確認いただけます。

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2021年7月23日

国歌『君が代(きみがよ)』は、1000年のときを超えた先人からの手紙――絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』

7月23日は「ふみの日」です。

毎月23日は「ふみの日」ですが、とくに7月は「文月ふみの日」として親しまれています。夏休みが始まり、暑中見舞いを書く季節でもありますね。

子どものころ、長い夏休みで会えない先生や友達に、よく暑中見舞いのはがきを送りました。立秋を過ぎると、「暑中見舞い」ではなく「残暑見舞い」になり、残り少ない夏休みを名残惜しんだことを思い出します。

ふみの日は、「手紙の楽しさ、手紙を受け取るうれしさを通じて、文字文化を継承する一助となるように」という主旨で、1979年に当時の郵政省が定めたものです。

郵便局では毎年、「ふみの日にちなむ郵便切手」を発売します。なかでも「日本の雅を伝えたい」と百人一首を題材にした切手が人気で、過去にいく度となく発売されました。

百人一首にふくまれるものをふくめ、和歌はまさに、古くは日本人の間でやりとりされた「手紙」でした。でも私たちの身近には、より馴染みのある和歌があります。

文屋は7月9日に、この和歌をテーマとする絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』を出版いたしました。

わがきみは ちよにやちよに さざれいしの
いわおとなりて こけのむすまで


国歌『君が代』の歌詞は、平安時代に詠(よ)まれたこの和歌を本歌とするものです。

それは、名もなき人物が愛する人に宛てた「手紙」。ラブレターでした。

「たいせつな あなた
あなたの いのちが いつまでもいつまでも
永く つづきますように」


愛しい相手の健やかな未来を祈るラブレターです。

7月4日、文屋は絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』の出版記念講演会を行いました。

作者である白駒妃登美(しらこまひとみ)さん
をはじめ、制作チームメンバーが参加し、それぞれに絵本への想いを語りました。

そこで白駒妃登美さんは、『わがきみは』の句と、百人一首にもふくまれるもうひとつの和歌のお話をしてくださいました。

――――――
平安時代に編纂された『古今和歌集』。

ここには、『君が代』の本歌「わがきみは」の句とともに歌い継がれてきた

もうひとつの和歌があります。

ひさかたの ひかりのどけき はるのひに
しづごころなく はなのちるらん


「春ののどかな光の中で、散るゆく桜の花びら
なぜそんなにも散り急ぐのか」


そんなふうに、桜を惜しむ想いを詠んだ、
歌人・紀友則(きのとものり)の和歌です。

かたや「詠み人知らず」の和歌。

そして、かたや有名な歌人の和歌。
この二首を日本人は、ならび讃(たた)えてきたのです。

じつは私は、とても緊張したときや、ひどく絶望したときに、

「ひさかたの」の句を心のなかで唱えています。

「ひさかたの」は光にかかる枕詞(まくらことば)。

この「ひさかたのひかり」とは、「永遠の光」ということ。

それは、日の本(もと)の国「日本」を表している気がします。

この国に無数の人が生を受け、その命をまっとうして生を終える。

その何千年もの命のバトンを受け取っている私たちは、
決してひとりではない。

そんなふうに思えて、力が湧いてくるのです。

たった31音、もしくは32音の和歌の力と深さ。

そこには日本人の真心が込められています。

この和歌とならび讃えられる、もうひとつの和歌。

ごくふつうの人がつくった和歌「わがきみは」の句が
やがて「きみがよは」とされ、国歌になったのです。

平安時代からとどけられた愛と祈りの歌。

ラブレターが国歌になるなんて、
なんと素敵な国なのか、と思います。

――――――――――

最近では、メールやLINEなどさまざまな通信手段が発達して、手紙を書くことが少なくなりました。

31音の和歌で伝えられるのは、Twitterよりも短い文。でもそこに込められる想いは、1000年のときを超えて私たちの心を潤してくれます。

その想いに触れ、この夏はあなたも誰かに手紙を書いてみませんか。

絵本の原画より、5種類のポストカードを制作しました。暑中見舞いにもおすすめです。
現在、販売準備中です。お楽しみにお待ちください。

絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』の巻末には、絵本の朗読動画をご案内するQRコードがついています。

日本語で読み語る作者の白駒妃登美さん、そして日本語と英語で交互に読み語る英訳者の山本ミッシェールさん。挿し絵の画像が音楽とともに流れる動画と、音声データを視聴することができます。

ぜひ、親子でお楽しみください。

この絵本を国内外の子どもたちに贈る「寄付本プロジェクト」を展開中です。絵本のご購入も、こちらから可能です。

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