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2021年10月21日

著者の新妻耕太さんが『25歳~情熱の起点~』に出演――絵本『おやすみルーシー~ウイルスがやってきた』

突然ですが、あなたにとって25歳とはどんな年齢でしょうか。

遠い過去、いつの間にか通り過ぎた日々、まさに目の前の現実・・。そこにはきっと、いろいろな想いがあることでしょう。

『25歳~情熱の起点~』(テレビ朝日)という番組では、人生のターニングポイントとなるこの「25歳」に注目し、さまざまな環境のなかで大きな夢に向かって歩んでいる若者たちを取り上げています。

この番組に、文屋が4月に出版した絵本『おやすみルーシー~ウイルスがやってきた』の著者、新妻耕太さんが出演することになりました

▼放送日
10月27日(水) 23:10~23:15

▼放送地域
テレビ朝日 関東ローカル(東京・茨城・栃木・群馬・千葉・埼玉・神奈川)
※ご覧いただけない地域の場合は、放送後より番組HPにて視聴可能です。

https://www.tv-asahi.co.jp/25_passion/

いま30歳の新妻耕太さんの「25歳 情熱の起点」とは、どのようなものだったのでしょうか。

番組のなかでも触れられる『おやすみルーシー』は、ウイルスと人の体の免疫の働きについて楽しく学べる絵本です。

複雑な生命科学で起こる現象のエッセンスだけを凝縮して、幼い子どもたちにも理解できるように、絵本のストーリーにしたものです。

新型コロナウイルスの感染拡大を不安に思う子どもたちに、自分たちの体にはすごい力があるとわかってほしい。

その想いから、スタンフォード大学で博士研究員として免疫の研究をする新妻耕太さんは、妻であり同僚でもあるルーシーさんと一緒にこの本を制作したのです。

二人は新型コロナ問題が浮上した2020年のはじめごろ、医療従事者の人たちが頑張っている姿を見て、「自分たちにも、何かできることはないか」と考えました。

そして新型コロナウイルス感染症にかかわる基礎知識を、専門用語なしに解説する動画教材『新型コロナウイルス感染を理解するためのやさしい生物学』を、YouTubeで公開したのです。

ある日、「幼い子供たちが動画で使っているアニメーションを楽しく見ている」というメッセージが新妻耕太さんのもとにとどきました。

ところが、アニメは楽しく見ることができるけど、免疫のしくみまではわからない・・。

そんな保護者の声を聴いた妻のルーシーさんの「よし!絵本をつくろう!」という一言で、絵本制作が実現したのです。

いま、免疫学の研究者として第一線で活躍する新妻耕太さんですが、かつては生物学の教師を目指していたそうです。

教えることが好きな新妻さんは、動画や絵本で伝える内容をいかにわかりやすくするかを考え抜きました。

免疫学者として、たくさんの背景知識をもっているからこそ「情報の押しつけになってはいけない」ということを、強く意識したのです。

究極まで相手の立場になって、ものごとを見ること。読む人にとって知りたいことは何なのかを考え、読む人の知識のなかでわかるような例えで説明すること。

動画も絵本も、そんな新妻さんの工夫があふれています。

自分や相手の心にまっすぐに向き合う新妻耕太さんの姿勢は、研究者という道を選んだことや、研究者としての生き方にも、明確に表れています。

教師を目指していた新妻さんは実際に就職を考える段階になり、「このまま教師になっていいのだろうか」と迷いが生じたそうです。もっと学びたい、研さんを積みたい、と感じた新妻さんは、新しい発見や経験を得るために大学院への進学を決意しました。

そしていま、新妻さんにとって研究とは「自分をうつす鏡」だといいます。研究をするなかで、何が面白いのか、何を突き詰めたいのかということは、自分の核となる感情がどれだけ動くか、ということにかかっているからです。

だからこそ、研究の対象となる生物のことがわかったとき、自分の心の動きと向き合うことで、自分自身のこともわかると語っています。

人として、また研究者として真摯に生きる新妻耕太さんが『25歳~情熱の起点~』でどんなことを語ってくれるのか、制作チームもとても楽しみにしています。

そして、そんな新妻さんの知識と想いが詰まった絵本『おやすみルーシー~ウイルスがやってきた』を、ぜひお手にとってご覧いただければと思います。

絵本のご購入は、下記からどうぞ。また全国の書店でもお取り寄せいただけます。

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2021年10月14日

不確かな予測に惑わされず、自分にできるコロナ対策を――『おやすみルーシー~ウイルスがやってきた』

10月も半ばとなり、木々が少しずつ色づき始めました。

季節が移り変わるこの1か月で、新型コロナウイルスの感染者数は驚くほど減っています。

新型コロナのワクチン接種は、今年2月から始まりました。でも感染者数は増減を繰り返し、ついに夏の第5波では過去最高数を記録。そして「宣言」慣れしてしまった人の流れが抑制されることは、ほとんどありませんでした。

結局、今回の急激な減少の理由ははっきりしません。新型コロナの問題は、専門家と言われる人たちでも予測ができない事態が何度も起こっています。

もしかしたら「予測できる」と考えることが、間違っているのかもしれません。

長い歴史のなかで、繰り返し人々の生活を脅かしてきたウイルス。この人知を越える存在に対して、私たちはあらためて自分たちに何ができるかを問い直す必要があります。

文屋より発売中の絵本『おやすみルーシー~ウイルスがやってきた』は、その大きなヒントになります。

コロナ禍では、ウイルスという存在に大きな注目が集まりました。じつはウイルスは細菌とは違い、宿主(しゅくしゅ)となる他の生物のなかでしか増殖することができません。

だからこそ、ウイルスは人の体内で必死に生き残ろうとします。そして人の体には、ウイルスに反応する免疫機能が備わっているのです。

絵本『おやすみルーシー』は、この人の体の免疫機能について正しく楽しく学べる教材絵本です。

作者の新妻耕太さんは、スタンフォード大学で研究する気鋭の免疫学者。2020年はじめに新型コロナ問題が浮上すると、一般の人たちにウイルスと免疫のことをきちんと理解してもらいたいという使命感をもつようになりました。

こうして同僚の研究者である妻のルーシーさんと一緒に、YouTubeチャンネル『新妻免疫塾』を発信。さらに、その内容を再構成した『Dr.新妻免疫塾~正しく知る! ウイルス感染と免疫の基礎』(東京図書)を出版したのです。

新妻耕太さんが目指したのは、専門用語を使わず、中学生でもわかるように、ウイルスや免疫の働きについて説明するということでした。

そしてより幼い子どもたちにも知識を伝えるために、絵本『おやすみルーシー』を制作したのです。

新妻耕太さんとルーシーさんがこの絵本をとおして伝えたいのは、「自分の体ってすごいんだ!」ということです。

絵本のなかで、主人公ルーシーはウイルスと一緒に自分の体に入ります。そこで免疫細胞に模した仲間たちがウイルスにどのように反応するのかを、みずから体験するのです。

わかりやすいストーリーと色鮮やかな挿し絵が、子どもたち、そして読み語る大人たちにも正しく楽しく、免疫機能に対する学びを深めてくれます。

遠い昔、医療がいまほど発達していなかったころから、ウイルスは人の生活を脅かしてきました。

でも先人たちは、ウイルスが体に入らないように予防し、たとえ入ってもしっかりと免疫細胞が働くように養生したのです。そのことがやがてウイルスの毒を弱め、共存を可能にしました。

人は免疫機能によって、繰り返されるウイルスの脅威を乗り越え、発展しつづけてきたのです。

新型コロナウイルスにかぎらず、私たちはこれからも、さまざまな感染症と隣り合わせて生きていかなければなりません。

たとえばインフルエンザは、毎年冬に流行しています。昨年はコロナ対策により、インフルエンザがほとんど流行しませんでした。そのため人々の免疫力が下がり、今年は大流行するのではという予測も出ています。

ウイルス対策に、もっとも有効といわれているクチン接種。10月に入ってインフルエンザの予防接種も始まりましたが、ワクチンの供給不足や遅れなども懸念されています。

またコロナワクチンについても、3回目のブースター接種や、12歳未満の子どもへの接種など、その是非が確定できていないことはたくさんあります。

ウイルスの発生や流行のすべてを予測し、備えるということは不可能に近いことです。

どのような状況であっても結局、一人ひとりが「予防」と「養生」に努め、自分の体の免疫機能をきちんと維持することが、ウイルスとの共存に向けた近道なのです。

私たちにできることは、不確かな予測に振り回されることではなく、どうしたら自分が健康でいられるのかに集中することではないでしょうか。

絵本をとおして、そのことを親子で考え直してみませんか。

絵本『おやすみルーシー~ウイルスがやってきた』のご購入は、下記からどうぞ。また全国の書店でもお取り寄せいただけます。

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新妻耕太さんの母である久美子さんが、絵本「おやすみルーシー」の一部を朗読する動画も公開中です。

2021年9月16日

コロナ感染予防のために、科学リテラシーを養う――絵本『おやすみルーシー~ウイルスがやってきた』

ここ数週間で、新型コロナウイルスの感染者数が減ってきています。そのためワクチン接種者を中心に、規制緩和の方針が打ち出されました。

とはいえ、1年半以上にわたってコロナ感染者数は増減を繰り返しています。もはや、このまま収束することは期待できないでしょう。

感染を予防しつつ、経済活動を再開していく段階となったといえます。今後、人との接触の機会が少しずつ取り戻されていくことになるかもしれません。

職場や友人関係、子どもの教育など、それぞれに異なる状況のなかで、感染を予防しながらどう行動するのか。これまで以上に、むずかしい判断に迫られる場面が増えてきそうです。

必要な知識を得て自分で考え、情報に惑わされずに行動するためにも、私たち一人ひとりに科学リテラシーが求められます。

その第一歩として、ウイルスや免疫の知識を養うことには大きな意味があります。

文屋より出版中の絵本『おやすみルーシー~ウイルスがやってきた』は、こうした学びを深めることができる免疫絵本です。

「リテラシー」とはもともと、言語を読み書きする能力のこと。でも最近では、ある分野に関する知識への理解と、それを活用する能力として使われる言葉になってきました。

絵本『おやすみルーシー』の作者は、免疫学者である新妻耕太さんとルーシーさんご夫婦。コロナ感染の不安が広がるいまだからこそ、子どもたちに生命科学へのリテラシーを養ってほしいと考えて、絵本を制作しました。

大学時代に塾講師として、教育経験をもつ新妻耕太さん。妻とともに、ウイルス感染と免疫機能に関する基礎知識を、専門用語なしで解説する活動をつづけてきました。

 

そんななか、「幼い子どもであっても、情報を得ることにおいて仲間はずれにしたくない」というルーシーさんの言葉が、新妻耕太さんをさらに動かしました。絵本『おやすみルーシー』の制作について、ふたりはこう話しています。

絵本は子どもを広大な宇宙から、目に見えない小さな世界にまで連れていってくれる夢のようなツールです。体を守る免疫細胞たちの活躍を絵本で表現できたなら、きっと幼い子どもたちとも免疫の素晴らしさを共有できると考えたのです。

絵本の主人公は、妻のルーシーさんと同じ名前の少女。夢のなかで自分の体に入り、免疫細胞を模した仲間「まっくん」(マクロファージ)、「ティービー兄弟」(T細胞、B細胞)と一緒に、ウイルスと闘います。

このストーリーの後につづくルポ編では、絵本を読み語る大人たちに科学知識をわかりやすく解説しています。大人が子どもに説明しながら会話する機会をつくることで、お互いに科学リテラシーを養う工夫がなされているのです。

この絵本を「すべてのこどもたちにおすすめします!」と推薦してくださっているのは、感染症専門医の忽那賢志先生(大阪大学教授)。新型コロナ問題が浮上してからずっと、感染症に関する情報発信を熱心につづけてきました。

 

忽那賢志先生は、こんなふうに話しています。

専門家がテレビ局を通さず情報を発信するようになったことは、SNSの時代の一つのいい側面だとは思います。(中略)ただ、医療者は情報発信のプロではありません。医療者が学ばないといけないことは多いですが、科学的にシンプルに正しいことを伝えるのはやりやすい時代です。

一般の人たちが科学リテラシーを養っていくために、忽那先生もまた医療にかかわる専門家として、必要な情報をわかりやすく発信する責任を自覚しています。

忽那賢志先生が推薦する絵本『おやすみルーシー』は、子どもだけでなく大人にも、人の体の免疫機能について「科学的にシンプルに正しいことを伝える」絵本です。

いま、感染予防にもっとも大きな効果を発すると考えられているワクチン接種は、12歳未満の子どもたちは対象となっていません。

そして限られたワクチンを若者たちに接種するのか、中年世代を優先するのか、もしくは高齢者の3回目接種をすすめるのかなど、今後の方向性もまだ見えてきません。

ワクチン接種後に感染する、ブレイクスルー感染の例も見られています。基本的な感染対策を徹底していくことは、誰もがしっかり自覚しなければならないことです。

コロナと付き合いながら安全な日常を取り戻すために、ご家庭や学校で科学リテラシーを養う教材として、ぜひ絵本『おやすみルーシー~ウイルスがやってきた』をご活用ください。

ご購入は、下記の文屋サイトからどうぞ。

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2021年9月9日

「正しく知り、正しく恐れる」とは何かを伝える免疫絵本『おやすみルーシー~ウイルスがやってきた』

新学期が始まりましたが、新型コロナウイルスの感染拡大はつづいています。

いま、もっとも感染が広がっているデルタ株は、コロナの変異株のなかでも感染力が強いことが指摘されています。

とくに心配されているのが、子どもへの感染。デルタ株の感染が広がったここ数ヶ月で、10代以下の感染率は大きく上がり、新学期の学校再開を懸念する報道があとを絶ちません。

子ども関連のクラスターのニュースを聞けば、親たちは当然、学校の休校を望みます。

わが家の息子が通っている小学校は休校にならず、感染対策をより徹底する連絡とともに、新学期が始まりました。でも、クラスメートのなかには感染を恐れ、自主休校している子どもがいます。

新型コロナに関しては、だれもが納得する答えはまだありません。たくさんの情報と賛否ある選択肢のなかで、自分で判断しなければならないのです。

コロナとともに生きる私たちにとって、「正しく知り、正しく恐れる」とはどういうことなのか。

そのことを考えるひとつの材料として、4月に文屋が出版した絵本『おやすみルーシー~ウイルスがやってきた』をご紹介します。

この本は、スタンフォード大学で免疫の研究をしている新妻耕太さんとルーシーさんご夫婦が制作した免疫絵本です。

人の免疫細胞が外部から入ってきたウイルスに反応するしくみを、ルーシーという女の子の冒険のストーリーとして描いています。

ある夜、ぶるぶる震えて鼻水や咳がでてきたルーシーは、布団に入って眠ることにしました。すると、夢の中でウイルスと一緒に自分の体のなかに迷い込んでしまいます。

「やぁ ぼくたちは ウイルスだよ
このぬまの そこは 
なかまが ふえる ゆめのせかい 
きみもいっしょに もぐろうよ!」


体の奥深くに潜り込み、つぎつぎに増えていくウイルス。怖くなったルーシーに声をかけるのは、免疫細胞を模した仲間です。

どんどん増えるウイルスと闘うために、花火を上げてもっとたくさんの仲間の細胞を呼びます。

「たいへんだ~ みんな あつまれ~!!」

ルーシーも、仲間探しを手伝います。ウイルスの情報と地図をもって、体のなかを駆けめぐるのです。

作者の新妻耕太さんとルーシーさんご夫婦が、この絵本を制作するにあたって強く意識したこと。それは、子どもたちにもわかるようなやさしいストーリーのなかに、ウイルスや免疫細胞に関して科学的に正確な情報を示すことです。

作画を担当した こまちだたまお さんも、綿密に打ち合わせて挿し絵を描きました。色彩豊かな親しみやすい絵は、ウイルスやヒトの体内細胞、血管やリンパ管などの特徴をしっかりと模しています。

じつは こまちだたまお さんは、新妻耕太さんの子ども時代の絵の先生。「創意工夫を絶やさず、作品を最後まで作りとおす耕太さんは、昔から変わっていない」と語っています。

絵本の巻末には、読み語る親や先生が子どもたちに免疫のしくみを説明できるように、わかりやすい解説もついています。

いま、発信されているコロナ情報の「正しさ」は限定的です。

たとえば、多くの人が注目するワクチン接種に関する情報。ファイザー、モデルナなどのワクチン効果の差、また認可されて間もないアストラゼネカの副反応などは、私たちの判断に大きく影響します。

でも、これらはあくまでも現在の、しかも特定の状況下におけるデータからわかりつつあることです。

日々刻々と状況が変化するだけでなく、一人ひとり生活状況や身体状況によっても、ワクチンの効果や副反応は異なるでしょう。

コロナに関する情報は、判断基準としては有効です。でも、すべての人にとって、いつどんなときも等しく「正しい」とはいえないのです。

それに比べ、人の体の免疫機能に関する情報は、これまで長く培われてきた研究の蓄積によって明らかにされてきました。

そのしくみを知り、できるだけ体にウイルスを入れないような行動(予防)と、もし入ってしまっても闘いに負けないように体を調える生活習慣(養生)に努めること。

それは、いつどんなときも等しく「正しい」といえるはずです。

そのことを理解したうえで、一人ひとり異なる状況にきちんと向き合うこと。それが、たくさんの情報のなかからベストな答えを探す出発点になるはずです。

ルーシーの冒険をとおして、ご家庭や教育現場でもう一度、いま自分たちにできること、すべきことは何かを考えてみませんか。

絵本『おやすみルーシー~ウイルスがやってきた』のご購入は、下記の文屋サイトからどうぞ。

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2021年8月19日

思いやりこそ、感染症の蔓延を防ぐ大きな力に――絵本『おやすみルーシー~ウイルスがやってきた』

東京を中心に、全国で新型コロナウイルスの感染拡大が深刻です。

第5波と言われる今回、感染者数は過去最多に。ワクチン接種が進み、感染者や重症者に占める高齢者の割合は減っていますが、本来なら入院が必要な中等症の方々も入院できないほど、医療はひっ迫しています。

じつは最近、わたしの身近なところでもコロナ感染者がでました。また、家族がコロナワクチンの接種で副反応を経験し、わたし自身も近くワクチン接種を控えています。

生活の変化を実感しながらも、どこか遠巻きに見ていたコロナウイルスの怖さが、ぐっと迫ってきたような不安があります。

こんなときだからこそ、不安に負けず自分ができることをしっかりと意識したいものです。

日々の感染予防に努め、生活ペースを崩さず、体が本来持っている免疫力を落とさないようにすることです。

文屋が4月に出版した絵本『おやすみルーシー~ウイルスがやってきた』は、ウイルス感染におびえる私たちに「自分の体ってすごいんだ!」ということを教えてくれます。

作者である免疫学者の新妻耕太さんとルーシーさんご夫婦は、「自分の体を知って興味を持つことが、自分の体を大切にする行動につながる」と信じて、この絵本を制作しました。

この物語は、ウイルス感染したときに体のなかで実際に起こる反応をベースに描かれています。

主人公ルーシーが夢の中で、免疫細胞を模した「まっくん」(マクロファージ)や「ティービー兄弟」(T細胞とB細胞)と協力して、ウイルスを撃退するのです。

出版に先立ち、新妻耕太さんと絵本制作チームは、この絵本を全国の児童養護施設、こども病院(小児専門病院)で暮らす子どもたちにとどけるプロジェクトを展開しました。

その結果、当初の目標に対して345%のご支援をいただき、児童相談所(一時保護所)や、希望する保育所・幼稚園・小児科等にも寄贈が可能となりました。合わせて約2,000冊の絵本が子どもたちにとどいたのです。
(プロジェクトの詳細はこちらから⇒https://readyfor.jp/projects/OyasumiLucy

文屋はこれまでも、独自の方法で「寄付本プロジェクト」をつづけてきました。

そのはじまりは、『Pot with the Hole 穴のあいた桶』(プラム・ラワット著)という本の読者さまからいただいたお便りでした。

「ラワットさんの素晴らしいメッセージを、日本中、世界中に広げたい。文屋に送金して買った本を、全国でたいへんな想いで暮らしている人たちに、寄付してください」

「本を購入するだけでなく、他の人に贈りたい」。これほど嬉しいお便りはありません。その後「寄付本プロジェクト」を通し、文屋は15,000冊以上の本を国内外の子どもたちにとどけてきました。

絵本『おやすみルーシー』の作者・新妻耕太さんもまた、子どもたちに絵本をとどけたいと考えていました。そのことが、新妻さんご夫婦と文屋を結びつけるきっかけのひとつとなったのです。

文屋は先般、地元・小布施町ご出身の高澤信行さん(東京小布施会会長)と共同して、この絵本を小布施町の子どもたちにプレゼントしました。

保育所、幼稚園、小学校と中学校のすべての学級と、町立図書館へ、合わせて60冊の寄贈です。そのことは、地元紙「須坂新聞」に掲載されました。

その記事を読んだ文屋の読者・羽生田義夫さん(須坂市高梨)が、なんと絵本を100冊購入して、須坂市教育委員会に寄贈してくださったのです。

「わたしも地元の子どもたちに役に立ちたい」と。

「寄付本プロジェクト」は、読者さまの思いやりが生んだ企画でした。そして今回また思いやりの輪が広がり、さらに多くの子どもたちに絵本がとどいたのです。

感染症対策には、まず自分自身の予防と養生が大事です。

そして、私たちは社会のなかで生きています。一人ひとりが相手を思いやることが、感染症の蔓延を防ぐために大きな力を発揮するのではないでしょうか。

これまでのみなさまからのご支援すべてに、あらためて心から感謝いたします。

今後も読者のみなさまが、地元の保育所や幼稚園、小学校などに一冊でもこの絵本を贈っていただければ、これほど嬉しいことはありません。

思いやりの輪が広がることで、私たちはきっとウイルスとの闘いに勝てると信じています。

イオンモール幕張新都心・ファミリーモール・未来屋書店前で、9月16日から24日まで
絵本『おやすみルーシー~ウイルスがやってきた』の原画展を開催します。

また9月1日より月末まで、絵本を未来屋書店の店頭で販売いたします。

お近くの方はぜひ、足をお運びください。

絵本のご購入はこちらからどうぞ。

https://www.e-denen.net/cms_book.php?_id=47

2021年8月12日

コロナとの闘いに必要なのは、予防と養生――免疫絵本『おやすみルーシー~ウイルスがやってきた』

新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化してから、2度目の夏。今年も猛暑のなかでもマスクが欠かせず、熱中症と感染症の両方の対策に気が休まらない毎日です。

一般にはウイルスの活動が弱まるはずの高温多湿の季節でも、感染症の拡大は収まりません。

そして新型コロナウイルスの変異株も、相次いで発生しています。唯一の対策といわれるワクチン接種が進んでも、感染者数は増減を繰り返しています。

先の見えない状況のなかで、情報ばかりがあふれている・・。でもそこに明確な答えはなく、ただ不安だけが増していくような気がします。

そんないま、文屋がみなさまにとどけたいのが、絵本『おやすみルーシー~ウイルスがやってきた』です。

この本は、私たちの体の免疫機能がウイルスにどう立ち向かうのかを、大人にも子どもにもわかりやすく伝える絵本です。

作者である免疫学者の新妻耕太とルーシーさんご夫妻は、免疫細胞の働きを多くの人に少しでもわかりやすく伝えるために、これまで発信をつづけてきました。

You Tube「専門用語無しでウイルスを学ぶ動画」や、書籍『Dr. 新妻免疫塾 正しく知る!ウイルス感染と免疫の基礎』(東京図書)など、一般の人にもわかりやすい説明が評判になっています。

そんな新妻耕太さんとルーシーさんが、幼い子どもにもわかるようにと制作した絵本がこの『おやすみルーシー』。あとがきで、こう語っています。

免疫とは、病原体から私たちの体を守る防衛システムで、目に見えないほど小さな免疫細胞たちによって支えられています。一つひとつの免疫細胞が環境の変化を察知して、お互いにコミュニケーションをとりながら協調して働きます。私たち研究者は、彼らがどんな話をして、どんなしくみで動いているのかを知りたくて、日々研究を続けています。

新妻耕太さんとルーシーさんは、体のなかで働きの異なる免疫細胞たちは、ひとつのチームと考えています。それぞれが自分たちの役割を果たし、協力することで大きな力となることを、私たちに教えてくれるのです。

絵本のなかでは、ルーシーという名の女の子が夢の中で自分の体を旅しながら、その様子が描かれています。免疫細胞に見立てた仲間たちと協力して、ウイルスと闘うストーリーです。

そして最後に、宿主である私たちが免疫細胞の働きを高めるためにできることは、予防と養生だということを伝えてくれるのです。

新型コロナを取り巻く状況は、この1年で変化しました。

2020年秋ごろから、相次いで新たな変異株が発見されています。最近、日本で急激に感染者が増えているのが、インドで発生した「デルタ株」。これまでの変異株より感染率、重症化率ともに高くなる可能性が指摘されています。

その一方でワクチン接種が進み、65歳以上の人口の81.4%、全人口の32.7%がワクチンを2回摂取しています(8月8日時点)。高齢者の感染率は目に見えて減っているものの、ワクチンに関しては、多くの人が発熱や倦怠感などの副反応を経験しています。

刻々と変わる状況や、その背景を知ることは大事です。でも、こうした情報を伝えるマスコミの発信は、読み手の感情をあおるようなものが多いことも事実です。

大人が不安になれば、子どもはもっと不安になります。私たち大人がまず冷静になるために、自分の体には本来、ウイルスと闘う力があること。その力を高めるためには、予防と養生が大切であると知ることが必要なのではないでしょうか。

忽那賢志先生(2021年7月より大阪大学医学部教授)は、正しい情報を伝えることに強い使命感を持つ医療者のひとりです。事実を客観的にわかりやすく伝え、現実的な対策を教えてくれる、いまもっとも信頼されるコロナ情報発信者でしょう。

そんな忽那先生も、絵本『おやすみルーシー~ウイルスがやってきた』を推薦してくださっています。

子どもたちが新型コロナや免疫について知り、考えるために、とてもだいじな教材です。すべての子どもたちにおすすめします!(感染症専門医・忽那賢志)

忽那賢志先生はご自身の記事の発信で、いつも最後に「手洗い啓発ポスター」を掲載しています。どんな人にも効果があるのは、やはり予防と養生であることは間違いありません。

自分と周りの人たちを守るために何ができるか、絵本を通してもう一度、親子で話してみませんか。

絵本『おやすみルーシー~ウイルスがやってきた』のご購入はこちらからどうぞ。

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2021年6月7日

『はたらく細胞』ファンにも読んでほしい免疫絵本『おやすみルーシー』――みなさまのご支援に感謝をこめて

4月25日に文屋が出版した絵本『おやすみルーシー~ウイルスがやってきた!』。発売から1か月半になりますが、おかげさまでとてもご好評をいただいています。

この本は「免疫絵本」。主人公ルーシーが夢の中でウイルスと一緒に自分の体に入り、免疫細胞「まっくん」や「ティービーきょうだい」を助けて体を守ろうとします。

子どもに親しみやすいキャラクターの活躍で、人の体が感染症にどう立ち向かうのかをわかりやすく伝える物語です。

ところで、最近『はたらく細胞』というマンガが話題となっていますね。人の体の中で実際にはたらく細胞を擬人化したストーリーで、すでにアニメ化もされて人気を集めています。

宅急便の配達員のように酸素や栄養をはこぶ赤血球や、侵入者を容赦なく切りつける警備部隊の白血球など。さまざまな細胞の機能が、人の職業や技能として表現され、年中無休ではたらく細胞たちの日常がえがかれています。

マンガ『はたらく細胞』シリーズは、すでに大ベストセラーに。テレビアニメも大人気で、続編や特別編などが次々とつくられています。

生物学の話は、子どもたちには近づきがたいもの。でも、マンガやアニメに登場するキャラクターとなれば、ぐっと身近な存在になります。


敵と闘うハラハラドキドキのストーリーが、いまこの瞬間も自分の体内で繰り広げられているかもしれない。そんな想像を掻きたてることで、免疫細胞のはたらきに興味をもつ子どもはきっと増えていくでしょう。

『はたらく細胞』のテーマは、絵本『おやすみルーシー』にも共通します。幼い子どものためのストーリー編と、そのストーリーの背景にある免疫機能をわかりやすく説明したルポ編があることも、この絵本の特徴です。

『はたらく細胞』ファンの方々も、きっと楽しんでいただけることでしょう。

この絵本は、免疫学者である新妻耕太さんとルーシーさんご夫婦が、新型コロナウイルス感染症への不安に駆られる子どもたちのために制作しました。

 

そしてお二人は、この絵本を全国の児童養護施設、こども病院(小児専門病院)で暮らす子どもたちにも届けたいと考えたのです。

その想いから、新妻耕太さんとルーシーさん、そしてお二人に賛同する文屋・木下豊もふくむ制作チームが、クラウドファンディングにてプロジェクトを展開しました。

2021年2月13日から4月30日までご支援を募ったところ、想定以上のご協力をいただくことができました。

このプロジェクトは、開始後9時間で当初の目標150万円を達成し、第二の目標500万円を設定しました。そして最終日までに、638人の方々から総額5,177,000円のご支援をいただくことができたのです。

当初の目標に対して345%の達成率で、約2000冊の寄贈が可能となりました。児童相談所(一時保護所)や、希望する幼稚園・保育所・小児科等へも絵本を届けられることになったのです。

こんなにも多くの方々からご評価いただいたことは、新妻耕太さんとルーシーさんへの信頼と、その想いに対する共感の輪が大きく広がった結果でしょう。

6月初旬、文屋より絵本の寄贈が開始しており、すでに喜びの声がとどいております。

この場を借りまして、多くの方々からご支援いただきましたことを、厚く御礼申し上げます。

本プロジェクトについて、引き続き下記サイトからご覧いただけます。

https://readyfor.jp/projects/OyasumiLucy

未知の新型コロナウイルスが、感染症の蔓延を引き起こしてから約1年半。ようやくコロナワクチンも普及しはじめましたが、まだまだ日常は戻ってきません。

ワクチン接種に関しても、一部では懸念があるようです。ワクチンによってつくられる体内免疫より、副作用への不安の方が広がっているのです。

新妻耕太さんとルーシーさんは、私たちの体はウイルスにただ攻撃されるだけの弱い存在ではないことを、絵本『おやすみルーシー』をとおして伝えてくれました。

侵入してきたウイルスと闘うために、人の体には免疫細胞という強い味方がいます。

大人にも子どもにも、そのことを納得させてくれる絵本『おやすみルーシー~ウイルスがやってきた』。コロナ禍がつづくいま、ひとりでも多くの方にお読みいただきたいと思います。
 

ご購入はこちらからどうぞ。

https://www.e-denen.net/cms_book.php?_id=47

2021年4月22日

親や先生も、ウイルスや免疫のことがわかる――絵本「おやすみルーシー」は、子どもへの「読み語り」に役立つルポ編付き

ゴールデンウイークも間近ですね。コロナ禍が続き、連休は家で過ごすご家庭も多いことでしょう。

小学生の息子がいるわが家も同じです。最近は図書館で本を借り、家で読む機会がずいぶん増えました。

親や先生が子どもに本を読んで聞かせることを、「読み聞かせ」と言いますよね。でも、一生懸命「聞かせ」ようとすると、なかなか上手くいきません。

子どもが本当にワクワクするのは、大人も本の内容に興味を持っているときだからです。

一方的に「聞かせる」のではなく、かかわりながら「語る」こと。こうした意識から、あえて「読み語り」ということがあるようです。(※この背景について、ぜひ文末にリンクする「文屋だより」をご一読ください。)

「読み語り」の心を大切にしている文屋では、4月25日に新たに絵本「おやすみルーシー~ウイルスがやってきた」を発売します。

新型コロナウイルス感染症は、依然として広がり続けています。この絵本はご家庭、幼稚園や保育園、もしくは学校教育の場で、ぜひ「読み語り」してほしい一冊です。

絵本の作者は、免疫学者のご夫婦である新妻耕太さんとルーシーさん。一般の人々にも科学リテラシーを養ってほしいという想いから、ウイルスや免疫に関する情報発信を続けてきました。

そして「幼い子どもたちも、情報を得ることにおいて仲間外れにしたくない」と考え、この絵本をつくったのです。

絵本には2つのパートがあります。主人公ルーシーが仲間と一緒にウイルスとたたかうストーリー。そして、その背景にある体内の免疫システムを解説するルポ編です。

子どもたちには、ドキドキワクワクする冒険のストーリーを。そして「読み語る」大人には、生物学の知識を知り、子どもにも説明できる解説が役立ちます。

この両方に、親しみやすさと科学的正確さへのこだわりがつまっています。

「細胞は1つから2つ、2つから4つと分かれるようにして倍々で増えます(細胞分裂)。もう一度絵本を読みかえして分裂途中の細胞を探してみましょう!」(ルポ編より抜粋)

色鮮やかでかわいらしい挿し絵にも、実は科学知識を養う工夫がいっぱい。ルポ編を読めば、ストーリーを読み返してもっと体内の不思議を探りたくなるにちがいありません。

実はこれまで文屋が出版してきた絵本の多くにも、ルポ編が添えられています。

「読み聞かせ」で教え育てることから、「読み語り」で共に育つかかわりづくりへ。文屋はその可能性を、「ルポ絵本」という新たなジャンルに見出しました。

そして「寄付本プロジェクト」を展開し、これまでに国内外の子どもたちに15,000冊以上の本をとどけてきました。

児童養護施設や、東日本大震災の被災地である福島県の小中学校や公共図書館をはじめ、多くの施設に本を通じて想いを伝えてきたのです。

こうした活動が新妻夫妻の想いと共鳴したことが、この絵本を文屋から出版するきっかけのひとつとなりました。

「おやすみルーシー」の制作チームも、子ども関連施設に絵本をとどけるプロジェクトを展開中です。すでに想定を超える多くの方々から、ご支援いただいています。

自分の体ってすごいんだ!今こそ、免疫の不思議を絵本で子どもたちに!

このプロジェクトを応援するひとり、小児科医の堀向 健太さん(東京慈恵会医科大学葛飾医療センター)は、次のように話しています。

 このストーリーを読んでいて、子どもたちに、ウイルスとどのように向かい合えばいいのかを十分に伝えてこなかったことに思い当たりました。この絵本を通じて子どもたちが、自分の体の中で頑張っている細胞たちを愛おしく思えるようになってくれることを願っています。

 

大人も子どもも共に学び、共に育つ機会をつくる絵本「おやすみルーシー~ウイルスがやってきた」は、まもなくの発売です。ぜひお手にとってご覧ください。

 

5/1追記)

2021/2/13~4/30まで展開した本プロジェクトは、638人の方々から総額5,177,000円のご支援をいただき、345%の達成率となりました。多くの方々からこの絵本を評価いただき、著者への信頼と、その想いに共感いただいた結果と思います。

https://readyfor.jp/projects/OyasumiLucy

 

絵本「おやすみルーシー~ウイルスがやってきた」は4/25に発売後も、Amazonなどで高い評価をいただいています。

ご購入はこちらからどうぞ。

https://www.e-denen.net/cms_book.php?_id=47

 

※「文屋だより」Vol.747 教育の「読みきかせ」から共育の「読みかたり」へ

https://www.e-denen.net/cms_mailmag.php?_id=737

2021年4月15日

世界中の子どもたちにウイルスと免疫のことを知ってほしい――絵本「おやすみルーシー」は、日本語と英語を併記

新型コロナウイルスが最初に発症してから、1年半になろうとしています。

2019年12月に中国武漢省で症例が発生してから、このウイルスは世界中に感染を拡大させました。世界のだれもが当事者となる、未曾有のパンデミックを引き起こしたのです。

コロナは国境を超えて、人々を感染症の問題に向き合わせました。

この逆境を生き抜くために、大人だけでなく子どもたちにも必要な知識をとどけたい。その想いをこめ、文屋は4月25日に絵本「おやすみルーシー~ウイルスがやってきた」を発売します。

この物語の主人公ルーシーは、夢の中でウイルスといっしょに自分の体に入ります。

そこで出会うのが、体に入ってきた異物を食べるマクロファージ“まっくん”。そして、ウイルスとたたかうことができるT細胞とB細胞“ティービーきょうだい”。

絵本を読むことで、子どもたちはルーシーになり、体内の免疫システムの働きを実感することができるのです。

絵本にはストーリー編に加えて、専門家でなくてもわかるやさしい言葉で説明されたルポ編があります。読み語る大人の知識にもなり、それを子どもにも教えられるように工夫されています。

この絵本の作者である新妻耕太さんと妻のルーシーさんは、スタンフォード大学で研究する免疫学者です。

かつて高校の理科教員を志望していた新妻さんと、上海出身のルーシーさん。この本を通して、世界中の子どもたちにウイルスや免疫細胞のことを知ってもらいたい、と強く願っています。

その想いから絵本全編に、日本語だけでなく英語も併記しています。正確でわかりやすい英訳をめざし、翻訳者と複数の協力者がチェックを重ねました。

英語の併記は、世界で出版するための第一歩です。この想いは、新妻さんご夫婦と文屋を結びつけるものでもありました。

文屋のモットーは、”In and from Obuse”。拠点である信州小布施から世界に向けて発信しています。

これまでも「Pot with the Hole 穴のあいた桶」を、英語版をはじめ22か国で翻訳出版しました。

新妻さんが文屋を知り、お互いにその想いを共有したことが、この絵本制作の実現につながったのです。

絵本「おやすみルーシー~ウイルスがやってきた」は、すでに米国での出版計画が進んでいます。また中国での出版は、より早く実現する段階にあります。

未知のウイルスに対しては、先進国であってもなす術がありません。私たちは自分を守るために、他人との接触の影響や自分の体のしくみを知る必要があります。

一般の人々であっても、社会で生きる上で最低限の科学的知識を身につけること。「科学リテラシー」は、いま日本だけでなく世界中で求められています。

 

元陸上選手の為末大さん(Deportare Partners代表)も、次のようなメッセージを寄せています。

 科学の世界はどんどん進んでいきますが、それを追いかける私たち一般の人間の知識は頑張ってもなかなか追いつくことができません。こうして科学の世界の知識をわかりやすい形で正しく伝えてもらうことは人類にとって本当に有益なことだと思います。

 

国境を超え、親子で、もしくは教育現場で、この絵本が科学リテラシーを養うために活用されることを、制作チームは願っています。

日本語と英語を併記する絵本「おやすみルーシー~ウイルスがやってきた」は、まもなくの発売です。

 

この絵本を、全国の児童養護施設とこども病院(小児専門病院)へ寄贈するプロジェクトを展開しています。

当初の目標はすでに達成され、さらに児童相談所(一時保護所)や、寄贈を希望する幼稚園・保育所・小児科などにも絵本をとどけるネクストゴールを設定中です。

自分の体ってすごいんだ!今こそ、免疫の不思議を絵本で子どもたちに!

 

5/1追記)

2021/2/13~4/30まで展開した本プロジェクトは、638人の方々から総額5,177,000円のご支援をいただき、345%の達成率となりました。多くの方々からこの絵本を評価いただき、著者への信頼と、その想いに共感いただいた結果と思います。

https://readyfor.jp/projects/OyasumiLucy

 

絵本「おやすみルーシー~ウイルスがやってきた」は4/25に発売後も、Amazonなどで高い評価をいただいています。

ご購入はこちらからどうぞ。

https://www.e-denen.net/cms_book.php?_id=47

 

2021年4月8日

コロナ禍を生きる子どもたちに、ウイルスと免疫の知識を――絵本「おやすみルーシー」の親しみやすさと科学的正確さ

入園、入学、もしくは進級とステップアップする新学期が始まります。

いま教育現場では、コロナ禍でも子どもたちの成長を止めないよう、通常以上の工夫や努力が求められています。

例えば感染症対策として、マスク着用やソーシャルディスタンスをとることが必要です。でもその影響で相手の表情がわからず、触れ合うことも制限されます。それが子どもの心の発達に影響を及ぼす、という指摘もあるのです。

特に幼い子を相手にする保育園や幼稚園、学校の先生たちは苦労が絶えないでしょう。でも子どもたちの情緒を育むために、できることはあります。

さまざまな絵本の読み語りも、そのひとつ。表情豊かなキャラクターたちが織り成すストーリーは、読み手と聞き手の間に感性豊かなコミュニケーションをうながします。

文屋が4月25日に発売する「おやすみルーシー~ウイルスがやってきた」も、ぜひ教育現場で活用していただきたい絵本です。

この絵本には、ウイルスや免疫細胞の働きについて知ってもらうためのさまざまな工夫がなされています。

作者の新妻耕太さんとルーシーさんご夫婦は、免疫学者です。ウイルスや免疫の専門知識をもち、それを小さな子どもたちにも伝えたいという強い使命感からこの本をつくりました。

お二人が特に意識したのは、子どもたちにも伝わる「親しみやすさ」と、研究者として伝えるべき「科学的正確さ」の両立。そこに共感したメンバーが、絵本制作をサポートしてきました。

作画を担当する こまちだたまお さんは、画家であり、表現する喜びを伝える教育活動家でもあります。絵本のなかで描かれるのは、色彩豊かなやさしい絵。その一方で、新妻さん夫妻と綿密に打ち合わせ、ウイルスやヒトの体内細胞、血管やリンパ管などの特徴をしっかりと模しています。

子どもたちを怖がらせることなく、正確な知識を伝える作画は、専門家たちをも唸らせるでしょう。

絵本の文章表現にも、工夫がいっぱいです。ウイルスの大増殖という緊急事態を知らせる「花火の打ち上げ」、ルーシーが見つけたウイルスとたたかうことができる細胞「ティービーきょうだい」。

子どもたちの想像力をかきたて、科学の不思議を味わう言葉があふれています。

こうした言葉を紡ぎだした協力者は、幼稚園教諭免許も持つ現役小学校教諭のCHINAMIさん。そして、育児支援や企業コンサルティング、ナレーションなど幅広い分野で活躍する新妻久美子さんです。

さらに、子どもたちの免疫教育に力を入れる髙岡晃教教授(北海道大学 分子生体防御分野)は、絵本巻末のルポ編でコラムを書いて応援しています。

多彩なメンバーによる制作プロジェクトを編集者として支えたのが、文屋の木下豊です。米国西海岸、千葉、長野をつなぐオンライン編集会議を何度も重ね、ついに絵本が完成しました。

医師の稲葉可奈子さん(みんパピ!みんなで知ろうHPVプロジェクト代表)も、こんなメッセージを寄せています。

 私が産婦人科医として、母として、子どもたちに知ってもらいたいことがあります。それは、私たちの命が、体が、いかに素晴らしいものであるかということ。知れば知るほど、自分の体がいとおしくなるはず。漠然とした不安が世の中に蔓延しているコロナ禍の今だからこそ、子どもたちにも、そしてお父さんお母さんたちにも、体の素晴らしさを知ってもらいたい。

 この絵本は、そんな私たちの体の強さを、やさしく教えてくれます。そして、「科学情報から誰一人仲間外れにしたくない」というこのプロジェクトの理念に、心より賛同します。誰もが自分の体を大切に思える社会に。このプロジェクトを心より応援します。

コロナの逆境を、科学リテラシーを養う機会へと変える教育絵本「おやすみルーシー~ウイルスがやってきた」。ぜひ、教育現場での活用をご検討ください。

 

両親と一緒に暮らすことができない子どもたちが過ごす児童養護施設をはじめ、全国の子ども関連施設にこの絵本をとどけるプロジェクトを展開中です。

自分の体ってすごいんだ!今こそ、免疫の不思議を絵本で子どもたちに!

 

5/1追記)

2021/2/13~4/30まで展開した本プロジェクトは、638人の方々から総額5,177,000円のご支援をいただき、345%の達成率となりました。多くの方々からこの絵本を評価いただき、著者への信頼と、その想いに共感いただいた結果と思います。

https://readyfor.jp/projects/OyasumiLucy

 

絵本「おやすみルーシー~ウイルスがやってきた」は4/25に発売後も、Amazonなどで高い評価をいただいています。

ご購入はこちらからどうぞ。

https://www.e-denen.net/cms_book.php?_id=47

 

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