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2022年4月28日

リーダーはいかに夢やビジョンを伝えるか――オンライン通信講座「塚越寛さんに学ぶ年輪経営の極意」⑮

明日からゴールデンウィークです。

新年度が始まり、この1か月はこれからの会社の方向性を確認する機会が多かったことでしょう。経営者のみなさまは、いま会社の未来をどう考え、それをどう伝えていますか。

リーダーが思い描く夢やビジョンは、会社の成長と発展に不可欠です。でも一歩まちがえると、単なる「絵に描いた餅」になってしまいます。

経営者はいかに自分の思い、夢やビジョンを社員に伝えていけばいいのか――。

文屋より配信中のオンラインセミナー「塚越寛さんに学ぶ年輪経営の極意」でご一緒に考えてみましょう。

このセミナーの学びの題材は、「かんてんぱぱ」で知られる伊那食品工業の最高顧問、塚越寛さんのインタビュー映像です。塚越さんは「伝える」ことについて、こう語っています。

会社全体のなかで、聞いている社員たちの理解のレベルは同等ではありません。よく知らしめるためには、まず全体を頭にイメージして、聞いている人はどの範囲かということを考える必要があります。(中略)本当の目的は「みんなにわかってもらうこと」ですから、私はなるべく横文字は使わないんです。(塚越寛さん)

最近では経営にかんする知識や情報があふれ、ビジネスの現場でさまざまな横文字、アルファベットやカタカナ語が使われます。ただ会話で使う場合は配慮が必要です。

インタビュアーである「人と経営研究所」の大久保寛司さんは、塚越さんの言葉にうなずきます。

ある横文字の言葉について説明を求めると、3人いれば3人違うことを言うんです。ということは、同じ言葉を使っていても、全然コミュニケーションがとれていないわけです。それでは、お互いに言いたいことも伝わりようがありません。(大久保寛司さん)

伝える言葉を選ぶとき、流行りや恰好よさなどではなく、その言葉を自分がいかに理解し、相手と共有できるかを考えることが大事だと気づかされます。

そして、そもそも経営者が自分の思い、夢やビジョンを考えることにおいても、このことは本質です。

リーダーが「絶対に実現する」という信念を持ち、具体的かつ鮮明なゴールが見据え、借りものとは違う自分の言葉で語れること。それがあってはじめて、社員たちとともに目指す未来の姿になりうるのです。

このセミナーでは、さらに「人とホスピタリティ研究所」の高野登さんが、塚越寛さんのインタビュー映像を読み解きます。

高野さんは塚越さんのビジョンを世界有数のリーダーたちと共通するものとして、こんなお話をしています。

ウォルト・ディズニー氏は、米国のフロリダにあるウォルト・ディズニー・ワールドの完成を待たずに亡くなりました。開業時のインタビューで「ウォルトはこの素晴らしい施設を見れず、残念でしたね」と問われたディズニー氏の妻は、「いえ、最初から夫にはこの風景が見えていました」と答えたそうです。これがビジョンの力です。(高野登さん)

塚越寛さんもまた、伊那食品工業の経営において「人と社会の幸せ」を目的としてきました。社是「いい会社をつくりましょう」を掲げたときからきっと、いまの会社の姿が見えていたはずです。

そして塚越さんは、この社是やそこに込められた思いを、あらゆる場で伝えてきました。周りにいる人に、それこそトイレでも、会った社員に話しかけるそうです。

全社員に直接伝える場も大切にしており、伊那食品工業は会社が貧しかったころからずっと、全員が一堂に集まれるスペースを確保してきました。また社員たちは、名刺サイズの社是カードを携帯し、毎日の仕事のなかでそれを確認します。

築き上げた会社の価値を維持するためにも、伝え続けること、そして社員たちが語り合うことを大切にしています。

夢やビジョンを「伝える」ことの原点は、経営者自身がその思いに夢中になれるかどうかです。

心から出た言葉、魂からの叫びにしか相手の心は動かないことは、あらゆることにおける真理でしょう――。

高野登さんのこの一言が、まさに「伝える」ことの真髄です。

高野さんはこの後も、ビジョンによって創り上げられる会社のブランドについて興味深い話を続けています。

「かんてんぱぱ」や「ホスピタリティ」というカテゴリ―は何を意味するのか。続きはぜひ、オンラインセミナーでお楽しみください。

【末広がりの年輪経営プロジェクト】
ビジネス・オンラインスクール「塚越寛さんに学ぶ年輪経営の極意」

https://www.e-denen.net/cms_bunyaza_school_01.php
 

塚越寛さんが推薦する絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』出版記念ビジネスセミナーが、早春の「かんてんぱぱガーデン」を臨む伊那食品工業本社セミナールームで行われました。
映像のご購入は、こちらから。

https://www.e-denen.net/cms_bunyaza_school_04.php

絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』のご購入は、こちらから。

文屋サイト https://www.e-denen.net/cms_kifubon.php
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