文屋

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2021年8月26日

国歌『君が代(きみがよ)』は世界に誇るラブソング―――絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』

東京オリンピックが終わり、いよいよパラリンピックも始まりました。

コロナ禍での開催により、さまざまな意見があるのは事実です。それでもやはり、世界最高峰のパフォーマンスには、感動を覚えずにはいられません。

そして表彰式で見せる選手たちの輝かしい笑顔は、私たちに勇気と力をあたえてくれるような気がします。

さまざまな国を代表する選手たちの栄誉を称える表彰式で、日本の、そして世界の国歌を耳にする機会も多いですね。

パラリンピックの開会式では、全盲の音大生シンガー・ソングライターである佐藤ひらりさんが国歌『君が代(きみがよ)』を歌いました。

また、オリンピックの開会式ではMISIAさんが、閉会式では宝塚歌劇団のみなさんが歌ったことでも、話題になっていますね。(MISIAさんは先日のFUJI ROCKでも披露し、反響が広がっています。)

そんないま、あらためて、私たちの国歌『君が代』のことを考えてみませんか。

文屋は7月に、絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』を出版いたしました。

世界の国歌を紐解いてみると、国の栄誉を称えるもの、大自然を賛美するもの、自由を祝福するものなど、そこにさまざまな意味がこめられていることがわかります。

では、日本の国歌『君が代』にはどんな意味があるのでしょう。

この歌の意味を、「天皇陛下の御代が永続することを祈る歌」と考えている人は多いと思います。

でも『君が代』の本歌は、じつは遠い昔、平安時代に生きたある人物が、愛する人に贈った和歌のラブソングでした。

絵本『ちよにやちよに』を開くと、この和歌を受け継いできた先人たちの心に触れることができます。

わがきみは ちよにやちよに
さざれいしの いわおとなりて こけのむすまで


たいせつな あなた
あなたの いのちが いつまでも いつまでも
永く つづきますように

当初、歌い始めを「わが君は」としていたこの和歌は、ただひとり、大切に想う相手の末永くつづく健康と幸せを祈る歌だったのです。

無償の愛を伝える、まさに究極のラブソングです。

世界一短い歌詞で、子どもでも歌うことができる国歌『君が代』。でもこの歌が平安時代から歌い継がれてきたことはもちろん、その本来の意味はあまり知られていません。

そして、その意味を知ると多くの人がとても驚きます。

文屋の大切な読者さまである、マーケターの平賀敦巳さんもそのひとり。絵本『ちよにやちよに』を読み、こんなメッセージをくださいました。

日本の国歌である『君が代』のことを、もっと真面目に勉強しておくべきだったと痛感させられる。
全国民必読の書にして欲しい。


作者の白駒妃登美(しらこまひとみ)さん、そして制作チームの想いを、読者の方が言葉にしてくださったのです。

平賀さんはご自身のnoteにて、こんな発信もしてくださっています。

―――――――

「君が代=愛の歌」

そんな話を学校で習った人がどれくらいいるであろうか?
少なくとも私は記憶にない。

そのように教えてくれたのかもしれないが、
全く私の心に響く説明ではなかったのだ、残念ながら。

他の国歌は、威勢の良いものが多いのに比べて、
日本の国歌はとても地味。

「なんか退屈だよね」
「超地味だよね」

そんな評価しかしていなかった
自分の幼少時代を振り返るのがとても恥ずかしい。

確かに地味かもしれないが、
その内容は刮目(かつもく)に値するのだ。

「君」とは、君主、つまりは天皇のことだと思っている人が
かなり多いと思われる。

私もそうだった。

しかし、実はさにあらず。

夫婦、恋人など、親愛なる者同士における
相手に対する呼び名なのだ。

(全文はこちらから→https://note.com/pingdun/n/n4faf98f3d137
―――――――

きっと日本人の大多数は、平賀さんと同じではないでしょうか。

『君が代』は私たちが思うより、ずっと身近な人に向けて歌われていたのです。

長寿としあわせ、お祝い、よろこび、愛・・・。日常のなかで歌われる、相手を想う気持ちにあふれた和やかで美しいラブソング。それが、『君が代』の本来の意味なのです。

平安時代、自由に会うことの許されなかった男女が、短い詩に想いを込めて贈ったのが和歌でした。

自由に会うことが許されない・・。まるで、コロナ禍のいまのようですね。

会えないからこそ、お互いの存在の大切さを知り、ただ元気でいることがどれほどしあわせなことか、その気持ちを実感できるときです。

この夏、選手たちを称える表彰式で国歌を聴くとき、ぜひ思い出してください。

この歌が「和」を大切にしてきたこの日本で生まれた、世界に誇るラブソングであることを。

吉澤みかさんが描く絵本の美しい原画から、ポストカードを制作しました。

https://e-denen.net/cms_hagaki.php

絵本『ちよにやちよに~愛のうた きみがよの旅』を、国内外の子どもたちに贈る「寄付本プロジェクト」を展開中です。こちらから、絵本の購入もできます。

https://www.e-denen.net/cms_kifubon.php

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