文屋

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2002年11月17日

出陣に憂いなし、ということ

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今日はいい天気。朝、先輩の牧野富士男さんから電話。「午後のPTAコーラスに出るように」。「はい」と素直に答えたものの、課題曲二曲のうち「瑠璃色の地球」は練習してありましたが、「名づけられた葉」はぶっつけ本番。CDを聴いて臨みました。
写真は、約40名で歌いおえてホールの前で、先生方と(左がわたくし)。

「出陣に憂(うれ)いなし」とは松岡正剛さんのポスターに添えられている言葉。
ことにあたっては、あらゆることを想定して、参加者や主賓のことをおもいやり、120%の準備をする。いくら想像を豊かにしても、かならず30%はそのときにならないとわからない要素が残る。120%の用意をしておけば、ときに臨んで、あわてて対応するのではなく、編集を楽しむことができる。編集が首尾よく運べば、思いもよらない成果を受けとることになる。
松岡さんと事務所のみなさんと一緒に過ごす機会に恵まれたこの秋、学んだことです。

冬が始まりましたね。オリオン座が夕方に空に見えます。
そこで今日の一句。「くちびるの赤き思ひ出オリオン座」。

2002年11月16日

北の花飾人は熱かった!

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午後2時40分、札幌発松本行きのJAS便は、快晴の松本平にぶじ着陸。車で自宅に戻りました。
写真は15日午後の講演の様子です。北海道石狩支庁主催の「石狩地域オープンガーデンネットワーク第3回交流会」。
60名ほどの庭主が集まりました。「花飾人」と呼ぶのだそうです。短い春から秋の期間に、大きな喜びを表現するかのように花を育て、飾り、愛(め)であう。熱いみなさんでした。花への想い、花好きの人と語り合いたいという願いが、伝わってきました。
わたくしは、小布施もまちづくりの歴史や理念を「美日常」の視点から語り、小布施のオープンガーデンの課題を語りました。

今日の一句。「開拓の汗にじむ地の寒椿」

2002年11月15日

赤れんが庁舎、行ってきました

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15日、札幌は粉雪でした。オープンガーデンの講演が昼過ぎからでしたので、朝、宿の近くの赤れんが庁舎へ。重要文化財に指定されている北海道庁旧本庁舎です。明治21(1888)年に完成したこの建物には250万個ものれんがが使われているのだそうです。
資料室でひとつ発見しました。
庁舎前の広い道路の路面は、けやきの木のブロックが一面に敷き詰められていたのです(写真)。完成したのは大正時代。今も、れんが敷きの路面の下にはこのけやきブロックが埋められているそうです。
小布施の栗の小径には特産の栗の木ブロックが敷かれています。これは散策道。
馬車や自動車が行き交う路面に木のブロックを埋める工法が、北海道で採用されていたことに、新鮮な驚きを覚えました。
歴代の長官や知事が執務した部屋には、大きなのっぽの古時計が。ぜんまいの音をかすかにさせながら、今も元気に時を刻んでいました。

旅、冬、北。ちょっと感傷的ですが、
今日の一句「くもり窓指先でふき冬の街」

2002年11月14日

北海道に行ってきます

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みなさんこんにちは。
今日14日から16日まで2泊3日で、北海道に行ってまいります。
15日に札幌で開かれるオープンガーデンの集まりで、小布施のオープンガーデンについてお話をさせていただくためです。
初めての北海道。楽しんできます。
帰ったら写真と俳句でご報告します。
またご覧ください。
おっと今、部屋の前の庭を、白黒まだらの猫が横ぎりました。
猫の句も詠みたいな。

暖炉があったかです。
そこで今日の一句。「テロの火もこの火もおなじ神無月」

2002年11月13日

玄照寺黄色の参堂でした

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うちのお墓のある玄照寺を訪ねました。150メートルほどある参道には桜の黄色い落ち葉が一面に。曹洞宗の禅寺です。
このお寺の住職さん・葦澤明義様にはいつもお世話になっているのです。お寺の南に広がる5ヘクタールは、「どんぐり千年の森」と名づけられ、どんぐりの木が植えられています。下草刈などの作業がまだ及ばず、管理と美化が課題です。
葦澤住職さんとのことは、また書きますね。

今日の一句。「赤き葉をいけにえにして冬迎ふ」

2002年11月12日

松岡さんに俳号をつけていただきました

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今日からわたくしを「透玄」(とうげん)と呼んでやってください。
9日の深夜、松岡さん、高橋さんを囲んで開かれた句会で、松岡さんにこの俳号をつけていただきました。写真は松岡さんの筆になる「木下 透玄 玄月」。「玄月」は松岡さんの俳号です。そう!玄の字をいただいてしまったのです。
よし!ということで、精進を決意。
編集学校http://www.eel.co.jp/06_editschool/と俳句づくりにしっかり取り組もうと思います。
で、9日の初雪の日に視界を横切ったすずめを詠んでみました。
今日の一句。「初雪や横ひとすじに老すずめ」

2002年11月11日

オブセッションに松岡さんが登場

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栗菓子の小布施堂が毎月開催するオブセッション。今日のゲストは松岡正剛さん。
一年を通じて、一貫した動きが町全体で展開されている小布施になるように、と松岡さんは懇親会のとき、わたくしに語られました。その際、「ロール(役割)とルール(きまり)とツール(道具やてだて)」が必要であること。ルール、なかでもタブー(この日は酒を飲まない、この日は女性を必ずほめる、この日は自動車に乗ってはいけないなど)は人々の心をつなげる役目を果たすのだそうです。
写真は新光電気にお勤めの佐藤寛さんに送っていただきました。
佐藤さん(左)には10年ほど前、新光電気創業者の光延丈喜夫さんの伝記執筆にあたり、担当者として大変お世話になりました。佐藤さんとのことはのちほどくわしく。

今日の一句。「迷ひ雪月のぬくみに融けにけり」

2002年11月10日

松岡正剛さん、晋平さんの童謡を歌う!

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夜間瀬スキー場のホテルセランに一泊した一行は10日、中野市の「美づき」さんにて手打ちの絶品おそばをいただいてから中山晋平記念館へ。そう、あの童謡作曲家のしんぺいさんです。
ゴンドラの唄(吉井勇作詩)「いのち短し、恋せよ、おとめ、朱き唇、あせぬまに、熱き血潮の冷えぬ間に、明日の月日のないものを。」
兎のダンス(野口雨情作詞)「ソソラ ソラ ソラ 兎のダンス タラッタ ラッタラッタ ラッタラッタラッタタ 足で蹴り蹴り ピョッコピョッコ 踊る 耳に鉢巻 ラッタラッタラッタラ」。
みんな、歌っているうちに、胸が熱くなったり、涙をあふれさせたり。
松岡さんの熱唱でした。

今日の一句。「地に眠るセミの子雪の音を聞く」。なんだか小さく弱くて忘れられたものに、気持ちが向いた一日でした。

2002年11月9日

松岡正剛さん+高橋睦郎さん、たくさんの友人と

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編集工学研究所の松岡正剛先生(東京)に公私にわたりお世話になっております。
松岡さんを囲む集まりが小布施で開かれました。全国から40名の友人が集まり、お客様に詩人の高橋睦郎先生(逗子市)を迎えました。
写真は高井鴻山記念館の和室で語り合う松岡さん(左)と高橋さん、友人たち。初雪が舞い、とにかく寒かったのです。
「鄙からの雅」という鍵言葉が出されました。都にいて田舎を見る視線が幅を利かしていますが、小布施のような鄙に居ながら、意識と行動力で都とつながり、志と品格をもって生きる姿勢、と解釈しました。そうありたいもの。

今日の一句。「浮世絵を重ねて白きもみじ山」

2002年11月8日

なかむらじんさんの絵をご紹介します

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なかむらじんさんをごぞんじですか?「中村仁」と書きます。
小布施の隣の須坂市でわたくしとおなじ1959年に生まれ、今は軽井沢の隣の御代田町のカラ松林の中に住んでいます。もちろん家に住んでいます。
わたくしの本のすべては、彼のデザインです。本だけではなく、名刺も多くのパンフレット類も。「じんさん」と呼びます。じんさんはやせています。口の周りにひげを生やしています。それなのに、というか、それだから、というか、彼の描く作品は、すごく力強いです。原初的と評されることもあります。デザイン、絵、版画、ロストワックスとかいう金属工芸をやるかと思えば、最近は「焼き物でゆく」と宣言。数年前に自宅庭に構えた鎌で、器を焼いています。その器たちにも、あの力みなぎる絵柄を描いています。あの皿にカレーを盛ったら、ハウスバーモンドの甘口さえも極辛になってしまうんではないかと思うような、そんな絵です。かと思えば、食べているうちに眠くなってしまうような、ヤギの絵(たぶん自画像、きっとそう)もあったりします。
11月1日から8日には、銀座7丁目の銀座煉瓦画廊にて個展を開催。初の銀座進出をはたしました。あのあこがれの銀座資生堂パーラーのあるビルのすぐ近くの画廊さんです。昨年、「全国、世界の公募展にも応募してゆく」と宣言。ちゃくちゃくと実現させているエライ人です。
その彼の大作が、わたくしの家の、リビングに飾ってあります。これは自慢だよ。たたみ一枚の大きさの紙に、極彩色の「鳥みたいな生き物」が四匹、飛んでます。
写真右下は、ストーブにまきを入れる真風(長男)です。半そでです。熱くなる絵とあっついストーブのお話でした。
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